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推しの顔が良いのは何にも勝るという話

記事の更新にしばらく時間があいた。新推し君を新推しにすると決意した日から約2ヶ月経ち、浮き足立つようなフワフワ感がひと段落したことは否めない。過去作品は全て観たとは言えないけど、観たいと思ったものは観た。あ、ノーサイドゲームの最終2話はまだ観れてない。観ている最中にhuluのお試し無料期間が終わってしまい、改めてテレビで有料会員に加入しよう、と思いつつまだそのままになっている。
新推し君は先のドラマ(プロミスシンデレラ)を撮り終えたあと、とある映画の撮影で地方ロケに入り、終了してまたそろそろ違う映画の撮影に入るらしい。これも地方ロケらしいけど、ロケ地はどこかな…撮影に遭遇出来たりしないだろうか…と私は妄想を繰り広げている。


という訳で、WOWWOWでのドラマはあるもののこれはドラマの前に撮ったものだということはわかっているので、今の新推し君を公の場で観る機会はしばらくなかった。そんな中、ファンクラブの動画が更新されたが、荒地に水が撒かれたようにあっという間に私の中に吸収されてしまった。嬉しいのだけど更に今の新推し君が観たくなるというジレンマに陥り、私は意図的に新推し君に意識を向けないようにしていた。
意識を向けなければ向けないで日々を過ごせる気もするし、こんな感じで程よく薄まって行けば気楽でいいなとも思っていた。


ところがある日のファンクラブ動画で、新推しくんは「明日公の場に出ます」と言った。
「日経トレンディが選ぶ来年の顔」とやらに選ばれたらしい。
既に今年の顔ですけど⁉︎と少しだけハテナではあったが、露出があるのは嬉しい。
そして当日、朝のWSをハシゴする私。懐かしい…昔、推し一号の時もやったなぁ。もう10年以上前だけど。大体このコーナーの後あたりに芸能ニュースが入るんだよね、とか、この時間帯は地方版だから観れないんだ〜怒とか、割と色々覚えているものである。
そして登場する新推し君。
えっと…顔もスタイルも良過ぎるのだ。何あれ…人間か?
昨日ファンクラブ動画で観たラフな新推し君とはうってかわり、スタイルアップして髪型もバッチリ決めた彼は、この世のものとは思えない美しさであった。
そう…彼は内面の素晴らしさも最上級でありながら、とにかく外見が抜群に良いのである。私の好み、というレベルではない。むしろ、別に私の好みではない。私はどちらかと言うとあっさりした顔が好きだ。まさに推し一号は私のドストライクの顔。
そんな私が「最上級の美」だと思える新推し君のルックス。そのお顔はまるで彫刻のようである。そして、壇上に立つ彼は、やはりその育ちの良さからか、上品さが際だっている。
私は思った。顔の良さはやはり強い。顔がいいから好きになった訳ではないけれど、推しの顔の良さはマンネリになりかけた(もちろん一方的な)彼に対する気持ちをあっという間に浄化してくれる作用があるのだ。


実は「顔の良さ」という点では推し一号は割と定評がある。何しろ数年前まで、世界ハンサムランキング的な(若干胡散臭い)ランキングで、数人しか選出されない日本人のうちの一人だった。しかもほぼ毎年ランク入りする常連。(基準が怪しい…?)
30代半ばを過ぎた今でも彼の顔の良さは健在であるが、その綺麗なお顔を見る機会は少ない。何故なら彼が公の場に出ることはほぼないからだ。
お仲間とやっているYouTubeも多分セルフ撮影で、髪も髭もあるがままな自然体。もしバッチリ決めた姿を普段見ているのならプライベートな姿を見るのは嬉しいかもしれないが、プライベートしか見れないとなると、それはそれで新鮮味がないのだ。
が、しかし。
この公の場に出ない推し一号、何と先月久々にとある化粧品メーカーなとコラボして大々的なキャンペーンが展開されたのである。そのポスター第一弾が発表された時、私は言葉を失った。
「美しい…!!!」
彼を見続けて16年、何もかも知り尽くしていると思っていた推し一号のあまりに美しい姿に、私は久々に彼にドキッとしたのであった。
やはり、顔の良さは何にも勝るのである。

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