2020/04/02(木)「成りあがり」ではなく「知りさがり」な日々
結局、この二週間ほどのあいだ何をしていたのかというと「頭の中の自分(自己評価)」と「現実の自分」を一致させていく作業をしていたようです。
「おれはやればできる」と思っている自分に対し「じゃあ、実際にやってみよう」と働きかける。そうすることで「あらら、ぜんぜんできないじゃない」という現実を自覚させ「では『本当に』できるのはどのへんなんだろうね」と改めて問いなおす。
根拠のない自信でもなく、卑下や自己否定でもない。
素の、ありのままの実力を自分に納得させる。腑に落とさせる。
そういうことをやっていたようです。
ベストセラーとして今も読みつがれている、矢沢永吉さんの「成りあがり」という本がありますが、自分の場合は逆に「脳内にて肥大した自己評価を、現実を知ることで本来の位置まで下げていく」という作業をしていたわけで、いわば「知りさがり」とでもいった感じでしょうか。
現実を知り、現実を受け入れ、現実から再スタートする。
当初に思い描いていたことはぜんぜんできませんでしたが、そのかわりに、ずいぶんと気持ちが楽になりました。