フジロックへの理解、上海蟹の朝[3daysテント泊レポ]
・フジロックフェスティバルに少しでも興味がある人
・フジロックフェスティバルに興味はなくても暇つぶしがしたい人
に向けています。
今年25周年を迎えた、伝統あるロックフェス
『FUJI ROCK FESTIVAL』
苦渋の判断の中、当初は1日なのか、2日なのか
或いは3日間通しで参加するのか迷った結果
3日間通し参加を決意。気が付いた時には
チケット代60,000円が飛んでいきました。
結論、来年も行きたい。
はっきりいって、苗場スキー場なんて辺鄙な地へ
わざわざ時間をかけて
向かってまで、フジロッカーと言われる武骨な
ファンの皆様の気持ちが全くわかりませんでした。
個人的にも洋楽には疎く、好きなバンドのルーツになる
所謂超定番どころしか履修できておらず、約半数が
海外アーティストであるフェスの楽しみ方が
わかりませんでした。
3日間、苗場の地で音楽と共にサバイバル生活を
行った結果として、もっと早く、フジロックが
どういうものなのか理解したかったという
気持ちが前面に溢れています。(過去のフジロックの
タイムテーブルが余りにも眩しく見えてしまう!)
この記事では3日間に"喰らった"コトと
少しでもフジロックに興味がある人に対しての
おススメポイントをご紹介します。
FUJI ROCK FESTIVAL の 歩き方
ここには金を掛けろ!アイテム一覧
必須アイテムの中でも特に重要なものだけを
ご紹介します。これらの良いものを準備しておくと
苗場での生活が大変捗ります。
必要なものの一覧・詳細は「フジロック 持ち物」で
Google先生に聞いてください。
【衣】★カッパ(ポンチョ)
KiUのカッパがおすすめ。防寒具にもなるため
ケチらず厚手で防水性が高く、腰まで覆う
タイプのものを選んでください。
1日1回以上は確実に強い雨が降ります。
★フィッシングベスト
241のベストを見た目重視で買いましたが
これがあまりにも便利。極力、テント(拠点)
以外では持ち物を減らす必要があるため
両手が空き、ジッパーで財布やスマホを
収納できるものは大変重宝されます。
ショルダーバックでも十分良いですが
撥水性のある軽い物をおすすめします。
★キャリーバック
僕はリュックで荷物を持っていきましたが
周りのフジロッカーが総じてキャリーバックを
選んでいて、とにかく駐車場からテントサイト
までの道のりが大地獄、熱中症で溶け死ぬ
レベルにしんどいので、重さを感じさせずに
大量にものを持ち運べて防水性の高い
キャリーバックを次もっていこうと思いました。
★Tシャツ&下着
⇒ 参加日数+2枚は用意してください
★タオル
⇒ 参加日数+2枚とバスタオルも数枚あると
良いです。
汗拭きだけでなく防寒にもなります。
★日焼け止め(必須)
日焼けをしたい人でも日焼け止めの使用を
推奨します。想像以上に日光が強く
顔を真っ赤にしている女の子を多く見ました。
ぶっちゃけ塗っても焼けます。
一切焼けたくない人は少しリッチで
効果の高い日焼け止めを選んで、
1日2~3回塗ってください。
【食】★ペットボトルホルダー
ペットボトルのフタにくっつけるタイプでは
なく、最近流行りのペットボトルそのものを
入れて保冷させるタイプのホルダー。
3日間でソフトドリンクを恐らく20本くらい
買うことになります。
持ち歩くには片手が塞がり、カバンに入れると
水滴でびちょびちょ。尚且つぬるいポカリ
スウェットが完成するのでかなりおススメ。
★アミノバイタル(味の素)
アミノ酸で、運動時に失われるたんぱく質を
補うサプリメント。実効果はわからないが
初日熱中症手前だった僕を救った可能性が
あります。自己啓発的な意味でも栄養ドリンク
栄養剤はあると良いかも。
人数分用意してくれた友達に感謝。
【住】★チェア(椅子)
テントサイト(拠点)とフジロック会場の
両方で使えるリラックスできるチェアが
あると大変捗ります。僕はColemanの
リクライニングができるチェアを用意しました
これが大正解。フジロックの会場では森の中で
休憩ができるスペースがたくさんあるため、
基本的には常にチェアを持ち歩き自分の
秘密基地を作ってそこでのんびり音を聴いてる
だけでも最高です。
ここは良いものを選んだ方が間違いがないです。
★トレッキングシューズ
これもお金をかけてください。フジロックの
会場は想像以上に広く、また急勾配な山道で
実質登山道だらけな環境です。
ケガをしてしまったら元も子もないので
防水性が高いゴアテックスで尚且つ
ハイカットタイプのシューズがおすすめ。
★サンダル
テントサイト内、トイレに行く際や水を汲む際
など、トレッキングシューズでは履くのが
億劫であり、またテントの出入りをする際にも
履きやすいサンダルをテントのベランダ側に
置いておくとスムーズです。
素足はできる限りやめましょう。
★サングラス
UVカットができるものであればOK。遮光性は
どちらでも良いです。眼精疲労がたまって目が
空けられなくなります。
僕は遮光性はそこまで高くないブルーレンズの
ものをつけて夜でも証明がまぶしすぎない程度に
使えるサングラスにしました。
★キャリーカート
2~3名でテントを使用する場合の数のテントや
シュラフ・マットなど持っていく方法はこれしか
ありません。車の横づけなども不可能なので
これを忘れたら駐車場とテントサイトを3往復
くらいしないといけなくなります。
駐車場とテントサイトの行き来に関しては
改善策を検討中です。本当にしんどいです。
★防水スプレー
すべてのものに噴出します。靴からTシャツまで
防水加工をしておくことで汚れ防止にも
なります。テントやチェアにかけておくのも◎
以上です。持ち物に関しては遅くともフジロックの
1週間前までには持ち物確認をして、事前に車に
詰め込んでおきましょう。
FUJI ROCK はどうやって楽しむのか
楽しみ方は人それぞれ。中にはグリーンステージ
(一番大きいステージ)やホワイトステージ
(二番目に大きいステージ)は一切見ずに
小さいライブステージやクラブブースにだけに
蔓延る玄人もいるとか。グルメ通の人は各ブースに
設けられている屋台の名物をコンプリートする
といった、目標を立てて動き回ると楽しいかも。
FUJI ROCK FESTIVAL'24 の 歩み
ここからはライブも含めて
3Daysのレポートとなります。
1Days
25日(木)23:00 名古屋市にて集合
その後、休憩3回程度を挟み苗場スキー場へ
5:30頃到着。
完全にハイになっている中、朝日が昇り始め
気が付くと灼熱の環境に駐車場からテントサイトへ
向かう道中は砂漠でオアシスを探しているような
感覚に襲われていました。バテバテの中何とか
見つけた空き場所を見つけ拠点を設営し準備万端。
どうやらこの時点で相当出遅れている様子。
ここは勉強不足でした。次は前夜祭から参加かな…。
とはいえ、入場ゲート前にたどり着くと
非日常感満載で完全に違法薬物が投与されている
ような、体力を失っているのにも関わらず精神が
ブチあがっている状態でした。
初日の午前は散策の日、苗場食堂でご飯を食べて
ドラゴンドラに乗り秘境と言われるDAY DREAMING
and SILENT BREEZEを散策。涼しい。
ただ、ゴンドラ25分×2回が三半規管が死んでいる
僕にはあまりにも過酷な試練でした。
ERIKA DE CASIER<RED MARQUEE>
デンマークのシンガーソングライターが登場。
僕の初フジロックの初アーティスト。
予習で何度も聴いた『Lucky』の演出には度肝を
抜かれた。RED MARQUEEで青一色に彩られた
ステージ演出とライブアレンジされたシンセドラムの
激しいソロ回しはこれぞ外タレだー!と思わされる。
尚、演奏が終わってから
「エリカ・ド・カシエール」と読むことを知る。
THE SPELLBOUND<RED MARQUEE>
初日の大本命。音出しから『KICK IT OUT』を本気演奏。
イントロの2音でチェアを捨てアドレナリンドバドバで
前衛に向かう。流石の苗場クオリティで普段よりも更に
やる気たっぷりの小林くんといつものように冷静な
中野さんの対比が良かった。
今回、BOOM BOOM SATELLITEの曲を4曲披露
ブンブンのコピーバンドと周りの人が言っていたが
その人たちが終演後、嗚咽を掻きながら泣いていた。
恐らく昔からのブンブンのファンなんだろうな。
2024年の苗場でも川島さんの意思は受け継がれ
生き続けていることに、僕も結構泣けてしまった。
今まで散々いろんなバンドのライブに行ったが
終演後にアンコールの拍手が自然に起こり
止まない事態が発生、トリのバンドでもないのに
そんな場面をはじめて目の当たりにした。
そんな初日を加速付ける素晴らしいライブを披露。
新曲『Unknown』は個人的に最強の1曲。
[set list]
0.KICK IT OUT 1.名前を呼んで
2.DIVE FOR YOU(BBS)3.Nowhere
4.MOMENT I COUNT(BBS)5.Unknown
6.すべてがそこにありますように。7.LOTUS
8.FOGBOUND(BBS)9.FLOWER
10.DRESS LIKE AN ANGER(BBS)
iri<WHITE STAGE>
大型ライブハウス感満載のRED MARQUEEを後にし
大型野外ステージWHITE STAGEへ移動。道中も
色々なレクリエーションがあり
移動も暇させない演出に感動。
かなりバンドアレンジがされており、フジロックに
対して気合十分。初めてライブを見たがカリスマ性
高くキレのある歌声を持ちまた、曲幅が異様に広く
どんなジャンルの曲でも作り、歌えてしまう。
日が暮れ始める苗場に最も似合うチルエモな曲
『会いたいわ』では圧巻のムード作り。
『Wonderland』を最後まで聴きたかった。
[set list]
1.Friends 2.Starlight 3.Sparkle
4.会いたいわ5.ナイトグルーヴ 6.Clear color
7.Corner 8.Runaway 9.Run
10.Only one 11.24-25 12.Wonderland
Awich <GREEN STAGE>
演出・フジロックへの思いと覚悟に衝撃を受けた
初日のベストアクト。
殺気立つ立ち振る舞いでド派手な演出を交える。
『Bad Bitch美学』や『GILA GILA』、『RASEN in
OKINAWA』などで戦友と共にGREEN STAGEを
盛り上げる。
SZAがドタキャンしたことでフジロック24の
初日は大したことが無いというような声が続出した
ことにも牙を剥き『WHOUR?』がスタート。
「人」の部分で圧倒的な存在感を見せつける。Awichを
あまり知らない自分からすると余りにも想定を凌駕され
魂で語りかけてくるその勢いに
圧倒され動けなくなってしまった。
MCではこんなことを話していた。
「数年前、フジロックに娘と自分が客として参加したことがあり、車いすの女性と出会った。その人は1997年の1回目のフジロックから毎年欠かさず参加しており、車いすで送りながら色々な話をした。石に顔が書いてあるのはゴンちゃんと言うんだよ、フジロックには不思議な力があるんだよって。自分はAwichというラッパーで、いつかフジロックのGREEN STAGEに立ちたいです。と伝えた。その女性はリカさん、といい数年後彼女の友達から直接DMがあり亡くなったと、報告があった」
「リカさん、今日観ていますか?
私はフジロックのGREEN STAGEに立てたぞ!」
[set list]
1.Queendom 2.Guerrilla 3.ALi BABA
4.WHORU? 5.Remember
6.口に出して 7.THE UNION 8.新曲
9.洗脳 10.新曲11.不幸中の幸い
12.Bad Bitch 美学 13.GILA GILA
14.RASEN in OKINAWA
15.LONGINESS 16.BAD BAD
THE KILLERS<GREEN STAGE>
初日SZAの大穴を埋めきった、スーパーロックスター。
Awichがベストアクトであれば、キラーズは
ウルトラスペシャルアクト。
深夜に差し掛かる苗場のGREEN STAGEに現れた
キラーズはレイトショーで70年代の名作洋画を
見ているような不思議な感覚を覚えた。
その立ち振る舞いはまるでエルヴィスプレスリーにも見えた
非日常なステージパフォーマンスだった。
20年ぶりに苗場に返ってきて、気合十分なのも
どこか嬉しい。
1曲目『Somebody Told Me』疾走感ある
キラーチューンでスタート。
これがフジロックのヘッドライナーか・・・としみじみ。
最善で「CAN I DRUM!?」と書かれたプラカードを
持つ少年がいた。何とキラーズはその少年を
GREEN STAGEに上げ、ドラムを叩かせた。
フジロックでは不思議なことが起こると言いますが
そのまま丸1曲やり切って会場は大盛り上がり
少年(ワタルくん)が歴史の名を遺した。
もちろん最後の曲は『Mr.Brightside』
FUJI ROCK FESTIVAL'24のテーマソングと
言っても良いほど会場に浸透された1曲はイントロから
アウトロまで、すべて大合唱の異様な光景。
キラーズは世界各国のフェスでヘッドライナーを任され
20年の時を経て『ヘッドライナー職人』になって
苗場の地に戻ってきた姿は圧巻だった。
[set list]
1.Somebody Told Me 2.Enterlude
3.When We Were Young
4.Jenny Was A Friend Of Mine
5.Smile Like You Mean it
6.Shot At The Night 7.Running Towards A Place
8.Spaceman9.boy 10.For Reasons Unknown
11.A Dustland Fairytale12.Are You Lonesome Tonight?
13.Runaways 14.Read My Mind
15.Caution 16.All These Thing That I've Done
*17.The Man *18.Human *19.Mr.Brightside
2Days
苗場の夜にルールはありません。クラブブースで
朝まで遊んでも良し。銭湯まで歩いていき一日を
振り返っても良し。
僕たちは徒歩20分圏内の銭湯を1日の〆として
通っていました。
そこの店長さんと来年また会う約束をしています。
syrup16g<WHITE STAGE>
2日目の朝、スカパラとトクマルシューゴを横目に
2日目の大本命のsyrup16gへ会いに向かう。
10年以上久しぶりに再会を果たす。
五十嵐さん、どうしてそんなに太ってしまったのか
3人ともやけに老けたなぁと心配からスタート。
ただ、自分も年取っていることを
完全に忘れており、若き頃に心の支えとして
お世話になったsyrup16gのようなバンドが
今でも前線で活躍してくれていることに
感謝しないといけない。
生き続けた結果、太った五十嵐さんがいても
良いじゃない。
「晴天12時40分のWHITE STAGE」という
「syrup16g」の逆語といってもいい環境で
syrup16gとしてはあまりに珍しい
普段は突然の新曲やマイナーな暗い曲を織り交ぜてくる
のに対し、全曲4番打者の強力曲打線で
WHITE STAGEを盛り上げた。バンドとして
強いカードを用意しFUJI ROCK FESTIVALに挑戦する
姿が今までの五十嵐さんとは違う意気込みを感じて
そんな中でもスーパーダウナー曲である
『明日を落としても』を演奏する当たり、今になって
オーディエンスの求める需要も理解し始めて
驚きが隠せない。
五十嵐さんのこの不器用加減が心地よくて、カッコいい。
今でもsyrup16gの曲に救われる人も沢山いるはず。
細長くても良いので生き続けてほしい。
[Set List]
1.パープルムカデ 2.Coup d'Etat
3.空をなくす 4.生活
5.神のカルマ 6.Sonic Disorder
7.明日を落としても 8.翌日
9.宇宙遊泳 10.Reborn
THE BAWDIES<WHITE STAGE>
syrup16gとそれこそ真逆そのものスタイリッシュな
ビジュアルで色気のあるROYのしゃがれ声が
特徴的なBAWDIESが登場。
こちらも10年以上ぶりにライブを見ることができ、
相変わらずの盛り上げ上手で真昼のWHITE STAGEを
より熱くさせていた。
油断しているところで1曲目
水分!塩分!ホットドッグ!ということで
代表曲のキラーチューン『HOT DOG』を速攻披露。
一気に雰囲気をBAWDIESにもっていき、アップテンポな
人気曲を連発。個人的に『ROCK ME BABY』を
待っていたが残念ながらお預け。
ライブ前に実は苗場食堂で汗だくで歩いている
ROYを見かけたがオーラがありすぎて
何も声を掛けられなかった。
[set list]
1.HOT DOG 2.YOU GOTTA DANCE 3.IT'S TOO LATE
4.SUGAR PUFF 5.KEEP YOU HAPP
6.GIMME GIMME
7.B.P.B 8.POPCORN 9.LET'S GO BACK
10.T.Y.I.A 11.JUST BE COOL
10-FEET<GREEN STAGE>
「これが最後のライブのつもりでやる」
「友達なんて多くいらん、一緒に酒を飲める友達が
1人おればいい」
「死にたくなったらライブハウスに来い」
真夏のピーク、MCも暑苦しく胃もたれをしてしまったが
こういうのが急に刺さる人がいる。自分も含めて。
思い出の曲『1sec.』をやってくれたことや
10-FEETにしかできないライブのドタバタ演出で
殺伐としたフジロックの雰囲気を少し
和やかにしてくれた印象。それくらい苗場の各会場は
各アーティストが殺気立っている。ホンモノしか上がれない
ステージだ。
また、『第ゼロ感』は本当に強すぎる曲だなと実感
屈強な外国人がこの曲のイントロでダイブ続出。
時間が若干余ったからと『CHERRY BLOSSOM』を
急遽演奏。GREEN STAGEの広いエリアでたくさんの
バンドタオルが宙を舞っていた。
さらに20秒時間が余ったため、『忙しい人向けのRIVER』
で〆。まさにクラスのムードメーカーといった
立ち回りでGREEN STAGEを後にした
[set list]
1.VIBES BY VIBES 2.gg燦然 3.SHOES 4.helm'N bass
5.ハローフィクサー6.RIVER 7.その向こうへ
8.第ゼロ感 9.蜃気楼 10.ヒトリセカイ 11.goes on
12.CHERRY BLOSSOM 13.忙しい人向けのRIVER
くるり<WHITE STAGE>
夕暮れ時のWHITE STAGE。3日間通して唯一の
入場規制が発生したくるり。
23年ぶりにWHITE STAGEに立ったらしい鬼の常連。
「ロックとは何かを自分なりに考えたときに、友達、恋人、家族、上司、いろんな人と来ていると思うけど、人は結局孤独であり、だれもが持っている孤独に寄り添ってくれる音楽」であると語る岸田さん。
他にも「次はグリーン出れるかな」と呟いたりと、
心の奥底にある想いがにじみ出ていて
最高にロックンロール。
フジロック常連バンドの圧巻な演奏を目の当たりにした。
特に『ワールズ・エンド・スーパーノヴァ』
『琥珀色の街、上海蟹の朝』
『潮風のアリア』を聴くことができて感動。
48歳の岸田さんが他のどんなバンドマンよりも若く
誰よりも格好よくありたい
という気持ちが前面に出ており孤独に寄り添ってくれる
音楽の有難みを
これからも忘れないようにしたい。
[set list]
1.奇跡 2.Morning Paper 3.ロックンロール
4.コンバットダンス5.California coconuts
6.朝顔 7.永遠
8.ワールズエンド・スーパーノヴァ
9.琥珀色の街、上海蟹の朝
10.潮風のアリア
KID FRESINO<RED MARQUEE>
辺りは突然夜に変貌。くるりの入場規制後の会場が
人でごった返している。
バンドマンとしての魅力たっぷりな日中の面々に比べ、
トラックメイカーフレシノがバンドセットで登場。
(とにかくこのサポートバンドのレベルが
高すぎて驚きました。詳しくないので誰かは
存じ上げないのですがかなり異次元でした。)
『rose』や『No Sun』といった聴きたい曲も
聴くことができてゲストボーカルが歌っている時の
フレシノの可愛い一面も見ることができた
どうやら『ロージー』はルースターズの曲らしい。渋い。
この人はただ立っているだけでも何か様になる雰囲気がある。
ズルい。
[set list]
1.Coincidence 2.come get me 3.? 4.?(カバー?)
5.Winston 6.RUN 7.CNW 8.rose 9.ロージー
10.lea seydoux11.Arcades(W.ゆるふわギャング)
12.CHIHIRO(ビリーアイリッシュ)
13.Cherry pie for ai qing 14.youth
15.that place is burning(W.永積タカシ)
16.Retarted 17.No Sun
girl in red <WHITE STAGE>
KWAFTWERKの圧巻なパフォーマンスの裏で
WHITE STAGEのトリにノルウェーの歌姫
girl in redが登場。
KWAFTWERKも勿論見たかったが、予習で聴いた
『Midnight Love』があまりにも良すぎて
各アルバムを拝聴。しっかり予習を重ねる。
ハイカラなファッションに身を包み独特な
しっとりとしたローボイスからダークなロック調の
曲まであらゆる曲調をこなす、日本でも売れそうな
セールスポイントが盛りだくさんである。
WHITE STAGEの彼女はどこかフジロックの
ヘッドライナーのあるべき姿を理解しているような様子で
サポートバンドメンバーとの息ぴったりな"ライブ感"には
目が離せなかった。時折おちゃめな様子もあり
ピアノソロを弾くと思っていたらアテふりでした☆
という演出まで。
ギターを持ってもピアノに触れてても、とにかく演奏中は
アクティブで魅力的なライブスタイルを見せつける。
最終的には観客席にgirl in redが乱入、信じられない
突発的なモッシュピットが誕生し、大盛り上がりの中
演奏を終えた。
『GIRLFRIEND』演奏後、アンコールを想定していなかった
WHITE STAGEへ大ブーイングが発生する事態が発生
それくらい観客は夢中になっていた。
『I'm BACK』⇒『Pick Me』といった鬱っぽい曲が好き。
というか、純粋に可愛くて推せるよね。
[set list]
1.DOING IT AGAIN BABY 2.BAD IDEA 3.GIRLS
4.I'LL CALL YOU MINE
5.BODY AND MIND 6.I'M BACK
7.PICK ME 8.UGLY SIDE
9.OCTOBER PASSED ME BY 10.WFILIO
11.PHANTOM PAIN
12.YOU STUPID BITCH 13.SEROTONIN
14.TOO MUCH15.A NIGHT TO REMEMBER
16.MIDNIGHT LOVE 17.RUE
18.DEAD GIRL IN THE POOL
19.YOU NEED ME NOW?
20.GIRLFRIEND
3Days
3日目になると苗場での生活に既に慣れ始め
この日は全員単独行動でフジロックを楽しみました
天気は若干荒れ模様ではありますが
苗場の醍醐味として笑顔で雨を受け入れました。
この日はある演目のために
早々にRED MARQUEEの前列をキープ。
betcover!!<RED MARQUEE>
既に海外でもライブ活動を行っている大注目の
若手バンドが満を持して苗場に登場。
昔からフジロックのステージに立つことが夢だったとのこと。
歌謡曲+オルタナティブロックの音楽性で
昭和レトロな雰囲気から現代のバンドシーンへ
一石を投じるかのステージの姿は圧巻。
ライブ中、ストラップが切れたり何かトラブルが
多かった様子もピリついたムードを維持して
鬼気迫ったパフォーマンスが印象的
最後の曲『超人』では轟音のアウトロで
昼前のRED MARQUEEを目覚めさせた。
大きなタイアップをもらったら
そのまま超売れっ子になってしまいそう。
[set list]
1.翔け夜の匂い草 2.狐 3.幽霊 4.壁
5.バーチャルセックス 6.母船 7.不滅の国
8.炎天の日 9.超人
US<RED MARQUEE>
北欧フィンランドより突如水星の如く表れた
度数100%のロックンロールバンド。
まだまだ若手故に曲数も少ないため
ほぼ全曲を網羅した状態でライブに参戦。
前列組も同様にUSを予習しきっている様子で
ガレージロックのキレ味の高いバンドサウンドで
モッシュピットは大盛り上がり。
細かいMCや余計な打ち込み音もなく
淡々とギター・ベース・ブルースハープ・ドラムだけで
曲をこなし切った。
立ち振る舞いから、インディーロックバンド
リスペクト満載でとにかく最高。
このジャンルのバンドは息が短く
バンドのコンセプトが変わりがちなイメージがあるので
このまま泥臭いスタンスを貫いてほしい
三十路、久しぶりに汗だくで体をぶつけ合った。
[set list]
1.BLACK SLEEP 2.CITROEN BLUES
3.SNOWBALL SEASON
4.JUST MY SITUATION 5.PAISLEY UNDER GROUND
6.GOT TO KNOW 7.IN FOUR MY HEAD
8.I WANNA BE YOUR LOVER
9.CARRY YOUR BAG 10.NIGHT TIME
11.I AMN'T GOT NO BODY
12.HOP ON A CLOUD
13.HELP ME WITH MY BROKEN HEART
14.WHILE YOU DANCED 15.SAY NAME
WEEKEND LOVERS 2024 "with You"<RED MARQUEE>
LOSALIOS/The Birthday(クハラカズユキ・ヒライハルキ・フジイケンジ)
00年中期~後期、自分は完全にアンダーグラウンドな
インターネットの世界に夢中だった。
(2ch・ニコニコ動画)中二病を早い段階で発症。
自分は、誰も知らない上質な音楽を知って
知らない人にマウントを取ろうという愚かな
考えから、バンドを詳しくなりたい自分がいた。
今思えばかなり浅かったなぁ。
その際に出会ったのがTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの
フジロックフェスティバル’98の「アレ」とミュージック
ステーションのTATTOOドタキャンの「アレ」だった。
僕はミッシェルもブランキーも全く世代ではない
ゆとり世代の人間である。だから、彼らが
ロックンロールバンドの時代を形成していた
全盛期を知らなければ、アベフトシとチバユウスケが
並んでいたライブを見たことが無い。
ただ、遅くも、衝撃を受けた。
その時期にThe Birthdayが発足、高校生の時に
発売された『I'M JUST A DOG』『VISION』は
思い出のアルバムであり、はじめてチバユウスケを
目の当たりにできたのもこのタイミングだった。
チバユウスケに出会ってから、
a flood of circle/THE NOVEMBERS/9mm Parabellem Ballet/凛として時雨 /UNISON SQUARE GARDENといった、当時闊歩していたロキノン系若手バンドたちに夢中になり、今の自分がいる。
高校卒業後、アベフトシに憧れて
黒いテレキャスターも買った。
僕は決して音楽に詳しくもなければ
センスがある人間でもない。
周りにはもっと詳しい人間もいれば
楽器が天才的に上手い奴もいる。
ただ、くるりの岸田さんがWHITE STAGEで言っていた
「ロックはだれもが持っている孤独に寄り添って
くれる音楽」であり、こんな形で手探りで
たどり着いた音楽に日々、救われていたことは
間違いない。
僕にとってのチバユウスケ(The Birthday) は
応援しているバンドでもなくて、好きなバンドでもなく
決してネガティブな発言もせず酒と煙草にまみれた
自由奔放な姿に憧れ。多くの仲間たちに
愛されつつも奇天烈な表現と
抒情的なメロディセンスに溢れたカリスマと
ハイセンスの持ち主
ただ自分にとって神様のような存在だった。
RED MARQUEEにはUSのロックンロール溢れる
パフォーマンス後にも関わらず、客足は増え
リハの時点でも会場は溢れかえっていた。
11年ぶりに復活したWEEKEND LOVERSを見に
チバユウスケが愛したフジロックの最後の景色を
ファンは待ち遠しく待っていた。
僕もその一人で、最善二列目を確保、中村達也と
クハラカズユキの音出しの時点で溜まっていた
鬱憤が我慢できない様子のファンたち。
開演前にはVo.チバユウスケの未発表の
WEEKEND LOVERSのテーマが流れ
この時点でファンの限界に達していた。
まずはLOSALIOSが登場。中村達也率いる
インストバンド。
おもむろにFUJI ROCK FESTIVAL'98の1曲目で演奏し
爆裂な盛り上がりで一時的に演奏中断を余儀なくされた
『Cisco』がはじまると
会場のボルテージは最高潮、Cisco!!の合唱と
ハードなモッシュで
RED MARQUEEの大地を震え上がらせた。
The Birthdayがその後は登場、3人でセンターが
いない状態で彼の残した遺作『I Saw the Light』
『サイダー』を演奏。
涙腺はここで完全に崩壊。
ヒライハルキ「割と皆さんの表情よく見えるんですよ、ここ。一人一人ね。俺の視界からだとね。ちらほら涙している人とかも見えて。泣きたきゃ泣いてもいいと思うんだけど。俺もさんざん泣いたし、やっぱりいまだに毎日思い出すしね。でも、せっかく年に一度のフジロックに来たわけでしょ?もうちょっと演奏していこうかな。来ている人たちに一瞬でも笑顔になって帰ってくれたらいいなって、俺は思う!」
その後、THE BLUE HARBSのBOSSが登場し
彼に捧げるリリックを綴った1曲を熱演
最後にはYONCE(Hedigan's)とLOSALIOSの
メンバーが集結しThe Birthdayの『ローリン』
で大団円。敢えて、『シャロン』や『涙がこぼれそう』
『さよなら最終兵器』『なぜか今日は』『世界の終わり』
といった御涙頂戴曲のカバーはやらずに
ハルキのいうような、笑顔になるような曲目で
スマートに終わったところ。
これがチバユウスケの求めている
WEEKEND LOVERSなんだって
残された仲間たちが理解していることに
本人も苗場の空から笑顔で
見守ってくれていたんだろうな。
ROLLIN’ BABY IT’S ALRIGHT
(転がっていこう、きっと大丈夫。)
/『ローリン』 The Birthday
[set list]
[LOSALIOS]
1.HAE 2.hit man 3.SICK 4.IQ64
[LOSALIOS & The Birthday]
5.Cisco ~思い出のサンフランシスコ~
[The Birthday]
6.月光 7.I SAW THE LIGHT
8.サイダー 9.ハレルヤ(feat.BOSS)
10.ローリン(feat.YONCE)
キタニタツヤ<RED MARQUEE>
WEEKEND LOVERSの死地に踏み入れた
結果生きた屍と化した僕は
RED MARQUEEの後方で完全に力尽きる。
2回程ライブを見たことがあるため
このタイミングでのキタニタツヤは
なぜか安心することができた。
打って変わって、キタニタツヤは
「人が音楽好きになる入り口のアーティストになりたい」
と言い、RED MARQUEEだけに留まりたくない
思いを述べる。
悪魔の踊り方のような曲が多分真骨頂なんだろうな
青のすみかは流石に段違いに盛り上がっていた。
[set list]
1.聖者の行進 2.次回予告 3.悪魔の踊り方
4.Stoned Child5.Moonchief 6.夜警
7.INDLY. 8.PINK
9.夜がこわれる 10.大人になりたい
11.人間みたいね
12.憧れのままに 13.ずうっといっしょ!
14.青のすみか
RAYE<GREEN STAGE>
toeを見るつもりがRED MARQUEEの住民になった
自分の体力の限界を考慮し、急遽GREEN STAGEの
RATEへ帆を向ける。予習一切無しのRAYEでしたが
世界で最もストリーミングされている
アーティストの1人としてノミネート
月間Spotifiyリスナー3000万人越えの
TikTokでも大バズり中のトップアーティスト
とのことで期待して立ち向かう。
兎にも角にも、歌が上手すぎる!
演奏は勿論流石のGREEN STAGEで
演出も素晴らしい。途中ヒールを脱ぎ捨てて
熱唱するシーンは大盛り上がり
ジャズ、ブラックミュージック、ソウル
暗い曲調からポップスまで
あらゆるジャンルを全うする
世界のトップアーティストを体感した。
[set list]
1.The Thrill Is Gone 2.Worth It. 3.Mary Jane
4.Ice Cream Man 5.Genesis.
6.It's a Man's World 7.Secrets 8.Black Mascara
9.Prada 10.Escapism.
ずっと真夜中でいいのに<GREEN STAGE>
中国標記で「永遠深夜」と表現されるずとまよが
GREEN STAGEに降臨。壮大なセットを構え
オープンリール・TVドラム・扇風琴等々
普通に生きていたらまずお目にかからない
楽器が盛りだくさん。
ド派手な映像演出と多種多様な楽器で
通りゆく人は足を止める。
特筆すべきは「ずっと真夜中でいいのに」の印象
として、無機質であり、どこか手の届かない
位置に存在しているアーティストのイメージがあるが
今回のGREEN STAGEのVo.ACAね の意気込みで
その異世界感が払拭される。
「5年前、はじめてフジロックでRED MARQUEEでやらせてもらってそれまでライブってほとんどやったことなくて、ライブをすることが全然好きになれなくて、でも出演した時本当にライブが楽しいと思えて。今日こうしてグリーン・ステージでできてることが本当に本当に嬉しいです。フジロックにいつも来てる方は、ずとまよがグリーン・ステージなんてまだまだ早いと思っている方もいるかもしれません。」
「昨日くるりの岸田さんが話してたことを聞いて考えさせられて、私は引きこもり体質なんですけど、私にとって音楽って、どうしようもなくて起き上がれない、近づいたり遠のいたりしながらもそばにいてくれるもの。こうやって音楽、バンド最高だなって思えたのはフジロックのおかげです。必死にひたむきにやろうと思います。それしかないです。ありがとうございました。この後のノエルさん、私も楽しみ。じゃあ最後です」
ここまで「人(ニン)」の部分を出す
アーティストだと思っていなかった。
そこから繰り出される『暗く黒く』は
ライブアレンジVerでソロ回しを多発
最後には真夜中に差し掛かったGREEN STAGEを
眩く派手に盛り上げる火花の演出で盛り立てる。
それまでの『綺羅キラー』や『秒針を噛む』も
フジロック用にアレンジがされており
当初持っていたイメージを完全に覆されてしまった。
最終日GREEN STAGEのサブヘッドライナー
として100点満点。
それとACAね のビジュアルが若干見えました
マジで可愛いです。あれは。
[set list]
1.眩しいDNAだけ 2.お勉強しといてよ
3.嘘じゃない 4.消えてしまいそうです
5.上辺の私自身なんだよ 6.海馬成長痛
7.残機 8.機械油 9.綺羅キラー
10.秒針を噛む 11.マイノリティ脈絡
12.あいつら全員同窓会 13.暗く黒く
RIDE<RED MARQUEE>
88年結成のベテランバンド。シューゲイザー要素の強い
オルタナティブロックバンドとして予習の段階で
一目ぼれで期待値MAX。
RED MARQUEEのトリとして降臨したRIDEは
圧巻のパフォーマンスを見せる。
心地の良い爆音という表現が今回のフジロック
で最も似合うバンド
『Dreams Burn Down』では深夜なのにも
関わらず視界がオールホワイトアウトする
神々しい演出でRED MARQUEEが輝く。
その後聴きたかった『Peace Sigh』を披露してもらい
絶頂。
この頃には体中にハイネケンが行き渡っており
大変気持ちが良かった。
The Killars同様、映画を一本見終わった感覚に襲われた。
[set list]
1.Monaco 2.LTAB 3.Twisterella 4.Last Frontier
5.I Come To See The Wreck
6.Dreams Burn Down 7.Peace Sigh
8.Lonnoy Point 9.OX4
10.Taste 11.Vapour Trail 12.Chelsea Girl
TURN STILE<WHITE STAGE>
FUJI ROCK FESTIVAL'24の最後はノエルギャラガーか
TURN STILEが〆る。
GREEN STAGEではOasisの曲を乱立させ
会場全体を感動の渦に巻き込み
『Don't Look Back In Anger』で
ラストフィーナレを迎える。
その裏、戦場とされるWHITE STAGEの
最後の舞台ではTURN STILEが待機。
正直、WEEKEND LOVERSとずとまよ
RIDEでピークかと思っていた。
今年のフジロックで唯一といっても良い
ハードコアロックバンドとして
WHITE STAGEに君臨。
「最優秀ロック・パフォーマンス賞」という
どこの誰にもらえるのかわからない賞を持っており
どんなライブをするのか楽しみではあった。
そのパフォーマンスは語彙力が失われるほど
圧巻なものであり、大人見を予定していた自分も
チェアを投げ捨てモッシュピットに参加
ハードコアバンドには疎い自分ですが
曲自体は大変丁寧な造りでキャッチーであり
無駄が一切ない、どちらかというパンクのような
シンプルさも、ハードコアロッカーが好きな要素は
しっかり押さえているそんな優等生な
新生ハードコアロックバンドだった。
友達に至ってはスーパーキラーチューン
『Horiday』でこの日1番の爆発的モッシュが発生し
終いにはWHITE STAGEの壇上へ上がる始末。
最後には大量の花吹雪が舞い散る中
3日間の最後の〆を彩った。
疲労感を抱えるフジロッカー全員を蘇生させ
尚且つ自分たちのフィールドに連れ込む
化け物がWHITE STAGEの深夜には居た。
[set list]
1.T.L.C 2.ENDLESS
3.Come Back For More /Fazed out
4.UNDERWATER BOI 5.DON'T PLAY
6.Drop 7.Real Things 8.Big Smile
9.WILD WRLD 10.NEW HEART DESIGN
11.FLY AGAIN 12.BLACK OUT
13.ALIEN LOVE CALL 14.MYSTERY 15.HOLIDAY
ほかにもROOKIE A GOGO という
若手バンド限定のブースがあり、そこでは
来年のフジロックへの参加資格1枠をかけての
戦いが行われています。
(My hair is badや羊文学、Suchmos
King Gnuなど排出してます)
深夜のクラブブースなど
朝5:00まで苗場は眠りません。
FUJI ROCK FESTIVAL の 感想
結果、来年も行きたい気持ちがMAX ということ。
苗場スキー場ではまるで夢の国のような
特別な異世界感を感じ、それは日々の仕事や
辛い出来事から少しでも乖離した空間へ
一種の逃避行に近い、夢の逃げ場所のような
ものなのではないか。結果的に自分も社会から
3日間抜け出し、苗場という場所でSNSを
開くことは無く、ただ自由気ままに音楽と友達と
生活をしていただけに過ぎない。
これは海外旅行や実家のおばあちゃんの家に
帰るのと大きな差はないような気もする。
ただ、各アーティストはFUJI ROCK FESTIVAL特融の
顔を持ち、殺伐としGREEN STAGEの舞台を
夢にみて、誰よりもカッコいい自分を演じようと
本気のライブを行っている。
その中でも各アーティスト1人1人と、観客1人1人
それぞれにストーリーがあり
またそれを見つける場所として苗場の地に
降り立ち、1日~3日思うがまま、過ごしていく。
苗場には実際に行ってみないと
何が良いのかは全くわからない。
ただ、今回、3日間貫通をして「喰らった」コトは
あまりに多く、それはFUJI ROCK FESTIVALでしか
味わえない特別な衝撃だったはず。
また、それがフジロックだからこそ何か不思議な
ことが起きる現場に自分が居合わせられたことを
誇りに思う。
苗場の銭湯、雪笹の湯のロッカーの鍵を無くした
保証代金を返してもらうためにも
また来年も苗場に行きます。