スポットワーク求人マッチングアプリの課金制度はおかしくないか?
最近流行りのスキマバイト、いわゆるスポットワークですが、基本的にはスマホアプリを利用した求人マッチングサービスだと理解しています。
『採用~実勤務開始まで0円』がうたい文句で、被雇用者側からは、スキマ時間で好きな場所で面接無しでバイトできる、かなりハードルが低い求人サービスとして、様々な人材サービス会社やIT企業が参入し、2024年10月に実施したパーソル総合研究所のインターネットによる実態調査によると、スポットワーカーの推計人口は452万人、この労働形態で働きたいと考えている人がその3倍の1431万人に上るとしている。
具体的には「シェアフル」とか「タイミー」等ですが、派遣社員ではなく、個人を直接雇用する雇用形態ですので、あくまでも以下の機能を利用する為の料金が掛かると理解しています。
【スポットワーク求人マッチングアプリの主な機能】
・短期アルバイトマッチング機能
・アプリとQRコードを利用した被雇用者のタイムカード機能
・給与支払い機能
・雇用者側の被雇用者評価投稿機能と閲覧機能
・被雇用者側の雇用者評価投稿機能と閲覧機能
ところが、雇用者がこのサービスを利用する場合は、
「時給」×「就業時間」+「交通費」の合計額の20~30%に加えて手数料200円(税抜)を支払わなければならない。
【シェアフルの例】
時給1,200円/3時間稼働/交通費500円/人数1名の場合
日給(1,200円 × 3時間 + 500円)× 30% + 200円(税抜) = 1,230円+ 200円(税抜)
⇒単純に時給換算すると
時給1,200円の人をシェアフルで採用すると、時給換算で1,676円まで上昇する計算になります。
約39%の利用料金を支払う換算になります。
これって、おかしくないですか?
様々な便利な機能を利用させてもらうので、ある程度の高めの利用料金というのは仕方ないと思いますが、なぜ時給×就業時間+交通費に対する従量課金なのでしょうか?
そして更に別途200円(税抜)もかかる。
どう考えても課金根拠がおかしいと思うのですが・・・
サービス、システムの利用料金ですから、1アカウント(1企業?)あたり月額○○円とか、サービス利用回数1回につき○○円が妥当なのではないでしょうか?
極度の人手不足業界につけこんで設定された、妥当性に欠けた料金だと思います。