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モヤモヤの解

「男子系企業の失敗」という新書を読んだ。
普段からモヤモヤしていることに答えるものでもあった。

日本では政治でも企業でも男社会であるのは、
確かにそうで、女性の社会進出が声高に叫ばれていても
なかなか変わらない。

男社会が男用にルール決めてやってたら、
そりゃ変わらんよなと思う。

そういうことを、色々なエビデンスを含めて書いてある。

いくつかなるほどと思ったことがあって、
その一つに「従業員の満足度は多様性集団では低くなる」
というものだった。

企業において、多様性は収益性を高める一方で、
従業員は多様性の低い職場を好むそうだ。

自分に置き換えてもそう思う。
多様性の低い職場の方が、楽だし生きやすい。

そう考えると、ダーバーシティを求めているのは誰なのか。
企業としては収益性が上がるなら、多様性は大歓迎だろう。
ただ、そこで働いている人が求めているわけではないということのようだ。

従業員の満足度も求められている時代、
多様性か従業員満足度かという2択では、
企業は成り立たなくなっているようだが、
それも矛盾した話なんだなと思う。

結局あれが得なのか、そこにはあまり答えはないが、
終身雇用制がもっとぐちゃぐちゃに壊れて、
人材の流動制が高まれば、多様性を受け入れることが
普通のことになっていくのかもしれない。

日本の企業がそうなるともなかなか思えないが。

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