[E]Home Theater映画祭
本日半年ぶりに、amazonのprime videoで映画を観ました。アウトプットに時間をかけすぎて、大事なインプットを疎かにしていました。amazon prime も活用できておらず。昨日の授業で映像視聴した際に、やっぱり映画好きだなあと感じたことから、1日1本は映画を観ようと決めました。
ここではあらすじと照らし合わせて感想を述べていくのではなく、部分部分で気になったところや印象に残ったところだけ記録していこうと思います。(書き始めると長くなりキリがないため。)※ネタバレはありません。
本日視聴した映画は以下の邦画2本です。
1本目は「SUNNY〜強い気持ち・強い愛」
2本目は「家に帰ると妻が必ず死んだりふりをしています。」
SUNNY
2018年8月31日に公開された映画です。日本の90年代昭和の象徴であるバブル経済が背景にあります。主役は高校生役(昔)の広瀬すずさん、主婦役(今)篠原涼子さんです。過去と現在に焦点を当てて進められていきます。コメディ要素が強い内容かと思えば、目頭熱くなるシーンが多く、人生観を考えさせられる映画でした。
配役全員ハマり役で、高校生時代と大人時代の配役もそれぞれ顔の特徴が似ていたので違和感なく楽しみながら観ることができました。演技面で良いと思ったのは、セリカ役の山本舞香さんのセリフや口調のリアリティさと、女性のカッコ良さが表現されていた点です。役柄では、池田エライザさん演じるナナの一匹狼なクールな雰囲気が好きでした。
90年代に流行する音楽に合わせて突然皆が踊り出すシーンでは、好きな音楽ばかりだったので非常に楽しめました。内容はタイトルとのギャップがあり、高校時代の薬物や援助交際など闇の部分、現在のそれぞれに立ちはだかる試練に意外性を感じました。小野花梨さんの演技力はでした。鈴木先生というドラマから注目していましたが、毎回圧巻される演技です。
印象的だったシーンは、最後の棺桶の前で踊るシーンと、昔と現在の配役皆で踊るシーンでした。後者は池田エライザさんのみCG合成が使われており、その部分にかなり集中してしまい音楽やダンスが頭に入ってきませんでした。(笑)(なぜ池田エライザさんだけCGが使われているのは本編をご覧ください。)
最後に、時間は永遠ではないということを改めて感じさせられました。しかし時折、青春を思い出して原点に戻ることも必要だな、ということです。
家に帰ると妻が必ず死んだりふりをしています。
2018年6月8日に公開された映画です。タイトルと素朴な日常映画に惹かれました。ほのぼのコメディ系は大好きなので、最初から最後まで広角が上がりっぱなしでした。主題歌はチャットモンチーさん手がける「I Laugh You」とこれまた昔よく聴いていたアーティストさんだったため気持ちも高まりました。
まず感じたのは、ヒロイン役の榮倉奈々さん演じる加賀美ちえの性格が良すぎます。動きや仕草も可愛いです。個人的にアイスモナカの移動販売のトラックに向かってちえが本能的に走っていくシーンが好きです。榮倉奈々さんが好きな方におすすめしたい映画だなと感じました。また、この映画はぜひご夫婦一緒に観るべきだと。
毎回死んだふりをするセットが豪華すぎて驚きました。美術・衣装さんの凄みを感じさせられました。かなり時間と費用がかかったのではないかと思います。衣装に連なって、とあるシーンの中でちえが準備した衣装に、安田 顕さん演じる旦那の加賀美じゅんが、値引きタグを見つける点が面白ポイントだと思いました。
ちなみに私の好きな死んだふりシーン14の中では、宇宙人に囲まれているシーンが一番好きです。なぜなら一番労力とお金がかかっていると感じたからです。(笑)実際にそれぞれどれくらいの費用がかかったのか知りたいです。
皆が一番知りたいであろう、ちえが死んだふりをする理由は、ちえのお父さんが倒れた先の病院で明らかになります。
最後に、この映画にはグッとくる言葉がたくさんありました。その中で最も印象に残った言葉4つをご紹介します。
1:「こういうのは(夫婦の関係や違いの好きなもの)一緒に生活していく中で知っていくものです。」
2:「人生には3つの坂があり、それは登り坂・下り坂・まさか」
3:「優しい言葉は人を傷つける」
4:「月が綺麗ですね」
以上です。月が綺麗ですねの意味は、夏目漱石のとある本に触れたことがある方ならご存知かと思います。ご存知でない方はぜひ映画を最後まで観てその意味を知り、感慨深くなってほしいなと思いました。
また時間がある際、このように映画の感想を記録していきます。