見出し画像

シンプルなトレードは成功への近道〜富岡富造のトレード手法〜

皆さん、こんにちは!
”元”平凡なサラリーマンの富岡富造です。
私の自己紹介を読んでいない方は、こちらから目を通して頂けると嬉しいです。

さて、

塩漬け…..
高値掴み…..
コツコツドカン…..

こんな経験に困っていませんか?
私も痛いほど経験してきました。

誰もが通る道ですが、これらを克服しないとトレードで成功は難しいでしょう。

私がトレードで成功したのは、様々なテクニカル指標への依存を辞め、「ライン分析」と「プライスアクション分析」だけを極めたからです。

【私のシンプルトレード手法】
■水平線とトレンドラインを駆使した「ライン分析」
■ローソク足の形に注目した「プライスアクション分析」

この2つだけで、相場の強弱トレンド方向トレンド転換が手に取るように分かります。

特別な手法を編み出したのではなく、誰もが知る分析手法を極めただけです。
ただし、皆さんの知らないテクニックがたくさん存在するほど奥が深いです。

この記事を読み終わる頃には、相場の見方が180度変わると思いますので、ぜひ最後まで読み進めて下さい。


1. 私はテクニカル指標を使いません

トレードを始めたばかりは色々なテクニカル指標を試したくなるものですが、テクニカル指標には大きなデメリットと罠があります。

ここでは両者の違いとそれを踏まえたプライスアクション分析のメリットを解説しますので、私がテクニカル指標を使わない理由を納得して頂けたら嬉しいです。

1-1. テクニカル指標は加工された二次情報

プライスアクション分析とはローソク足を見て相場を判断する分析手法です。
インジケーター分析テクニカル指標(RSIやMACDなど)を用いて分析します。

どちらも、高値・安値・始値・終値などの”値動きに関するデータ”を基に分析するのですが、その”データ”を加工するかどうかで両者の性質が大きく異なります。

プライスアクション分析はチャートに表示されたローソク足そのものを見るので、誰が見ても相場の見え方は変わりません。

一方で、インジケーター分析はテクニカル指標の計算方法やパラメーター設定次第で、人によって相場の見え方が変わってしまうのです。

このように、分析に用いる情報が「一次情報か二次情報か」の違いで、相場の見え方が変わり、トレード判断にも大きな影響をもたらします。

【分析手法の違い】
■プライスアクション分析
・値動きそのものであるローソク足を用いて分析
・つまりデータを加工していない一次情報を用いる
■インジケーター分析
・値動きを特定の計算式で加工したテクニカル指標を用いて分析
・つまりデータを加工した二次情報を用いる

1-2. プライスアクション分析はここがすごい

インジケーター分析は相場に合わせてカスタマイズできるメリットがありますが、二次情報を用いることによって大きなデメリットが発生します。
しかし、プライスアクション分析はインジケーター分析のデメリットをカバーできるほどのメリットを持っているのです。

■インジケーター分析のデメリット
テクニカル指標は、計算するためのデータが集まらないと表示できないので、そのタイムラグにより、相場に対する反応が遅くなります。
特に、ボラティリティの高い相場で機能しにくいデメリットがあります。

また、パラメーター設定を恣意的に変更できるので、人によって見え方が変わり、トレード判断が主観的で曖昧になります。

【インジケーター分析のデメリット】
■相場に対する反応が遅い
・加工するためのデータが集まるまでにタイムラグが生じる
■トレード判断が主観的で曖昧になる
・パラメーター設定を都合良く変更できてしまう

■プライスアクション分析のメリット
刻一刻と変化する相場にリアルタイムで反応できるので、相場に対する反応が早く、どんなに小さな変化にも瞬時に気付くことができます。
特にボラティリティの高い相場で効果を発揮します。

また、ローソク足はチャート上に表示された一次情報であり、誰が見ても見え方は同じなので、客観的で曖昧さがないトレード判断ができます。

【プライスアクション分析のメリット】
■相場に対する反応が早い
・どんな相場の変化にも瞬時に気付くことができる
■トレード判断が客観的で曖昧さがない
・常に明確な判断で再現性の高いトレードができる

1-3. 損切りを制する者は相場を制する

プライスアクション分析には大きなメリットがあることをお伝えしましたが、一番の恩恵は、感情に左右されず素早い損切りができるようになることです。

大抵のトレーダーは損切りできないことが原因で相場から退場していきますので、損切りを制する者は相場を制すると言っても過言ではないのです。

2. ローソク足について知って欲しいこと

実は、ローソク足は江戸時代に日本人が考案したものであり、ローソク足チャートは世界中で最も使われているチャートと言われています。

ローソク足の最大の特徴は、特定の期間における「始値、終値、高値、安値」という複数の情報を瞬時に把握できることです。

1本のローソク足を見るだけで、その期間にどのような値動きが起きたか瞬時に把握できるのは画期的です。

2-1. 構造と値動きを捉える

1本のローソク足は「1つの期間」を意味していて、長い期間だと1ヶ月(月足)、短い期間だと1分(分足)のように、それぞれの時間軸で表示できます。

また、ローソク足は「実体」「ヒゲ」の2つで構成されていてます。
実体は始値と終値の価格差を示す
ヒゲは高値と安値の価格差を示す

ローソク足には「陽線」「陰線」があり、陽線は緑色、陰線は赤色です。
陽線上昇局面でよく見られ、始値より終値が高い価格で終わる
陰線下落局面でよく見られ、始値より終値が低い価格で終わる

このように、ローソク足の構造を知れば視覚的に様々な情報を得られますが、ローソク足の形だけでなはく、その中の値動きを捉えることが重要です。

2-2. 私がよく使うローソク足

ローソク足の種類について、私がトレード判断によく使うものを載せておきます。
ローソク足の形だけでなく、その意味合いを理解すると、今まで以上に相場がよく見えてくると思います。

■コマ足
実体が小さく上下にヒゲが長いローソク足のこと。
買いと売りが拮抗しているサインであり、「迷い足」とも呼びます。

■十字線
実体がなく上下にヒゲが長いローソク足のこと。
コマ足同様、「迷い足」とも呼びます。

■ピンバー

片方のヒゲが極端に長いローソク足のこと。
相場方向に対する強い否定が生じた証拠でもあります。
厳密な定義はないですが、ヒゲが実体の3倍以上あると綺麗で良いピンバーとされています。

■インサイドバー

前回のローソク足に収まるローソク足のこと。
値動きに着目すると、インサイドバーでは高値も安値も更新できず揉み合い相場になっています。

■アウトサイドバー

前回のローソク足を包み込むローソク足のこと。
ピンバー同様、相場方向に対する強い否定が生じた証拠でもあります。
値動きに着目すると、アウトサイドバーでは高値と安値を更新してトレンドが発生した相場になっています。
2本のローソク足を合成することで「ピンバー」として捉えることもできます。

アウトサイドバーには3パターンあり、包み込む実体が大きいほどトレンドが強いと判断できます。
トレンドが弱い → 前回ローソク足の実体を、”ヒゲ”で超えている
トレンドが標準 → 前回ローソク足の実体を、”実体”で超えている
トレンドが強い → 前回ローソク足の実体とヒゲを、”実体”で超えている

3. ローソク足は奥が深い

前述の通り、ローソク足を見れば「始値・終値・高値・安値」が分かりますが、実は、それ以外の情報も多く隠されています。

おそらく皆さんが知らない情報もあると思うので、トレードスキル向上に役立てば嬉しいです。

ここから先は

5,883字 / 13画像

¥ 10,000

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?