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雪の朝の高揚

朝起きたら、雪が積もっていた
どうしてだろう
少し胸が弾んだ
雪が積もれば大変なことも多いし
危険なこともある
予定が変わったり、うれしくない影響を受けることもあるかもしれない
だけど、朝起きて窓の外を見た時に
思いがけず一面真っ白の景色が広がっていて
ぼくは子どもの頃みたいに笑顔がこぼれたのだ
いろんなことに思いを巡らせるのは
そのあとでもいいではないか

心配事は頼んでいなくても
心の隙間があればうっすらと浮かんでくるもの
それならば今は
一面の雪に心まで染めて
真っ白な気持ちにしばし帰ってみても
だれにも怒られたりしない
ぼくらはいつから、多くの立場や役目を背負い込み
生きてきたのだろう
生かされていたのだろう
そうやって世界は回っていることは
分かっているけれど

朝目覚めてカーテンを開けた
ほんの数分くらい
ぼくらはいつかの少年や少女で
いてもいいだろう

そしてそこから
今日どんなつづきを生きてみるかは
ぼくらが選んで
決めてみたらいいだけだ

ぼくはそっと外に出て
凍えそうな朝の空気に
飛び込んでみた
薄曇りの空の向こうに
淡い太陽が見える

いつかの続きを
歩いていけそうだ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日もあなたに良いことがありますように♪

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冨永裕輔 Yusuke Tominaga
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