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【海外生活#中華人民共和国】日々感じるコト#3_中国人の年収はどれくらい?日本と同じぐらい?それともそれ以下?

こんにちは!
トミーです。

昨日決意表明しましたが、これまでシリーズものでいろいろ書いてもの+日々感じたことを紹介していきたいと思います。

さて、本日は中国人の年収について話したいと思います。

みなさん中国人の年収っていくらぐらいか想像できますか?
恐らく日本人と同じぐらいか、それ以下と思っているのではないでしょうか?
以下の図は各都市の2020年秋の平均給与となります。
もちろん首都である北京、国際都市上海の他沿岸部の都市が上位となっております。
本日時点(2022年10月26日)のレート(1元=20.42円)で計算すると一番平均値が高い北京は11623元(=237349円)。一番低いのが長春の6608元(=134939円)となり皆様の想像通りかと思います。

2020年秋 都市別平均月収

もう1つの図を見せます。
これは少し古いデータですが、2019年時点の収入分布です。


左列に書いているのは大項目ですが「資産階級」、「中産階級」、「労働階級」の3つのパターンに分かれています。
またそれぞれの割合が出ていますが「資産階級」が0.8%、「中産階級」が11%、「労働階級」が88.2%となっています。
日本に住んでいると一番真ん中の中産階級が一番大きいボリュームゾーンと思ってしまいますが超の付く階級社会であることが見て取れると思います。
次に数字を見てみます。一番上である「資産階級」からさらに「大資産階級(大富裕)」、「中資産階級(中富裕)」、「小資産階級(小富裕)」のさらに3つに細分化されています。
そのなかの一番上、全体の0.007%の収入は

53,757,600元(1,097,765,979円)~169,898,400元(3,469,438,431円)

数字が多すぎてよくわからないですね。。。
端的にいうと

約11億円~約34億円

となります。現在中国の人口は約14億人のため全体比の0.007%のため約980万人存在している計算となります。980人ではありません。単位は万人です。尚、現在の日本の人口が約1億2300万人です。
日本の人口を中国の人口で割ると約8%という数字が出てきます。

先ほどの図に上位8%がどのくらいの収入層なのか見てみると
大体「資産階級(0.8%)」+「中産階級(11%)」の内「小中産階級」の真ん中ぐらいでしょうか。
そのなかで一番低い年収は30.48万元なので約622万円となります。
一番最初に出した図では中国人の年収の実態が分かりづらい表記となっておりますが、細かく見てみると大体600万円以上の年収の方が日本の人口と同じだけ住んでいるという事実が明らかとなります。

最近は中国のゼロコロナ政策で日本への訪日中国人は少ないですが、政策が解除されたらまだまだインバウンドの可能性はあると思います。
また日本国内への誘導(インバウンド)に加え中国国内での「消費傾向」は今後も続くと思っています。日本人のおもてなしサービスは中国でも評価されているので、サービス業の中国進出はまだまだ可能性があると思った次第です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた!

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トミー@広州(元大学教員からの海外奮闘記)
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