ADHD生存記 2ーパワハラを受けて

まあ、これまでの人生でパワハラは受けてきたんだと思う。いろいろな職場で幾度となく。

パワハラというものを受けて一番こたえるのが、それを近親者に話した時に
「でも、あなたにも悪いところがあったんじゃないの?」
とか言われることだ。

この「でも」とはなんだろう? 僕の話をまずきちんと聞かず、「あなたにも悪いところがあったんじゃないの?」と言われ、さらにその「悪いところ」とやらは自分で考えなさい、というわけだ。思いつきにしてはずいぶん気の利いた嫌がらせだなと思う。
僕が発達障害だからなのか?

ともかく、自分には何がそんなに気に入らないのか分からない。たぶん、会社の人々には上下関係という身分めいたものがあって、僕はそれを認めようとしない人間に見えるのだろう。
それで何か彼らには僕のあいさつを無視する、僕の質問に答えない、僕の全てを認めない、というときの隠れた言い訳になる。

僕は日本は隠れた身分性社会だと思っている。男女平等が進まないのもそれが原因だろう。日本人は"何か"で上の者と下の者を分けたがり、「下の者は上の者に従う」という秩序を維持したいのだ。もちろん、内心で。
その"何か"はたとえば男女であり、日本人と外国人であり、純日本人と在日朝鮮人やほかの在日外国人、そして健常者と障害者だったりする。
あるいは学歴、職歴、見た目、雰囲気その他のもの……。

まあとにかく僕はそういうのに疲れた。自分が階級のどこにいるかなんて分からないし、それで自分がまずいことを言ったとして、そんなことがいったいなんだっていうんだ?









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