G.W.の依頼
もはや連続依頼シリーズのハードボイルド小説のような展開となっている。
連休中は執筆をおやすみにして、筆を置こうかと思ったが知らない方からも♡を頂いたりして、それは申し訳ないと思い、連休中は「これ書こう」と思ったらnoteに残していくとする。気まぐれで申し訳ない。
ゆうべというか、一昨日の夕方にこんなメッセージを頂いた。
「先日はご提案ありがとうございました。別件で・・・・のがみさんはDXに精通しており・・・ご添削をお願いできませんでしょうか。GWに申し訳ございません。」
何を隠そう、前職では人材系のスタートアップで意識が高い大学生の方のカウンセリングや履歴書の添削、面接指導とかも行っていた。そこよりも今回はむしろ、DXとこれからの日本の未来が依頼者の方のこれまでのキャリアとどうシンクロするのだろうか。個人的にはそこが焦点だった。
こちらの依頼者の方、以前に総合コンサルの企業へ転職を志していて、志望理由について何かインパクトと説得力ある言葉を頂きたいという依頼で、提案したことがある人だった。実直で、回転がよくロジカルに言葉を選び、相手のことを立てることができる人だなと直感で感じた。
一度依頼されて、僕ではないほかの人に決定したのに、わざわざ連絡を頂いた。皆さんも自分のことを伝える際は、できるだけこれまでの能力を客観的にとらえて言葉にされる事をおすすめする。昔なんかよりも遥かに指数関数的な数字で誰があなたを見ているか、読んでいるか、わからない。一見怖いかもしれないがチャンスは至るところにある。
さて、正式に依頼されたいとのことでこの方の為に「出品サービス」を新たに設けた。きっと2-3時間くらいいろんな角度から職務経歴書を分析したり、今回採用をしている企業のプロフィールも検討する必要があるかと思い、時間設定と添削を含めて2,500円で合意して頂いた。
「スマートシティ」
とか、
「Society5.0」
聞いたことあるだろうか。
僕は前からこのHPのトップページが可愛くてスキだ。
Society5.0については内閣府のページが参考になる。
さて、今回の採用企業はもちろん「民間企業」だ。ただこの構想は企業単体ではなし得ない。なぜなら、交通、医療、行政手続き、防災、エネルギー、環境など多岐に渡る。その中でも通信や様々な業界の叡智をオーケストラさながらのように課題への解決と、ビジネスのドライブを担うような感じだ。
物事、プロジェクトなどを0→1にするのではなく、1→10か100にする共通のプラットフォームでそれぞれのステレオタイプやエコシステムを活用して前進させることが必要だ。
僕は職務経歴書の中には、
過去から現在
と
現在から未来
を描くようにしてきたのと、そうするようにしてアドバイスしている。
これまでの経歴には所属部とかタイトルとかと、とてもシンプルに何をして何を得たか、またその得たものが今志望する企業や職種にどうシンクロしているのかを問う。
ここで問題が少々発見される。輝かしい学歴と実績なのだが、そこに未来を見据えたストーリーがない。コストダウンや提案はいいのだが、そこにリアルとサイバーの空間で今後展開される新たな社会に対してのショートストーリーのようなものが見受けられない。
これまでいろんな国籍の人と仕事をこなしてきたり、可視化するかのようにコストを具体的にどれくらいの比率で低減できるのか実践してきたのだが、それが未来と今回募集している職種に対してアピールが出来ていない。
ポイントは、あたかも多国籍軍かのようなプロジェクトチームの一員として、また、会社を代表してイシュー(課題や問題)を解決するような局面で何ができるか。もう0はないので、ある程度インフラも出来上がっている中でワークするというかしないといけない。
ポイント
・これまでに民間企業、政府ないしは霞が関の当該省庁、都道府県の自治体とお仕事されたことはあるか。また共創したことはあるでしょうか。
→ない、とかなり厳しい。
・所信表明しないといけない。なぜなら、0→1ではなくて、1はできました、今度は100にしてください。ということなので、既存の能力が我々の今と未来の事業ポートフォリオにマッチングされていて、即戦力としてすぐに稼働出来、かつタッグを組むパートナーのそれぞれのステレオタイプやエコシステムと連動して課題を解決してもらいますよ、というメッセージの表れであるので。
ここにこれまでの業務でIoTやMaaS、SaaS、AIといったサイバー空間において事業に携わったとかもあればなおさらいいかと思う。
あとは「マーケット」だろう。自分が属する企業組織、ないしは業界においてこれから都市や街が変化し、あらゆる産業が同じように変化していく中で領域や事業がどういった市場規模となるのか。これは無限大だし、変わる必要があればあるほど、コンサル職とかになると解決課題があればあるほど、関わる領域が増える。
そのマーケットで自社がどこまで規模を拡大できるか、この可視化も問われる。
ただ僕は最後にこんなアドバイスもした。
「個人的には是非希望される企業においてますます能力と才能を活かしていっていただきたい。ただ、それと同時にこれから働く環境と、働き方が段階的に変化していくと思います。企業組織に属するのと併せて、得たことやものが仮に1人で今後事業やビジネスをやっていく際に、どういうポイントが役立つのか?といった客観的な見方や考え方も是非備えてください。これから何が起こるか分かりませんし、そんなときにいつも寄り添ってもらえるのは一番身近な人ですから。」
これからますます保障なんてなくっていくかもしれない。雇用も然りで社会、政治、経済、技術がどんどん変わっていく中で成果が出せない企業はどんどん消滅していく可能性もある。だから個人でやっていく叡智もこれから必要かもしれない。言い換えると、スタートアップなどのほうがどんどん拡大していく可能性は大きい。失敗も大切だし、失敗するということは行動が伴っているからだと思う。
さて、そんなこんなでまた昼夜逆転だ。でもいい、GWだし。明日も今日も、「今日」だし。
今夜もお読み頂きましてありがとうございます。
追伸
今日のフォトはgeru3さんの作品。なんとか1時13分前後に感性させたかったけど酒と肴が途中あり、こんな時間となってしまった。今日もクリエーターさんに感謝。