生きてるということ
明日いよいよ休職中に園に行き、退職の手続きをする。
新卒で半年働いて、転職して戻って早5ヶ月。いろんな事があった。
社会人なってからは生きづらさしかないが、特に保育士にはなってからは困難の連続。不安症になるわ、パニック障害になるわ。常にハリケーンか台風でも来てるんか?ってくらいなにかの不安を抱えてる。「きっと早く死ぬんだろうな」が「早く死にたい」になり、「もう死のう」に進化したのもこの頃。
子どもたちが生きる力を養えるよう保育する一方で自分は人生に絶望して死にたくなっているという矛盾を抱えた。
休職して離れて今思うのは、
生きてるっていうこと。
仕事してたときは、確かにお金はあったし、働いているという自負はあった。でも特にこの5ヶ月間は、
人間として死んでいた
と思う。
仕事をしているときは元気、笑顔。しかし、離れると顔が死んでいる。朝なんて特に絶望。休日もなにもやる気が起きず。頑張って仕事以外に好きになれるものを探した。ペディキュアをしてみたり、かわいいものを買ったり色々したけど、結局楽しくなくて。。
本来ならディズニーもかわいいものもアニメも好きなのに、家にいるダッフィーがただの生地の固まりに思えたり、大好きなパズルがしんどくなったり。唐揚げがおいしくなくなったり。毎日「明日死ぬんだ」や「どうやって死のう」と思ってた。Google先生の検索がほぼ死ぬことについてだったときはあとから見てちょっと引いた笑
そして、ついに壊れた。パニックは「死ぬかもしれない」と思うときに出る防衛反応だと知った。つまり生きたかったんだな。
休職してからは本当に穏やかになってった。パニック発作がいつ起こるかわからないからずっと家にいてなにもしないけど、「なにもしない」でも人は生きていけるんだと感じた。
遅く起きてごはん食べて、食器洗って、洗濯物干して「ああ今日もいい天気だなぁ」と思って、両親と何気ない会話をして、17時になったら公園からチャイムが聞こえて「もうそんな時間か」と思って。いわゆる日常をなんも考えないでしてると
生きてるんだなぁ
って感じた。
仕事してたときの方が動いてたのに、あまり生きてる感じがしなかった。ロボットみたく流されるまま仕事に行ってた感じ。
でも、今はなんか生きてるなーって感じる。
仕事をしてたときは、「仕事をする」か「仕事をしなければ死ぬ」かしか選択肢がなかった。視野が狭くなって、いつも追い詰められてた。でも、いざ休職して離れてみると生きていくのにたくさんの選択肢があることに気づいた。今の仕事が全てではないし、保育士であることが全てではない。正社員になることが全てでもない。働きたいと思ったら仕事を探せばいい。
パニックがあったって、就職を支援してくれるところもある。
今もし、仕事に追い詰められたりして「死にたい」と思っている人がいるなら、一度立ち止まって考えてほしい。
たくさんの選択肢があることを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?