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ぶどうの樹の粗皮削り
ぶどうの樹への最大最高の病害虫防除はやはり”粗皮削り”でしょう。
上の写真にあるような道具でぶどうの皮の乾燥してがさがさしたところを削り取ります。
この皮と幹の間に害虫が潜んでいて暖かくなると孵化して成虫になり卵を生み増殖します。
皮のシワの部分は湿気を含みやすいので、そこに病原菌が繁殖し胞子を振り撒き、枝葉果実に伝染します。
このようなことを防ぐために粗皮削りの作業をこの時期(3月ごろ)に行います。
粗皮削り前
粗皮削り後
粗皮を剥がしてみると、クワコナカイガラムシの被害痕や何のムシかわかなない被害痕を発見します。越冬中の卵を発見したら即座に処分します。
また粗皮を剥がすことにより、その後の農薬の効果が高まり病害の発生を抑える効果があります。
このように大変重要な作業で最大の防除です。