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ストレプトマイシンとジベレリン処理によるぶどう無核(種無し)化
ストレプトマイシン処理により、胚珠(種子の前駆体)の発育が阻害されることが主原因と考えられています。具体的には、展葉9~10枚頃にストレプトマイシンを散布すると無核化率が向上します。
ただし、ストレプトマイシンがどのように胚珠の発育を阻害するのか、その詳細なメカニズムはまだ明らかになっていません。この発見の経緯は、モモ園に隣接したブドウ樹で単為結実(雄性の影響を受けずに種子が形成される現象)が起こっていることが発見され、その原因がモモの病害防除のために散布されたストレプトマイシンであることが確認されたそうです。
ストレプトマイシンの散布によるぶどうの無核化率は、品種や処理方法により異なりますが、特定の条件下で無核化率が90%以上に達したと報告されています。 一方、ジベレリン処理のみの場合、無核化率が約80%から90%程度であったと報告されています。
農薬節減という観点から、無核率10%の違い、つまり10粒中1個種を減らすためだけに農薬を使うことが合理的な方法であるのでしょうか。
皆様はどう思いますか。
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