建築家?
建築家による哲学や設計アプローチが定型化して取り上げられ、流派のようなものを形成しているように思う。
これが芸術家でもある建築家の側面であろう。
若手設計者たちは、巨匠やスター建築家たちの考え方に賛同し、設計手法を真似てみる。
目前の問題に対して試行錯誤していった結果、回を重ねていくうちに似たような傾向が見出されて1つの哲学に昇華するのは理解できる。
しかしながら、強大な原理原則を無理に適用して、体裁を整えるのはデザイナー・設計者として良きことなのか。
勉強段階において多様な考え方を知ることは悪くないが、工夫せずにそれを汎用な公式として用い、他者の馬にまたがるようなことをするのはなんとなく気持ち悪い。
建築家ではなく、多種多様な設計業界の1つとして建築設計を考え、捉え、道を模索していくのが自分にはあっているのだろうか…