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『if…』from Affection 2006

冨永裕輔
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※試聴版。オリジナル版(04:23)は購入後に視聴可能。

新年度、新学期、光を浴びた新緑のなかで始まる新しいスタート。
そんな季節にぴったりな楽曲にBack to the Song。
大学四年生の頃にレコーディングした楽曲『if…』を、アマチュア時代のアルバム「Affection」からnote限定配信。

『if…』はその後のデビューアルバム「すずなり」や、デビュー10周年アルバム「すずなり〜10th Anniversarry〜」でも歌いましたが、この初期のアレンジは今聴いても最初から最後までじっくり作り込まれていて、好きな作品です。

陽光と黄昏の両方がイメージされるサウンドが淡い想いを包みます。

このような楽曲がひとつずつサウンド化されるなかで、プロになれるのではないかという自身や手応えも少しずつ強まっていきました。

デビュー後に多くの楽曲制作やライブを共にし、後に日本レコード大賞企画賞を授賞することになる音楽プロデューサーsolayaさんは、当初からこの楽曲を高く評価してくれていました。

“『if…』はよくできている。『if…』みたいな楽曲をまた書いてくれ”

度々そう言ってくれたことを思い出します。

『if…』というのは、ある意味、願望であり夢だとも言えます。

現実に困難が伴うとき、「もしこうだったらいいな…」と夢想することは、やがて現実に光が射す入口になり得るかもしれません。

ジャケットは見上げた木漏れ日。
寄り添う木々から光が射し込め、ここにも物語を感じます。

さて、デビューに際して2006年に書き下ろしたセルフライナーノーツの資料が残っていましたので、掲載します。

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「if…」
青春の思い出を聞かれたとき、学校で過ごした時間をあげる人は多いのではないだろうか。
それはほとんどの人が少年・少女時代を学校、ひいては教室で過ごすからだ。この歌はそんな、誰もが一度は経験したであろう教室での甘酸っぱい恋の物語である。聴く人それぞれの胸にしまってあるあの純粋でかわいい恋と、大切な青春の思い出を甦らせるきっかけになればと思う。


「if...」
作詞 冨永裕輔 作曲 冨永裕輔

木漏れ日の中 間違えないように教室へと走ってた
ここで始まるドラマを待ち続けた

不安の表情で一日が終われよとそればかり祈ってた
そんなボクにあなたが笑顔をくれた

光の中で浮かび上がる天使と恋を見つけた

もしあなたもボクのことを好きだとしたらいいのに
もしあなたを守れるならボクはどんなこともできるだろう
ここで...

深まる季節を見失わないように想い出を刻んでた
やがて終わるチャイムに耳をふさいだ

背中を合わせ初めて鼓動と切なさ知った
 
もしあなたと離れるならこの傷みさえ宝物
もしだれかと出会い恋をしても癒えることはないだろう

もしあなたもボクのことを好きだとしたらいいのに
もしあなたともう会えなくたって消えることはないだろう
好きだよ...

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

明日もあなたに良いことがありますように♪

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