君は〇〇に向いてない。
僕の弟は今高3で先生や親、そして僕に夢を語っていた。そんなとき、親や先生に「君は〇〇に向いてない。」と言われていた。
進路を決める時に一度は言われたことがある言葉だと思う。
自分は医者になりたくて中国の医学部へ進学した。高校生の時、医学部へ行きたいというとお前には無理だと言われ、中国の医学部へ行くと伝えるとやめたほうがいいよ。どうせ君には無理だよと言われた。
否定しかしてこないじゃないかこいつら。と思った。
そもそも向いてる向いてないってなんだ?〇〇になれるなれないなど関係はあるのか?自分が医者に向いてるか?と聞かれればおそらく向いていないと答える。勉強は辛いし、テスト前はいつも転部したいなと思う。
自分は医者になりたいので医者を例に読者に問いたい。
「医者に向いてる人はどんな人?」
このような質問すると大抵の人がこう答える。(例外はあると思うが、自分の周りはこうだった。)
・優しい人
・器用な人
・困ってる人を助けたい人
自分で言うのはあれだが、困ってる人は助けたいと思うし、器用でもあると思う。優しいかどうかはわからないが。君はひどい人だよねと言われたことがないので人並みかなと思う。(思いたい)
では、質問を変えてみる。
「医者になれる人はどんな人?」
こう質問すると多くの人がこう答える。
・頭がいい人
この答えは間違ってないと思うが、正しいとも言えない。
本当の答えは医師免許を取るという強い意思をもち、取得するまで努力を継続できた人だ。
医師免許を持った人のみが医師を名乗れる。
今回は医師を例にあげたが弁護士や看護師、教師なども同じ。
色々話してきたが、結局何を言いたいかと言うと、〇〇になれると〇〇に向いていると言うことは同じことのように見えて全く違うものなのだ。
向いている、向いていないなどは十分条件であり、必要条件ではない。
必要条件はライセンスをどうやってでも取るという強い意思と取るまで継続することなのだ。
このことを進路を考える人や進路指導をする人には知って欲しい。と弟の進路指導を見ていて思った。