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「消費とは投票である」enter

私はお買い物大好きな無類の消費家(こんな職業あったら最高だな・・・)だと自負しています。特に食べ物とファッションにはついついお金を払ってしまう。

2018年頃、マイクロプラスチック問題で環境配慮が叫ばれ始めた頃、日本でも”SDGsブーム”(あえてこう呼びます)が巻き起こりました。もれなく私もその流行(=ファッション)っぽい波に乗るべく、SDGsの勉強会に参加してみたところ、その辺りから一気に「環境配慮と消費の関係性」に対する概念が変わりました。

まず、SDGsとは”持続可能な開発目標”と訳されますが、簡単に言うと、

地球に存在する課題のすべてが改善の方向に向かうやり方を考えよう!

ということです。これまでのさまざまな取り組みに比べメッセージ性が高いのは”誰一人取り残さない”という部分でしょうか。右が上がれば左が下がるということではなく、全部がうまく行くようなやり方を「智慧」を使って考えようという究極の理想論です。

ESG投資の高まりなどに会わせて、またなかなか明るいニュースがない中で人類の理想を打ち出した国連にはほんとに頭が上がりません。結果、日本も大手企業がSDGsの旗を振りかざし始めた感じです。それがSDGsがこれまでと最も異なる部分だと思っています。

話を戻して、SDGsに一気に共鳴してしまった私はなにかできることがないかと探し始めます。日本では主に組織レベルでSDGsが広まったこともあり、”仕事で”関わり始めた人も多いのではないでしょうか。私もその一人で、勉強したのは個人的であったものの、実際にその足音が聞こえてきたのは業務上でした。

でも、ある程度大きな規模のビジネス上にあって急にSDGsに舵を切るということは、コストアップや調達量の観点からとてもとても難しい。(この話は別途)

そんな折、スペイン・アメリカに出掛けます。
欧米ではスーパーで買い物をすると

”Do you need Plastic bag?”

と聞かれます。日本人にとってレジ袋と”Plastic"はイコールでないと思います。だから余計にショッキングな質問なのです。ここで始めて「レジ袋をもらうことは環境に負荷をかけているのだ」と実感します。ここでまた一気にギアが入ります。

待っていてもいつになるかわからないから
できることからでもやったほうがいい。

一個人が社会にインパクトを与えることは難しいですが、一般市民が社会に影響を与えられることが2つだけあります。

それは「消費」と「投票」です。

「投票」は自分が支持する候補者を”選択”する行為。「消費」も自分が支持する商品やサービスを”選択”する行為なのです。ただ「価格」や「マーケティングワード」だけで選んでいるのであれば、何もしていないのと同じです。

そんなわけで、今後「消費」活動が今まで以上にリテラシーを求められるようになると思っているし、その未来にむけてのっそり動き出したレポートを綴っていければと思います。

♪素晴らしい取組みをしている小売業2つご紹介♪

・Patagonia provisions(パタゴニアの食品部門)
https://www.patagoniaprovisions.jp/

・allbirds
https://allbirds.jp/

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