朝三暮四?
いつからか言い出すようになった「HAPPY HOLIDAY」。
メリークリスマスがキリスト教のお祝いだから、人種のるつぼ・多宗教国家のアメリカで、宗教にかかわらず使える挨拶として考案された、という話を聞いたことがあります。
なるほど、なんとなく納得しそうな説明です。
が、この説明をはじめて聞いたときからずっと疑問でした。
それ、言い換えただけで済む問題なの?
そもそも、『Holiday』(=祝日)として祝うこと自体がキリスト教に根ざしてない?
メリクリ→ハピホの言い換えについて検索すると、
「11月下旬くらいから、年末年始にかけて、ユダヤ教やイスラム教でもお祝いがあるから、それくらいの期間で使われる挨拶です」
みたいな説明を見かけました。
一瞬、ふーんと納得して流してしまいそうになりましたが、ふと気になりました。
ユダヤ教の祝祭日って、どんなん?
イスラム教の年末年始のお祝いって?
…あの、どっちも年末年始に全然祝祭日がないんですが。
私が知らないだけで、ユダヤ教やイスラム教にも新年を祝う祝祭はあるのかもしれませんが(ハッピーニューイヤーはそれこそどこでもやってるんじゃないんですか?)、少なくとも管見の範囲では、思ってたHappy Holidayとだいぶ違う印象です。
言葉狩りをするつもりは毛頭ないのですが、やっぱり、メリクリをハピホに言い換えただけのようにしか思えない、今日この頃です。