職人技が必要なモールテックスを素人スタッフが塗ってみた
こんにちは、bob furnitureです。
モールテックステーブルの製作レポートをご覧頂いた皆様ありがとうございました!まだの方は是非こちらから。
職人さんの作業を見学しつつ、実は素人スタッフ2人で、モールテックス塗り体験をさせてもらいました。
職人技が必要で、製作に時間と手間がかかると言われるモールテックスですが、実際どのくらい難しいのか、体験するまで分かりませんでした。
ちなみにわたしはDIY経験がほとんどなく、手先が器用とは言えません...なので職人さんに手取り足取り教わりながら(時に手伝ってもらいながら...)工場で余っていた端材の板で、ミニテーブルを製作!(もちろん自分用です!)
下地処理をした木の天板に早速モールテックスを!
わたしは「60番」のモールテックスをチョイス。THE モールテックスのコンクリートカラーで、自分のお部屋に合いそうなグレーにしました。
まずは2日間に分けてモールテックスを塗る作業から。
1日目
早速チャレンジ!(ドキドキ...)
1層目は仕上がりの柄にあまり影響がないとのことで、少し気楽に塗りました。が、見てるのと自分でやるのとでは全然違う!
コテの扱いに慣れていない素人なので、満遍なく塗ることができず...平らにするのが難しかったです。もたもたしているとモールテックスが乾いてきてしまうので、なるべくスピーディーに。
几帳面に一定方向に塗りすぎると、仕上がりの柄がカッコよくならないとのことで加減が難しいところ...
スタッフTさんもチャレンジ!珍しいピスタチオカラーをチョイスしていました!北欧調のお家にぴったりなカラーで、とってもカワイイ。
グレー以外にも実はカラーバリエーションが豊富なモールテックス。全64色から選ぶことができるんですよ。グレーしか取り扱っていないところも多いですが、bobではお好きな色を選んで頂けます!これだけのバリエーションから選ぶことができるのは、かなりレアではないでしょうか。
手先が器用なTさん!綺麗に塗れています!うまく平らに伸ばさないと、テーブルなのに凹凸ができてしまうので注意が必要です。
小口(側面部分)の塗りにもチャレンジ!自分でやってみると細かいところのコテさばきが難しくて苦戦。最初から最後まで自分たちでやってみると意気込んでいたものの、ちょこっとやったところで職人さんにバトンタッチ。笑
なんとか1層目が完成!まだ始まったばかりなのに2人ともクタクタ。コテを持っている手がプルプルしていました(汗)
1日乾かして2日目!今日の作業次第で、仕上がりの柄が決まってきてしまうので緊張。
早速2層目!
それにして美味しそうなピスタチオカラー.....あまり見慣れない色ですが、定番色以外のモールテックスを選ぶと、周りとの差をつけることができてオススメ。
2層目も塗り塗り。よく見ると、角にモールテックスが溜まってしまっているのが分かります。うまく伸ばせていない証拠ですね。職人さんがやると綺麗に角も収まるのに.....なぜでしょう。
↓慎重に塗っていたつもりでしたが、ザラザラになってしまいました。テーブルなのに...
コテの絶妙な向きや力加減を習得していないと、このようになってしまうみたいです。モールテックスが少しずつ乾いてきてしまっていたので、これ以上触らずに3層目を塗ることに。
職人さんは簡単そうにやっていたのに....やっぱり流石の職人技ですね。
小口塗りに挑戦中のTさん!
苦戦しつつも、だいぶコツを掴んできたようです!
3層目は2層目が完全に乾く前に塗ります。
この3層目を売るタイミングが最も重要!ここの判断を間違えてしまうと仕上がりに差が。艶が出るように、今までよりも少し力を入れながら塗ります。
なんとか頑張って塗り終えました。艶も出ていい感じ!と、思って気が緩んだその時
(涙)(涙)(涙)
モールテックスがポタンと垂れてしまいました(泣)少しずつ乾いてきていたのでこれ以上コテで触ることができず、もう少し乾いてきてから救出することに。最後まで気を緩めてしまってはいけませんね。最終的に綺麗に取れて仕上がりに影響は出なかったのでホッとしました。
力が必要な研磨は、職人さんにバトンタッチ!
研磨をします。自分で塗ったモールテックスの柄がついに出てくる瞬間なのでドキドキ....
研磨終了!意外といい感じに?柄が出てくれました。
コテのテクニックはさておき、3層目を塗るタイミングがよかったみたいです。職人さんに感謝!
前回も載せた写真ですが、研磨前(右)と研磨後(左)ではこんなに違いが!コテの跡がしっかりと出てきています。
ピスタチオカラーも、柄が出てかっこよさがプラスされました!Tさんは玄関に置く予定とのこと。ちょっとした荷物を置く台としてちょうどいい大きさですね♩
そして水洗い。
モールテックスのヌルヌルが取れるように、綺麗に洗います。この日はまだポカポカしていましたが、真冬のこの作業は凍えてしまいますね...
洗い完了!
乾くのを待ってから、仕上げのコーティング剤を塗ります。
これも上手に塗らないと台無しになってしまうので、職人さんにやってもらいました...結局たくさん手を借りてしまいましたね(笑)
この状態で24時間乾かせば、モールテックス テーブルの完成!脚もbobで製作してもらい、完成品はコチラ↓
どうでしょうか?結構いい感じですよね?
わたしはローテーブル用に脚を付けてもらいました!ちょうど欲しかったサイズ感♩
もちろん素人が塗っているので売ることはできないクオリティーではありますが、自分で塗ったこととで、ものすごく愛着が湧きました!ちょっと下手くそなところも思い出として(笑)
bobではモールテックスの塗り体験をして、いかにモールテックスが手間と時間とテクニックを必要とする、難しい素材であるかを実感しました。ですが、手間がかかっているからこそ、職人さんの愛情がこもった唯一無二の家具です。
また、モールテックスは使えば使うほど味わい深くなる、長い時間をかけて育てる家具。是非bob furnitureのモールテックステーブルで、お部屋にアクセントを加えてみてください。
モールテックスに関する疑問や質問、是非お問い合わせください!