マツダミヒロさんの著書『質問は人生を変える』の文章の一節をもとに、教師目線で感じたことや学んだことを書いていきます。
私は教師だった時は、周りに正解を求めてばかりいました。
子どもたちに出すテストやプリント、授業中の発言だけでなく、授業態度や生活の仕方まで、子どもたちに正解を出してもらえるよう、時間と手間をかけていました。
また、私自身がどう生きたいのか、何を選択したいのかについても、自分自身に問うことはなく、他の人にどうしたらいいか聞いたり、本から探し出そうとしたりしていました。
「みんなと同じじゃないと不安」という気持ちがあったからだと思います。
でも、人はみな外見や性格が違うように、考え方も行動も発する答えもそれぞれ違っていいんです。
教師みんなが「たった一つの正解はなく、すべては正解」という意識をもって子どもたちに接したら、本当の意味で、学校が「安心安全な場」になるのではないでしょうか。
また、教師自身もゆったりとした気持ちで日々の教育に取り組んだり、自分を満たしてあげたりすることができるのではないでしょうか。
正解はないということを知ろう