今さらですが湘南の話

久しぶりのレースレポです。

12月1日に湘南国際マラソンに参加してきました。
前回、参加予定だったハセツネが怪我でDNS予定でしたが台風で中止になったため6月の乗鞍天空マラソン以来のレースとなります。

コースはスタートとなる大磯プリンスホテルから江の島まで海沿いを走って折り返してくるほぼフラットな42.195㎞。
正直、今まで参加したレースの中で一番楽に走れそうなコース

夏以降、サーフィンにドハマりしていて、いまだに毎朝日の出前に海に行くという生活
以前なら夜はジムに行くなりしていましたが、ケガ以降ジムに行かず夜は早く寝る、朝は海、ほぼ練習なしかつ過去一増量中での挑戦です。

当日は、新横浜から直行のバスが出ていたので会場まではぬくぬくと移動
会場は屋台やランニング用品店などのブースが朝早くにもかかわらず大賑わいでした。
案内の指示に従い荷物を預け、スタートのブロックまで移動

寒いねと周りのランナーの方たちと話をしているとスタート時刻を超えている…あっちょっとづつ前に移動しだしたなと歩いているとしれっとスタートしている。

いつもはジェルや塩飴等を過度に持っていきますが、今回はどら焼きやういろうがいっぱいあるよと事前に聞いていたので、ザックの中に寒い時用のウインドシェルとスマホのみ
また乗鞍でエイドごとにスタッフさんと話をするのが楽しかったので今回はエイドに頼り切る作戦
これがあとあとで響いてくる

湘南の街並みはどんなんだろう、波あるかな、サクッと走ってレンタルでサーフィンだと走り出します。

しばらくはバイパスを走り、街並みはと思っても松ばっかり…
抜けたと思い走っていると道沿いにサーフショップがちらほら見えてきた。
自転車に板積んでる人もいる。おおー湘南。

10kmあたりから補給補給とお菓子を食べまくり、そこからはエイドごとにバクバクと
15㎞過ぎから練習不足のせいか足の付き方が悪く腰に予想外の痛み、こんな早い段階で身体に不調はまずいなと思い始める。
18㎞あたりで一回目の折り返し、普段食べながら走らないので胃に違和感
気分悪くなる前にトイレでもと思ったのが地獄への一歩
海沿いのトイレなんで待っている間に良く冷えて、ただエイドごとにたらふく食べているので胃に血が回るのか冷えるのが早い早い
胃が気持ち悪い時の仮設トイレはだめだ

まだ後半20km近くあるのにと腰と胃にダメージ、タイムは気にしないと自分に言い聞かせ先に進みます。

そこから飲んでも食べても胃が受け付けず、ただエイドにはおいしそうなお菓子がある。
少しでもカロリーをと食べるものの悪循環、足もつりはじめ反対車線には最後の回収バスが見える。

正面には富士山、一向に近づかない富士山、ただバスには乗りたくない一心で前に進みます。
フルマラソンの大会でこんなに気持ちが折れそうになったのは初めてでした。

ゴールが見えてきたぞと罠にかかる人たちが増えるラスト5㎞
ゴール横を通過し折り返してこないといけないので知らなかった人たちはすごくショックそうな顔をしていました。

最後の折り返し手前の結婚式場でちょうど式を挙げていたので歩いているランナーまで皆がおめでとうと叫び、幸せそうな姿に元気をもらい走り始めていました。

なんとかゴールできたものの自己ワーストを大幅に塗り替えるタイムで
やっぱり42.195km、フルマラソンは舐めてたらアカン日頃の努力が目に見えてわかる競技だなと痛感させられました。

帰りも予定時間よりも1.5時間も遅く、体調も悪くサーフィンなんてできるはずも無くとぼとぼと宿泊先まで帰ったのでした。

ただ初めに書いたようにコースは行って帰っての折り返しの一本道ほぼほぼアップダウンも無いフラットなコースで自己ベストを狙うにはもってこいなコースだと思いました。

またいずれしっかりとリベンジしてやろうと思う大会になりました。

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