アメリカ帝国主義への反抗 塗りつぶされた象徴的な壁画AMERICA TROPICAL
前回話がおかしなとこに行っちゃったから
いまだにオルベラストリートにおります。
今回はTOP画像のAMERICA TROPICALという壁画について。
前回記事⇩
America Tropical Interpretive Center
壁画の実物は見れなかったけど、この壁画に関する展示があった。
Richiはこれはとても象徴的な壁画なんだと言ってた。
ロサンゼルスのラテン系アメリカ人には歴史がある。
今もまだその線上を歩いているだろう。
アフリカ系アメリカ人への暴力が起きた時
必ずラテン系アメリカ人も声を上げる。
そこに現実がある。
アートは目と耳を貫く武器である。
うーん、日本語にしたら変だな。。
多分アートは視覚や聴覚にストレートに作用する
武器であるみたいな感じかな。
この言葉、とてもインパクトが強かった。
America Tropical
これは1932年にメキシコ人アーティストであるデイビッド・アルファロ・シケーロスによってイタリアホールの壁に書かれた壁画。
サブタイトルには「アメリカ帝国主義による抑圧と破壊」とある。
アメリカンイーグルの十字架に吊るされたネイティブアメリカン。(メキシコのインディヘナ)
壊されたマヤの文明。ペルーとメキシコの農夫が戦おうと右上に身を潜めている。
メキシコの政治闘争から逃れ、ロサンゼルスに滞在していたシケーロスが、プラザアートセンターの依頼を受けて描いた壁画。
完成後すぐに塗りつぶされた。
1960年代に漆喰が剥げ、人々がその存在に気づく。
2012年にようやく復元され、公開された。
ラテンアメリカにおけるアメリカ帝国主義に対する政治声明であったこの壁画が、長い間人目に触れることすらなかったのである。
ディエゴ・リベラとホセ・クレメンテ・オロスコと共にシケーロスはメキシコの壁画アートを確率させたと言われている。
今もメキシコのアーティストに受け継がれ、チカーノたちにも大きな影響を与え続けているとのこと。
このアメリカトロピカルは初めてエアブラシを用いた作品であるという。
アメリカトロピカル解説センターに行くと様々な展示が見られる。
チカーノアーティストたちに大きな影響を与えたシケーロス。
オマージュ作品も見ることができる。
もちろん私はアメリカにいるメキシコ人の戦いを支持する。
それは私たちの戦いにとっても重要である。
シケーロスの言葉。
デビッド・アルファロ・シケイロス
画家として抜きん出た才能を持っていたシケーロス。
政治的な姿勢にキャリアを奪われたという人もいる。
1896年にメキシコで生まれたシケーロスは美術を学び、
1919年ヨーロッパ旅行においてパリでキュビズムを吸収する。
後、ルネッサンスのフレスコ画研究のためにイタリアへ行く。
バルセロナで、雑誌「La vida Americana」を発行し、ヨーロッパの退廃的な影響を拒否し、最新のツールとテクノロジーを使用した新しいパブリック アートを作成するというマニフェストをアメリカのアーティストに向けて発行した。
新しい価値観を取り入れながら伝統的な美意識を再発見する。
メキシコや世界のプロレタリアアートの発展に尽力していた。
政治的な亡命、活動、拘束などにより、
多くの中断を余儀なくされているが、
彼の作品を見ると、本当にダイナミックで、
とにかくパワーがすごい。
このアメリカトロピカルも本当はカラー作品だったらしい。
おそらく、完成当時のものを見ると
恐怖を感じるほどの威圧感があったと思う。
政治的な表現以前に、技術面と、ダイナミックな
視点描写、色合いなどにおいて圧倒的だったと思う。
人が不安や恐怖を感じるほどだったんじゃないかな?
だからアメリカトロピカルは塗りつぶされた。
影響力を恐れたということだと思う。
バルバラ・カラスコ CHICANA Artist
同じようにもう一つ注目したい作品がある。
バルバラ・カラスコというチカーナのアーティストによる作品である。
ロサンゼルス市の100年を祝い、1981年に製作された壁画である。
『LAの歴史:メキシコの視点』
チカーナとは⇩
LA のダウンタウンにあるブロードウェイにあるマクドナルドの壁に掲げられる予定だったという。
しかし27年間人目に触れることはなく、
1990年にユニオンステーションで数週間の展示が行われた。
チカーナ女性の髪には市の創設、先住民族、ロサンゼルス最後の奴隷であるビディ・メイソンの顔や、第二次世界大戦中の日系アメリカ人の強制収容所、シケーロスのアメリカ トロピカル、ズートスーツなどが描かれている。
マイノリティを描いたことが検閲の対象となった。
日系アメリカ人収容所もここに描かれていることを
私たちはしっかりと受け止めたい。
チカーナはマジでかっこいい。
描いてくれてありがとう。
とあるチカーナ女性が、
ローライダーの取材だってセクシーなカッコの日本人女性の
写真を撮ってるけど、、それは自由だし。。みたいに。
とか喋ってるビデオを見たけど。。
チカーナ女性には家父長制に踊らされてると
映るんじゃないかな?
ラテンアメリカの女性はかっこいい。
それは戦っているから。
もっと苦しい現実を生きてる。
もっと女性の権利が奪われてる。
だから戦ってる。
私はそんなラテンアメリカの女性たちが大好きだ。
あーーーーあ。もうお腹ぺこぺこ!
Mr.CHURRO リーズナブルなメヒコ料理
ちょっと人混みから外れた場所でご飯食べる。
ここはあんまり、人がいない上に、
おっちゃんら演奏してる。
値段も安い!
あんま人がおらんので、注文待ってる間に
おっちゃんらと喋ってた。
パラグアイからきたー!とか言ってたら、
Mis noche sin tiやってくれたよ!
でもさ、彼らも多分ラテン系アメリカ人なんだ。
ほんまもんのラテンきあがった感がある。
全然パチモンのラテンやけど。
英語じゃなくてスペイン語話して、
きったねー服着てて、
めっちゃやばそうなんきあがった!
的な感じはすごいするの。
もちろんみんな優しいけどね!
なんでスペイン語喋るの?
ってめっちゃ聞かれる。
このCHURROってのは
テーマパークで売ってるチュロスのことね。
パラグアイなんかだと、道端で揚げてて、
(ポップコーンスタンド的に)
そこにDulce de lecheを入れてくれる。
百円くらいのちょっとしたおやつ。
ちなみに南米で
Que Churro!とかQue churra!とか言われたら
かっこいいーーー!とか、素敵ーーー!
って言われてることになります。
私はお豆のburrito
息子はPancho!
Papa Fritaついてる!
イエーーーーーーーーー!
なんかRichiと息子が騒いでるけど。。
いっただきまーーーーーーす!
ランチタイムのちょっとの時間だったけど、
楽しかったー!
ありがとうRichi!
何年ぶり?
わからない!
Very Be Careful ーLAのクンビアバンド
あれ?Richiおらんくない?爆笑
Fujirockで、声かけられたのね。
Very Be Carefulっていうバンドの人って知らなくて。。
え?
あのJoe Strummerが推してたあのVery Be Carefulの人?
ってなってさ。
私めっちゃ憧れてるんですけど!って。
その後、日本ツアーRebel One Radioで出店させてもらった。
懐かしいーーーー!
まさかLAで会えるなんて!
てかわざわざありがとうね!
バンド見たかったーーー!
コロナ禍だったことを恨む。
オミクロン株大流行中。
続く
tomiko
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