いけばな×ミュージカルは相性が良いと思った。
私が所属する音楽座ミュージカルは、2年前にとあるプロジェクトでいけばなの草月さんと接点を持ち、今年の6月に音楽座ミュージカルの「グッバイマイダーリン★」の公演を草月ホールで開催しました。
今、都内の劇場は数も減ってきている上にオリンピックの影響もあり公演をしようと思っても簡単にはできなかったりします。そんな中、青山一丁目というアクセスも抜群のとっても素敵な劇場で公演することができてありがたすぎる。
6月の公演では草月流の会員の方の貸切公演を開催し、本編のあとにはいけばなパフォーマンスユニット「座・草月」と 音楽座ミュージカルのコラボレーション作品を上演しました。
最初はいけばなとのコラボと聞いても全然ピンと来なくて、むしろ私はあまり手先が器用じゃないしじっとしてるの無理だからいけばなは縁遠い話よ、と思っていました。しかし、本番間近になって音楽座の稽古場で行なったリハーサルでいけばなの概念が変わった!
おもったより全然アグレッシブだった。
まず、舞台セットに花器を置いてそこに花っていうか枝っていうか木をいけていく座・草月のみなさん。木ってでかい。私の3倍くらいある。それをあっというまにばしばしいけていって、舞台セットがジャングルになった。マイナスイオン出てた。
本番はリハーサルの何倍ものネイチャーが次々に舞台セットにいけられて、見違えるような世界に。
これが
こうなった。
さらに、
こうなった。
とりあえず本物をライブで見ないとこの100万分の1も分からないと思うので、できたら観にきてほしい...!
取材をさせていただいたり打ち合わせやリハーサルを経て、いけばなもミュージカルもその人の全てが丸裸にされるということは共通しているので、草月のみなさんと私たちは「表現者」としていろんな部分を共有しているな、と感じました。そういう意味で、いけばなとミュージカルは相性が良いと思った。
以下概要です。
【いけばなパフォーマンスユニット「座・草月」と 「7dolls」のコラボレーション「草月パフォーマンス」】
11/8(金)夜公演に実施するイベントは、いけばなパフォーマンスユニット「座・草月」とのコラボレーションパフォーマンスです。前回公演では草月会員貸切公演終演後に実施し、いけばなのプロであるお客様にも大変喜んでいただきました。
「座・草月」は第四代家元・勅使河原茜さんを支える草月アトリエのメンバーにより昨年6月に結成されました。結成まもない頃に持ち上がったコラボ企画のため当初は戸惑いがあった座・草月メンバーですが、打ち合わせを重ね稽古場にも何度もいらして少しずつパフォーマンスのアイデアが形になっていきました。
当日は舞台装置を花器として使い、無機質な空間が徐々に植物に溢れ、そこに現れた音楽座メンバー演じるネズミたちが踊りました。本編のその後を彷彿させる、この回限定のスペシャルエピローグが描かれたのです。
そして今回いよいよこのパフォーマンスを皆さまにもお届けいたします。前回ご覧になった方からの期待も大きく、初回とはまた違ったプレッシャーを抱えながらも稽古場で七体の人形と対面した座・草月のメンバーは目を輝かせていました。この回限定でお届けする「もうひとつの7dolls」、是非ご期待ください。
「7dolls」チケットはこちらからお申し込みできます。
http://www.confetti-web.com/ongakuza