ジュエリー作りの工程(デザインから完成まで)
ジュエリーができる一連の流れをざっくりご紹介します✨
あくまで私のとっている方法です😊
先日発売したサファイアチェーンピアスの作製工程を簡単にご紹介しようかと💙
ちなみに、今回は1点物ではなく、
量産できる物の工程を紹介するので、途中で型取り&複製の工程が含まれます⚒✨
1.完成ジュエリーのイメージ画を描く
上:モチーフを裏側面
下:ピアス全体のイメージ
右:モチーフを横から見た側面
私はこのくらいの落書き程度のイメージ画です。
頭の中にあるものなんとなくイメージするために描くので、あとは細かい部分などは各工程中にやりながら考え
修正していく感じです。
(見ての通り、画力が極めて低いです💦)
2.モチーフの原本作製
SV925製でモチーフの原本を作ります。
ちなみにろう付けに使うのは5分ろうを用います。
①SV925の銀板をなまして、曲げて、糸鋸で切断して、さらに曲げて、ろう付けし、ある程度の形を作ります。
そして、リュータで削り細かな形を整えます。だいたいロールサンダーの240番から始めて1000番くらいまで研磨します。
⚠️少し太めに作製します。
②石を留めるための穴(くぼみ)をリューターのドリルで掘り、さらにツメをろう付け。
③モチーフ裏面に丸カン(:丸く曲げた銀線)をろう付け。
ここでモチーフの原本が完成です。
3.出来上がったモチーフの原本を型取りと複製
私はここは専門の業者にお任せしています。
だいたい型取り&複製で2〜3週間要します。
まずはサンプルをつくるので今回は複製品はSV925製で依頼。
4.複製したモチーフとチェーン・ピアス針をろう付け
後々研磨することもふまえて、型取りと複製をすると原本より、少ーしだけ小さくなるイメージです。
⚠️原本作製の時に少し太めに作るのはこのため
5.全体を研磨
ロールサンダーで240番から1000番まで研磨する。
6.石留め
モチーフとはめこむ石とすり合わせをしてから、
ツメの高さを調整し、石留めする。
今回はナナコで石留めしました。
更に仕上げに研磨後、バフをかけピカピカにする。
7.超音波洗浄
超音波洗浄機に入れて洗浄する。
8.サンプル試着
実際着けて生活してみます。
改良点を見つけ再度サンプルを作って試着してを繰り返します。
(最低でも1ヶ月以上)
例えば、今回はチェーンの長さの種類変更など。
着けやすさとフォルムのイメージから、長あずきチェーンからベネチアンチェーンに変更しました。
9.K18で作製
複製をK18製で依頼。
だいたい複製に1〜2週間を要します。
その後、最終のサンプルを見本に、K18でジュエリー作製します。
①K18バージョンで4.〜7.の工程を行います。
ちなみにK18の場合は、6.でバフをかけるときは青粉を使います。
②ブランドロゴ&K18を刻印する。
完成です❗️
試着して改善とかもあるので、
なんやかんやで、完成までに、2ヶ月半以上といったところです⚒✨
↓ちなみに、このチェーンピアスの詳細はこちらです💙