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DXとは何か? 小学生でも理解できる分かりやすい言葉で言うと「アレ」です
メディアやコンテンツのプロデュースと地域・企業の「メディア化」を支援するトミタプロデュース株式会社の富田剛史です。『LIB Lab(ローカル・インディ・ビジネス・ラボ)』の主催もしています。近藤洋子さんとの『日本ママ起業家大学』で個性的な女性起業家の育成も長年やってます。
今回のテーマは「DX」です。
『SDGs』は、『新時代』と一括変換すれば意味が分かる文章になる
最近いろんなところで耳にしますが、わけのわからん言葉ですよね。
「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」を信条としているトミタが誰にでもわかる言葉で解釈してみましょう。
「DX?聞いたことない…デラックスの略??」そういう人もまだまだいるでしょう。だけどどんな人でもまもなく向き合わざるをえなくなるはずです。あの「SDGs」のように。
SDGsについては、もう何年も前から私は「SDGsを『新時代』と一括変換してみれば、意味不明の文章が大体意味がわかるものに変わりますよ…」と言ってきました。
SDGsを環境とか、ジェンダー平等とか、個別の事案で捉えていると「群盲、象を語る」といった状態になります。意識が高い人や、いわゆるいい人がとる行動のままでは、SDGsの本質はピンと来ません。
貧しい者、弱き者だけではなく、今リッチなつもりの人や強いと思っている人にもまったく同様にこのままの行動を続けるのは危険であり、いい人か成功者かなどは関係なくそのゴールに向かわざるを得ない…、なぜなら人類は「新時代」=【新たな時代の象限】に入ったからであるというのが、ごく簡単に言うとSDGsが新時代と一括変換すれば意味がわかるようになる理由です。
詳しくは、こちらのLIB Labに書いたレポートをご参照ください。
「IT化」とも「ICT利活用」とも違う『DX』という新しい言葉が充てられているのはなぜか?
さて、今回のテーマはSDGsではなく「DX」ですね。
一般的には「デジタルトランスフォーメーション」と言われます。トランスフォーメーションを一文字でXと言っているんですね。うーん、こういう言葉を生み出す人というのは、分かりにくいことを考える天才です。
DXのままじゃ、普通の人は意味がわからないでしょ。
日本語で直訳すると「デジタルへの移行」でしょうか。それでもよくわからない。
ぼんやりした認識で「要するに、IT化の事でしょ」と言う人もいますが、それで意味が通じますか?
だったらそのまま「IT化」「ICTの利活用」などと言っていれば良い。
「DXが重要!」とここまでビジネス界で大騒ぎしているのはなぜか?
IT化やICTの利活用などといったこととは次元が違う「発想の転換ややり方の変化」が求められているからです。だからこそ別の新しい言葉が当てられたわけ。
誰でも理解できる分かりやすい言葉でいうなら、『DX』とは『ゲーム化』です
では、そのDXを小学生でもわかる日本語に訳すとなんでしょう?
トミタ流の解釈では、それは「ゲーム化」です。
「ゲーム化」、つまり「まるでゲームみたいに考える」ということ。
SDGsと同じように、DXについて書かれた難しい文章を「ゲーム化」と一括変換してみるといいです。
ゲームとは一体何か? ゲームとゲームではないものは何が違うか?
別にコンピューターゲームやスマホのゲームだけがゲームではなく、スポーツもボードゲームもみんなゲームです。
なので、誰かと戦う…ではなく一人でするものもあるし、インドアでもアウトドアでもゲームはあります。
ゲームとは、「ルールと達成目標があるもの」…がトミタの定義です。さらに言えば、そこに「努力、ライバル(壁)、成長、感動、喜び…」などが一緒にあるもの、それがゲームです。
だからみんな夢中になるし、中毒になるほどやり続けます。
そして「DX」とは、世の中のあらゆるものがゲーム化していくということ。
「ゲーム化した方が楽しくなる、ゲーム化した方が関わっているみんながやりやすい、ゲーム化した方が組織全体の成果が上がる…」ということ。
「私はゲームは好きじゃない」って人もたくさんいるでしょう。しかし好き嫌いの問題ではなく、周りのライバルがゲーム化してどんどん成果を出してくると、昔ながらの感覚や根性論やノスタルジーで愚痴る人は、以前通りやっていてもだんだんジリ貧になっていきます。
これは昨今のスポーツを見れば明らかでしょう。日本人選手が超えられなかった壁が、別のタイプの発想やノウハウを持っている人材をコーチに入れ、数字と攻略法に基づいた努力を続けていけば徐々に成果が目に見える形になっていく。良い悪いはともかくそれはそういうものだと思います。
DXは絶対か? DXの先にあるものとは何か?
かといって、私はDXが良いと思っているわけではぜんぜんありません。
皆が「物事にはルールがあり、攻略法がある」と言う発想で改善に取り組んでいくと、皆が【同じような発展】を遂げることになるからです。
それは結局、【多様性の欠如】を生み「新時代」が求めるものではありません。つまり、きっとどこかで破綻する。「そんな攻略法通りやってもだめ…またはするべきではない…といった未来」が待っていることでしょう。
だけど、現実問題としては、「その未来」が来るまで生き残らなければどうにもなりません。
ですので、別に好きではないけれど、当面ここ数年はその「ゲーム」に取り組まざるを得ないのです。
どうせやらねばならないのなら、楽しんでやろうではありませんか。
なぜこのようになったか、その先にはどうなるかについては「メディアの変化」を考えていけば少し霧が晴れて見えるようになってくるでしょう。
私の発想は常に、「メディアの変化」の意味に向いています。