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窓の向こうの異郷
朝 目を覚まし窓を開けてみる
新鮮な冷たい空気を
勢いよく吸い込んでみる
そこに愛を感じる
空には光が産まれている
その光が木々や草葉の存在を照らし
生命を与えている
こうして視力の乏しい眼(まなこ)で
そとを眺めていると
そこはまるで異郷の世界
どこか遠くに旅しなくても
私の心を包み 慰め 癒してくれる自然は
すぐそばに在るのだ
鳥の声が聴こえる
まだ人は動かぬ
やがて人々の日常の営みが
音と連なり動き出す
もしもその暮らしというものに疲れたのなら
起き抜けの自然に帰ればよい
そこには産まれたままの
いや、産まれる前からの私の魂が在り
そしてそれを知っている自然が
遠い昔の異郷と変わらぬ面持ちで
きっと私を迎えてくれるから
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今日もあなたに良いことがありますように♪
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