テレレのおじさん
テレレのおじさん。某facebookで知人から命名されてしまった。コロナきたぞーって日本がなってきたのが、2020年の2月終わり頃。その辺りから、うちの教室(クラシックギター教えてます)では、"テレレッスン"やってきた。
テレレッスンってなんじゃい?…という方、多いのかなあ?
要するに、webとかでやる「遠隔レッスン」ってこと。webレッスンとか、オンラインレッスンでいいじゃん!っていう方も多いかもしれない。だけど、”テレ”って言葉に意味があるんだよなあ。
”テレ”=”遠隔”ということ。究極な話、通常の対面レッスンですら”遠隔レッスン”と言える。なぜなら、実際の楽器の勉強っていうのは「家でする」「家で練習する」ってことが90パーセントを占めるからだ。レッスンのある日まで生徒さんは自分にあれこれ語りかけながら練習している。「あ、先生ならこういうんじゃないかなあ?」「ここはまた左手のフォームについて言われるから、ちょっと注意してやっておこう」「ここのフレーズをもう少しスムーズにしろって先生言うんだろうなあ」とか。
つまり先生に言われるんじゃないかなあ?とか考えながら家で練習しているわけです。そして、レッスンの現場で新しく何かを指摘される。それを家に持ち帰って復習して、また練習する。
その意味では、通常の対面レッスンというのは「テレレッスン」と言えるわけなんだよなあー。
とはいえ、コロナで大騒ぎになってから、外出もやばくなってきた。電車に乗るのも繁華街に出るのも嫌な人も多い。なので、なんとか生徒さんの「楽器の勉強へのモチベーション」を維持するために”テレレッスン”に2月末から踏み切った。
webレッスンとかskypeレッスンとか、オンラインレッスン…そういう言葉って、何か本質を失ってしまう気がして、使うのが嫌だった。”テレレッスン”という言葉を使えば、webっぽいもの(skypeとかzoomとか)使わなくても十分レッスンできると考えた。
メールでアドバイスを送っても良いし、なんなら、こっちが動画でオリジナル教材を作って送ってやっても良い。究極の”テレ”は念力を送ることかもしれない。『練習しろよ〜!しないとお腹壊すよ〜』と。
とにかく、通学しなくても生徒さんの楽器学習のモチベーションになる形でレッスンを持続する形を2月末から模索し、生徒さんへの確認もとった。そして、僕がプライベートで教えている生徒さん全員”テレレッスン”へスムーズに移行してくれた。
練習動画を送ってくる人。それには僕が動画でアドバイスを送る。
Skypeでのレッスンを希望する人。いつもの時間に繋ぐ。
今やっている曲の難所クリアーの方法を知りたいというリクエスト。それには動画や楽譜などを書いて「回答」する。
動画を送った後に、チャットでコメントが欲しいという人。チャットしながらアドバイスする。
色々な形がある。生徒さんが「さあ、練習しよう!」というモチベーションに繋がることならなんでも”テレレッスン”と言えるのだ。
さてさて…3月半ばくらいから、「webレッスンしてます」とか「オンラインレッスンしてます」とかみんな急に言い始めた。でも、”テレレッスン”という言葉流行らないなあ 苦笑。
僕はひたすらに「テレレッスン」という言葉をSNS上で使い続けているが、流行らない。誰も使ってくれないぞ!
多分、言いづらい?? 「テレッスン」の方がいいのではないかという説も。
だが、ひたすらに「テレレッスン」を使い続けてやろう。流行るまで。テレレのおじさん、頑張る。
おでかっけですか? テレレのレー