塩害地域用の塗装ショールームが茨城県日立市にオープン
皆様こんにちは。
当社2店舗目となるリペイントプラザ日立店が2022年11月1日にオープンとなりました。
詳しくは後半で。。。
祖父が一人で始めたペンキ屋さんから、父が地域に根を張り、信頼という大きな実を付けてくれました。
私がその実を更に多く、しっかりと根を張り巡らせる事。
これがお役目だと信じ、情報発信と活動を続けています。
2022年10月22日に県内初の試みとなる、完全無人の塗装ショールーム『リペイントプラザ・ひたちなか店』をオープンさせました。
コロナ禍の影響で、当時行っていた公共施設を利用しての無料の塗り替え相談会が一切行う事が出来ず、相談者からのお見積り依頼は激減していました。
その打開策としてのチャレンジでもありましたが、計画をしていた事業では無かったので、費用は最小限に抑え、内装デザインは私が担当し、出来るだけ自社での改装工事を行いました。
もちろん国の補助金制度への認証も同時に行いながら、様々な方々にご支援をいただきました。
一見すると順調に見えるかもしれませんが、そこまでには私にとって困難の連続。。。
想像だにしていない事まで起こりました。
同年3月にたまたま物件を見つけ、『ここなら条件も良いし、新しいチャレンジが出来そうだ』と感じ、直ぐに交渉。
この時点では誰にも相談していない。笑
物件は他社に先を越されればそこで終了。タイミングが全てです。
大家さんと交渉を進めながら、会長の説得へと動きます。
誰もやっていない事ですから、リスクを考えるのが当然です。
事務をしてくれている姉と一緒に答えはNOでした。
しかし、返事を早くしなければ他社がいつ交渉にくるかも分からない状況。。。
焦りに焦ります。
しかし流れが変わるきっかけが訪れたのです。
私には姉が2人いて、長女は栃木県にお嫁に行っています。
しっかり者の長女に妹が相談していました。
私より先に。笑
そこで出た答えが、『やってみて、ダメだったらやめれば良いのでは?』でした。
感謝です。
そこで大きく空気が変わり、出店が決定。
ショールームのネーミングや内装のデザインを進めていく事となります。
その時点で4月中旬頃でした。
しかし、ここからが本当の試練でした。
私の右肩に違和感があり、鎖骨の辺りまで腫れて熱を持つようになったのです。
『何か変な感覚』
そんな日々が10日ほど続き、掛かり付けの病院で相談したところ、直ぐに地元の総合病院を紹介してくださり、整形外科で検査となりました。
早速CTを取り、画像を確認してくれました。
そして、そこで知らされたのは、直ぐにガンの専門病院へ行くべきとの指示でした。
当時『えっ、ガンなんですか?』
と聞いた事をハッキリと覚えています。
肩にガンが出来るなんて、想像すらしたことがありませんでしたから。。。
2つの病院を紹介され、電車で行きやすい「がん研有明病院」に決定。。。
検査日を指定され、それから6回の通院をして細胞の検査を行いました。
その時点では、家族にしか告げていません。
社員に心配を掛けられませんからね。
検査の結果は、悪性腫瘍。。。
脂肪肉腫という癌でした。
しかし、救われたのは細胞の種類は4種類あり、一番毒性の弱い、転移をしない事が殆どのガン細胞でした。
もう、そこからは手術日の決定(7/1)、手術、入院とあっいう間でした。
右肩を20センチ程切開し、脂肪肉腫を摘出。約3時間の手術でした。
コロナ禍でしたから、入院中は誰にも会えませんし、自分より症状の重い患者さんとたくさん話しました。
骨に出来るのが骨肉腫、脂肪に出来るのが脂肪肉腫。
たくさんの患者さんが自分の病気と向き合い、腕や足が無くても笑顔で過ごしていました。涙
正に
「生かされている事」
と正直に向き合う事ができました。
予定より少し早く2週間で退院し、リハビリを行いながら店舗の準備を進めます。
職人に助けられながら、内部の改装を進め、外部のデザインも進めていきました。
補助金制度を活用していたため、オープン期日の縛りがあったのです。
退院したのが7月14日ですから、もう待った無し状態・・・55坪のショールーム内は手つかずの状態でした。
大まかな内装デザインは入院中に作成していましたので、電気工事や大工工事の手配と工事指示、塗装工事や看板デザインも同時進工でした。
腕の痛みと闘いながらも、無事ひたちなか店のオープン日を迎え、2日間で友人知人を含む200名弱の来店者を迎える事ができました。
辛かったけれど、今では良い思い出です。
そのひたちなか店【リペイントプラザ】も今では多くの方が来場され、自由に内覧されていきます。
ご希望の方のみ、申込書に記入していただき、こちらからご連絡をさせて頂くシステムが好評のようです。
また、最近では、ご自宅でのお見積書提出よりも、リペイントプラザでの見本を見ながらプレゼン希望も増えています。
使い方は人それぞれですが、塗り替え工事成功へのお手伝いが出来ている事をとても嬉しく思っています。
周辺の市町村からも内覧される方が増え、東海村や日立市からもお問合せがあります。
その時感じるのが、塩害地域にお住まいの方々は、塩害での外壁や屋根が傷むのは仕方のない事で、半ばあきらめている事でした。
当社担当の説明を聞いて、「こんな説明を聞いたのは初めてだ。」と驚きの声が集まりました。
「内陸はもちろんの事、塩害にとても強いKFワールドセラの事をもっとお伝えしたい!」
素直にそう感じました。
仕事の合間に、距離的にも丁度よい、日立市内でのテナントを探し始め、広さとコストが申し分ない物件にたどり着きました。
それが、2022年11月1日にオープンした塩害地域用の無人塗装ショールーム【リペイントプラザ日立店】です。
元々は本屋さんでした。
90歳を超える今の大家さんが夢を叶え、開業されたそうです。
今作ったら、一体いくら位するのだろう?と思う本棚が内壁にギッシリと付いていて、ショールームとしての再利用にドンピシャでした。
そうは言っても、メンテナンスをする必要もあり、店内を明るくしたかったので、自分たちで塗装しました。
照明も変え、新しいエアコンも付けてリフレッシュ。
壁・天井・本棚は白く塗り替え、明るくできました!
床は全てのクッションフロアーを剥がし、コンクリート用のクリヤー塗装で仕上げてあります。
最近では、コンクリートの自然な風合いを生かしてクリヤー塗装を行う店舗が多くなりましたね。
現在は、のぼり旗なども設置しているので、もう少し賑やかですが、オープン当初の写真です。
本棚には、資料や色見本がギッシリと並んでいます。
特に塩害についての資料を展示していますので、じっくりとご覧いただければ幸いです。
あまり専門的な資料ばかりでは、疲れてしまうので手前の棚にはリフォームやガーデンデザインの雑誌なども置いてあります。
ソファーも設置しましたので、ゆっくりとしてください。
外観もかなりイメージが変わりました。
塩害の影響もあり、かなりの塗膜劣化が進んでいました。
特殊なサビ止め塗料を塗り、KFワールドセラ塩害防止仕様にて塗り替えました。
大家さんのお家も屋根がブルーですし、海も近い事から、リペイントプラザ日立店のイメージカラーは水色に決定。
この時点では、
「カフェが出来るんですか?」
と通りがかりの人に声を掛けられましたね。
「すみません。ペンキ屋さんのショールームです」
と答えると、キョトンとされていました。笑
このままでは、何のお店か分からないので、看板を取り付けて完成です。
遠くからでも分かりやすいように大きな刷毛も取り付けてみました。
ガラスにはシートを貼り、内部に居ても外からの視線を感じにくようにしています。
塩害地域用の塗装ショールームは、私が調べても一切情報がないので、全国発だと思います。
コストばかりが掛かり、耐塩害性の低い塗料で塗り替えされてしまう前に、一度ご来店ください。
ご予約を頂けますと、国家資格を持つスタッフに直接質問もできますし、じっくり自分のペースで内覧したい方は、完全無人ですのでご自由にご覧ください。
稀に内部でサンプル作りなどをしている場合もありますので、ご了承ください。
10時から19時までがオープン時間です。
既にたくさんの方がお越しになられ、お問合せをいただいています。
是時ご活用ください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
私たちが住む地域にも、様々な塗装会社があります。
窓口業務の、訪問販売・ホームセンター・家電量販店。。。
集客方法を購入している、フランチャイズグループ、コンサルタント提携。。。
独自で集客する会社。。。
どこに頼んでも大切なのが、誰が調査・プラン作成・管理するのか?
どんな塗料をどこに何回塗り、傷んでいる所はどうするのか?
保証は何年で、5年前、10年前の施工現場を案内してくれるのか?
ここが大きなポイントです。
営業マンの言う事は、誰にでも言っているひな形かもしれません。
押しに負けずに、冷静に判断してくださいね。
当社は様々な環境や条件で塗装工事業を続けていますので、手抜きのない工事品質内でご要望にお応えします。
お客様がその時に望む形の塗り替え工事を行いますのでお気軽にお問合せください。
もちろん安く早く塗る事も可能です。
その理由もキチンとご説明いたしますので、今回は予算重視で塗り替え工事をお願いしたい!という方も気兼ねなくお問合せください。
塗り替え工事は、塗装施工業者に直接頼みたい!
塗り替え工事に、余計な中間マージンを払いたくない!
塗り替え工事は、工事管理品質も重要だ!
そんな思いのある方は、当社へご相談ください。
株式会社冨山塗装
代表取締役 冨山達也