自己紹介と『まつりのあと』のあと
初めてのnote
何となく文字にする事で消化というか備忘録というか
言語化は大事だよねって感じです
最近、初演出初演出の舞台を終えましたのでここに記そうかと
簡単な自己紹介
普段はフリーで役者として活動してます。
wsの補佐に始まり、演出助手・撮影助手
演技指導なんて事もします。
現在8年目、数えたら映像45作品程、舞台40作品程
でした。いつの間に。
YouTubeでちょいバズりした事もありました。驚き。
長谷川博己さんに似てるというコメントが多数ありました。そんなに?
ラーメンが好きです。ラーと呼びます。
mofusandも好きです。サメにゃん推し。
mofusandグッズをよく頂きます。ありがとう。
『まつりのあと』の前
さて、早速本題です
『まつりのあと』という作品が終演して数日が経っております
なかなか振り返る時間が取れず、恐縮です…
数日が経った今でも感想のポストが続き、大変嬉しく思います
本作の舞台は自殺志願者のみが入所出来る施設
という「もしも」のお話でした
題材が題材なだけに演劇でやる意味がちゃんとつくのか…なんて気にしてましたが
世界観の設定と人物を先に作ってから会話させりゃええやろって書き始めたら2週間かかりました
相場がわからんので、早いか遅いかは知りませんが
何となく手応えを感じました
現状の僕の集大成、そんな手応え
初稿をプロデューサーに渡し
返事を待つ時間のそれは何とも言い難いものでしたね
初は一回だけなのでもう経験出来ない事でしょう
そんなこんなで、このお話好き、との反応
一安心
企画書・脚本が揃いここからキャスティング
僕とプロデューサーそしてオーディションから数名
3月頃から動き出してキャストさんが揃うまで、この時点で5月でした
引き受けてくれた皆様に感謝
後は顔合わせを待つのみ
『まつりのあと』の稽古
6月に顔合わせ
読み合わせして各キャストさんへの方向性
作品としてのベクトル
集客に対して等々
割と現実的な話をはっきりと伝えたと思います
初の演出でもあるので、初めましての方がどういう印象を抱いたかはわかりません
全員を魅力的に見せる為には
いち早く信頼関係を築くのが大事なので
正直な意見や考え方を伝えた方が早いよねって思ってました
稽古が始まり
色んな時間がありました
今思えば稽古自体は短かったと思います
各班、全員揃う日は少なく出来るシーンも少ない
なので、演技指導の経験を生かし
この現場が終わってからも役に立つような話もしていこうとシフトしました
感情で読んだら終わるから心情で読んで
その台詞出しは役じゃなくて役者だね
こう動けばお客様はこっちを見るよ
等々、感覚的な話から理論的な話まで
どこまで伝えられたかはわかりませんが
知れば知る程、今後もお芝居が楽しくなるように
こう動いてみたらこう感じない?
この関係性の相手からこんな事言われたらこう喋りたくならない?
と、実際に自分が動いて伝える事もしました
これは自身もプレイヤーだからこその特権かもしれません
同じ言葉でも人によっては伝わる度合いが違う
これは日常生活でもそうですね
演出もそこを見出だす事で楽しめるんじゃないかなって
実際キャストさんの考えを聞いて受け答える作業は楽しかったです
一種のコミュニケーションに近い感覚でした
僕が理想とするハードルは各々高かったと思うので、応えてくれたキャストさん達は素敵でした
またどこかで一緒にやりましょう
タイトル『まつりのあと』
タイトルには色んな意味が入ってます
自画自賛したいくらいです
単純な意味としてはお祭りの後に事が動くよっていうちょっとしたネタバレです
おそらくこれは事前にわかってしまうだろうと、その期待値を越える展開を用意しました
ご感想を聞く限りは狙い通りうまくいったかと
主に大きな意味としては二つです
あとのまつりにかけてます
事が起きてからじゃどうしようもないと
だからちゃんと見ないとねっていう
作品を見て頂いた方ならこの言葉の真意は伝わると思います
もう一つは
『まつり、のあ、と』です
会おうが会うまいが、いようがいなくなろうが
関係性を持った時点でその人の何かが引き継がれて人間性が構築されていくと
それを架空のお仕事に置き換えて表現しました
ネットが普及して文字でのやり取りが増え
更に自粛期間で、対面のコミュニケーションがより薄くなったと思います
昔は当たり前だったのに
今じゃお隣さんに挨拶するだけで変な目で見られます
じゃあ昔が良かったのか、とかそんな話じゃなく
今、現実、そうなんです
それならば身近な人間だけでも、一人でもいい
誰かの為に動ける人でありたいよね、と
そんな想いを込めた作品です
こちら
通販で映像としても見れます
8/31まで購入可能です
購入後8/5~順次URLが送られると思います
A班B班どちらも、いつまでも、見れます
約90分
演劇作品を映像で見ると伝わりきらない部分はあると思いますが、もし少しでも気になって頂けたら是非
『まつりのあと』のあと
長々と書き綴りましたが
初脚本初演出を終え
本当に初てすか?次、書く予定は?
次回出演したいです、言葉選びが好きです等々
想像を越える感想をお客様から頂きました、めちゃくちゃ嬉しい
ただ現状この『まつりのあと』を越える作品を作れる気がしません
それぐらい今を詰め込みました
ですが、描きたい題材はまだまだあります
なので少しずつ構想を進めつつ、自身の活動もしていきます
いつになるかはわかりませんが作りたいとは思ってます
僕自身勉強しながら色んな価値観を取り込んで
また作品に詰め込みたいと思います
それまでのお楽しみ
関係者一人一人に綴りたい気持ちはありますが
引く程長くなるので自重します
改めてご来場誠にありがとうございました
またいつか。
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