パソコン用のマウスを新調中。あと、US配列キーボードには気をつけろ!

 相変わらず体調が悪い。

 幸いにも連休なので12時間ほど寝まくってやったが、心身共にいまいち。

 これはもう、いったんあきらめてペースダウンした方がよさそうだ。

 今週のしいたけ占いにも「人生の転機とか、これからの展開が開けていくときに、どこかにガタがくる、という時期」と書いてあったので、そういうことなのだと思うことにする。なあに、このくらいのガタなら慣れっこだぜ。

 というわけで、今日はヒキコモリをモリモリと決めこんでいたのだが、前々からガタがきていた(おお、ここでも占いが当たった!)パソコン用のマウスがついに動かなくなったので、半月前に購入しておいた新しいマウスへの移行を行うことにした。

 なぜ、半月前に買ったマウスを今まで放ったらかしにしていたのか?

 それはネ、移行させるのがめんどくさかったからだよォ!!!

 いや、マウスってキーボードとともに、いわば「手の延長」であり、パソコンを使うに際して身体の一部みたいなもんですやんか?

 なもんで、ちゃんとお金と時間をかけて選んで、わりといいやつを買ったんですよ。

 ELECOMの無線式8ボタン静音仕様フルスペックモデルのやつ。ヨドバシカメラで5,470円。マウスとしてはなかなかのものでしょう? ボタンが8つもあるうえ、専用ソフトウェアを用いて多様な設定が可能なシロモノである。

 しかし、それがし生来のものぐさゆえ「あ、これ絶対設定とかめんどくさいやつだ」と思い、半月も放ったらかしにして壊れかけの古いマウスでだましだまししのいでいたのである。おいおい、マウスは身体の一部だったんじゃねぇのかよ?

 とはいえ、そもそも古いマウスの調子が悪いから新しいマウスを買ったわけで、経年劣化で調子が悪くなったものは直らないのが道理。そして、今日がいよいよ年貢の納め時と相成ったわけである。

 やんぬるかな、とばかりに説明書を熟読し、なんとかかんとか使えるレベルの基本的設定が終わるまでにかかった時間が約2時間。そこから8ボタンを活かして各ボタンにショートカットを割り当てる作業の途中までやったところで今日はおしまい。

 めんどくさいのは確かにめんどくさいが、やってしまえばどうということはない。何事においても人生だいたいこんなものよな(だったら半月前にやれよ)。

 ただ、わたしはUS配列かつファンクションキーによる独自操作を用いる高級キーボードを使っているため、一般の日本語配列のキーボードでは使えるショートカットが使えなかったり、キーの組み合わせが異なっていたりする。

 それゆえ、ボタンに割り当てたいショートカットが一部使えなかったりして、今の段階ではマウスの性能をフルに活かせていない。また、マウスの動作がやや敏感すぎて、これにもまだ慣れない。

 まぁ、とはいえ、今使っている特殊で高級なキーボードもしばらく使っていたら完全に馴染んだので、今回導入した普通でそこそこいいマウスもいずれ慣れるであろう。

 最初から完璧を目指すのではなく、使いながらカスタマイズする。その方がきっとよろしかろう。完璧主義、いくない。

 あ、そうそう「特殊で高級なキーボード」と書いたが、これはそういうものをちゃんとわかったうえで買ったのではなくて、無知ゆえにうっかり買ってしまったものだ。ゆえに、自慢とかではない。

 これは、前に使っていたキーボードが経年劣化でオシャカになった際、これまでの経験から「メカニカルキーボードであることは必須で、なおかつできるだけ小さいもの」を求めて店舗に行ったところ「もともとのキー数が少ないうえ、ファンクションキーを駆使することでさらなるコンパクトさを実現!」みたいな謳い文句のキーボードを見つけて「いいじゃん! よくわからないけど!」と思って買ったものだ。

 本当は「ゆーえすはいれつ? なんやこれ?」と、その場でいちおう疑問に思いはしたのだが、キーボード売り場の店員さんがずっと電話をしていて、しかも閉店間際だったため「まあ、なんとかなるやろ」と思って買ったのだが。だがだが。だがだがだが。

 なんとかならなかった。

 えらいことになった。

 OSにもよるが、日本語配列からUS配列に切り替えるにはそもそもパソコンの設定からいじらなければならない。これをやらないとそもそも使えない。キーに印字されたものとは全く別の文字が出力される。泣いた。

 そのうえ「変換キー」など日本語配列キーボードには普通に存在するキーがいくつか消え失せている。今まで当たり前にできていたこと、やっていたことができなくなるし、手癖の修整も余儀なくされる。嗚咽した。

 さらに、ファンクションキーを多用することを前提としている設計なので、今まで使ってきたショートカットの一部が使えなくなった。そして、それに代わるショートカットキーや入力方法を覚えるまでの間、生産性はむしろダダ下がりとなった。慟哭した。

 客を無視して電話していたあの日の店員への呪詛の念がつのりかけたが、どう考えても閉店間際に行ってテキトーな知識で買った自分が悪い。逆恨み、いくない。

 お値段も2万円近かったので(高級でしょう?)投げ捨てるわけにもいかず、血涙を流しながら使う日々が続いた。

 そして、それから数ヶ月。

 慣れた。

 「いいものにこだわっておいてそれかーい」という自分の雑さに呆れるが、良くも悪くも慣れとは強いものだとしみじみ実感した。

 というわけで、このマウスも、使いながらカスタマイズしていけば1ヶ月後には慣れとるやろー、と、楽観的に構えていくことにする。どっしり。

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