2020/01/10(金)第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権 準々決勝を観戦。驚天動地のハイレベルと異常なコスパに震えろ。

 1月9日から1月12日までの4日間、さいたまスーパーアリーナにて「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権」のファイナルラウンド(準々決勝・準決勝・決勝)が開催される。

 今日はその2日目、皇后杯(女子バスケットボール)の準々決勝4試合が開催された。ついさっき、それを現地で観てきた。

 バスケが好きな友人がいるので、彼に便乗する形で去年から観に行きはじめたのだが、この大会、準々決勝のおトク具合が半端じゃない。

 なんと、自由席が500円なのだ。男子女子いずれも500円。500円で4試合見放題。

 たった500円で、日本のトップチーム8組による試合を4試合観ることができるのだ。たまげろ。

 4試合すべて観るとだいたい8時間くらいになるのだが、逆にいうと1試合あたりの観戦料は125円。1時間あたりで換算すると62.5円ということになる。ありえん。日本最高峰のチームによる祭典やぞ。

 「とかいって、どうせ後ろの方の席なんでしょ?」と思ったあなた、違うんだなあ。

 もちろん、指定席などに比べると後ろの方にはなるが、それでもだいたい真ん中あたりの列は余裕で取れる。なぜか?

 お客さんが少ないからだよォ! 席の取り合いが生じないくらいお客さんが少ないから、いい席が取り放題なんだよォ!

 おかしい、日本最高のチームによる祭典やぞ。

 いやまあ、平日に8時間バスケを観に行ける人(しかも準々決勝)とかそうはおらんだろうから、当然の結果ではあるのだが、いやそれにしてもしかし、もうちょっと席埋まってもいいと思う。

 確かにお客さんは現状少ない。だが、1日でトップチームのプレイを8チーム分も観られるというのは、コスパうんぬんを抜きにしてもプライスレスの価値がある。

 現に、去年までド素人さんだった私も2日ぶっ続けで現地で観たことで最低限の「目」と「楽しみ方」がわかってきた。「ド素人」から「にわかファン」に1〜2日でレベルアップできる。すごかろ?

 ドーピング級のバスケットボール体験をシャワーのように浴びることでプレイを観る目が圧倒的速度で養われるこの機会「バスケちょっと興味あるんだけどどこから入ればいいのかなー」という人におすすめです。席が取りやすい今のうちに行っとけ行っとけ。流行ってからでは遅いぞ。

 あ、でも、準々決勝は今日で男女とも終わりです。1月11日は準決勝、1月12日は決勝となるので、その分チケットはお高くなります。もっとも、ならなかったら逆にヤバいわけですが。天皇皇后両陛下の名を戴いた、バスケ日本一を決める由緒ある大会だからね! 詳しくは以下の公式ページをご覧ください。

 https://zennihon2019-20.japanbasketball.jp

 ちなみに、ソフトバンクユーザーならびにYahoo!プレミアム会員の人は「バスケットLIVE」アプリをダウンロードすることで格安or無料で視聴することができます。自分も去年はこのアプリで準決勝と決勝の全試合を観ました。

 さて、今年の展開ですが、男子は3連覇を狙って臨んだ競合千葉ジェッツがまさかの2次ラウンド敗退、どのチームが新たにその座を奪い取るのか。そして、女子は7連覇を狙う常勝女王軍団JX-ENEOSサンフラワーズがその黄金時代を継続させるのかが、それぞれの見どころです。

 また、選手についてはJX-ENEOSサンフラワーズのエースにして日本女子バスケットボール界の至宝、渡嘉敷来夢の圧倒的存在感をぜひ目の当たりにしていただきたい。193cmという驚異の高身長から繰り出される世界レベルの圧倒的プレイに驚嘆しろ。一度観たが最後、心が恋する乙女になってしまうぞ(なりました)。

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