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ある夜見た夢ストーリー『ハードボイルド・アクションドラマな夢』

銃口をこちらに向けて「撃つわよ!」
と言いながら彼女は俺に目配せをした。
次の瞬間、別の方向で銃声が轟き、
2、3発の銃弾が俺の頭に命中した。
そしてその次には、
俺は頭半分撃ち砕かれながらも、
女と一緒に組織の連中に向けて、
銃をぶっ放していた。

ホテルの一室…。
俺は彼女と一緒にいた。
突然ドアが乱暴に叩かれ、
俺は連中の侵入を防ぐため、
ドアに向かって突進した。

が、遅かった。
ドアは勢いよく蹴り開けられ、
そこからナイフが飛来し、
女の胸に突き立った。

一人がナイフを振りかざし、
俺に襲いかかる。
俺はいとも簡単にそれを奪い取り、
そいつを刺した。
他の連中は
あっという間に逃げてしまった。
女は…、
どうなったのかわからない。

とあるバーのカウンター…。
俺とその女が並んでグラスを傾けている。
ナイフでやられたはずの彼女だったが、
何故かどこにもその傷跡はない。
そこへ俺の知っている男がやって来て、
俺たちは一緒に飲み始める。

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これはオレがある夜に見た夢の内容である。だから何の脈絡もなく、感動もなく、他愛のないもので、ここまで読んでくださった方々にはおもしろくもなく、どーでもいー話で大変申し訳ない。

ただしかし、考えてみると夜見る夢とは何となくおもしろいもので、「何でこんな夢を見たんだ?」「何か意味があるのだろうか?」と自分的にはけっこう楽しめるのだ。

たいていの夢はすぐに忘れてしまう。おぼろに記憶があるのだが、思い出そうとしても思い出せない。

かと思えば、冒頭に書いた夢のように、筋は通らないが、わりとハッキリ、セリフまで覚えているものもある。

そういう夢がいくつかあって、何故かそれらはなかなか忘れない。夢とはホントに不思議なものだ。

                 end



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晃介
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