#超絵師展 ~IFの楽曲世界展~ 「potatoになっていく」メイキング
2023年の超会議で開催された「 #超絵師展 ~IFの楽曲世界展~」に参加させていただきました。
すでに発表されているボカロ曲の絵を複数のイラストレーターが再解釈して描くという企画です。
私はNeruさんの「potatoになっていく」の楽曲を担当させていただきました。
まず、オーダーシートを受け取りました。
展示を見られた方はわかるかと思いますが、描き方はボカロPによってかなり異なります。構図まで指定されているケースもあれば、無記入のものもあります。Neruさんは自分の世界観を言葉で表しつつ、多くを絵師に委ねてくれました。
次に楽曲を聴き込み、歌詞の意味を調べながらコンセプトを決め、
ラフを作成します。
そして清書します。
動画の通り、特に構図に悩みながら書き上げました。
以下がコンセプトです。
今回は静止画の展示のための絵だったので、文字もレイアウトして構図を決めました。余白も使いつつ、置くモチーフも意識しながら、ストーリー性を考えながら描きました。
「ずっと真面目にやってきたのに、本当にさっき全部ダメになった」「けどよく見たら、だいぶ前にもう崩壊してた」というバランスをどうやったら出せるか考えました。
「組み立てない家具」「開けてない通販の箱」「干しっぱなしの洗濯物」「未開封の封筒の束」といった、それだけで見たら大したことないけど、崩壊の序章であるモチーフと、「植物」「アロマキャンドル」といった豊かな生活モチーフを混在してかけたのが楽しかったです。
ただ雑多になりそうなモチーフは排除し、意味のあるもののみを残しました。
私はボカロが大好きなので、こんな貴重な機会がいただけて本当に嬉しかったです。夢のようでした。
素敵な画集にも掲載いただきました。
企画くださった R11Rさん、書かせてくださったNeruさん、本当にありがとうございました。