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8歳の少年に憧れた まま・ここっと9

部屋の電気が点けっぱなしです。
日本では、お父さん、お母さん、子どもにどのように伝えますか?

「おい、消せ!」ですか?(たまにこういう回答あります笑)

ほぼ100%で「電気代がもったいないから消しなさい!」だと思います。(富所調べ)

一方、海の向こうのドイツではちょっと意識が違います。
ドイツの、お父さん、お母さんは、「地球に悪いから消しなさい!」と伝えるそうです。
同じ地球に住んでいて、同じように地球環境の恵みのおかげで暮らしているのに、見ている視点が全然違う。
どっちの視点の方が、「豊か」でしょうか。

僕に大きなキッカケをくれた一人でもある”環境活動家の谷口たかひさ”さんから聞いた話です。(僕の講演もおもしろいですけど、彼の講演も最高なので是非♪)

ドイツでは、「未来について考えよう!環境を大事にしよう!」ってことを政府に訴えるデモ行進が、毎週のように行われているんだそうです。
忙しく日常を過ごしながらも、どこかで未来を視野に置いている。
すごく大事なことだし、日本がSDGsを取り入れる大きな意味だと思います。

僕が大きく心を動かされたのは、そのデモ行進に参加していた8歳の少年の話。
親や先生に言われたわけでもなく、自分の意思で参加している彼は、手にプラカードを持っている。
そこには「自分のすべきことは全てやったと、胸張って言うことができるように」というメッセージが書かれていたそうです。
わかるようでわからないそのメッセージ。どういう意味?って聞いたら、返ってきた答え。

「僕が大人になって、誰かと結婚して、そこに子どもが生まれて、その子が大きくなって、辺り一面の地球環境を見渡して僕に言うんだよ。『パパ、なんで何とかなるうちに何とかしなかったんだよ!?』って。その時に、『パパは、自分のやれることは全てやったんだ』って胸張って言えるように。」だそうです。

正直、雷が落ちちゃったんです。
同じ地球の、同じタイミングに生きている、会ったこともない8歳の少年を、カッコいいと思ってしまったんです。

だから逃げません。僕も、すべきことを全部やって、娘に、カッコつけたい。知ってしまったから。

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SDGs芸人アンカンミンカン富所哲平
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