ビールが作りたくなったので常陸野ネストに行ってきた①
ビールを作りたくなった。
どうしても作りたくなった。
でもここ日本でビールを作るには免許が必要だ。その一方で免許をとるには年間60㎘作れと要求される。毎日、330mlビン約500本も作らねばならないのだ。1個人の肝臓の処理能力を想定しているとはとても言い難い。
でもビールを作りたい。その欲求は抑えられない。
何かいい方法はないかと調べていたことろ、常陸野ネストビールで有名な木内酒造が、「手造りビール工房」という素敵なことをやっていることを嗅ぎ付けた。
15Lコース、330mlビン約45本から出来るとのこと。これなら肝臓は死なない。友達と2人でやれば22,3本なので、賞味期限を考えてもゆっくり楽しめる本数だ。
ということで早速、友達を1人誘って手造りビール工房に行ってきた。
手造りビール工房は、木内酒造の本社がある茨城県那珂市の敷地内にある。最寄り駅の水郡線の常陸鴻巣駅は、単線の無人改札駅で、上野から1時間半ほどだ。
社内から撮影した風景。天気も良く線路×田園の風景が素晴らしく、これだけでも小旅行気分を味わえた。
駅から街道沿いに5分ほど歩くと、木内酒造に到着。
木内酒造は創業1823年で、日本酒づくりから始まっている老舗。店構えからもその歴史の古さがうかがえる。
ビールについては、日本の酒税法改正に伴い、"地ビール"が全国で解禁となった1995年からビール醸造を開始している。国内でも先駆けてビールを造り始めた醸造所の1つである。クラフトビール業界でも”老舗”といえる。
さらに面白いのが、海外への輸出もかなり早期(1999年!)からやっており、大手のビールを除いて、海外から見た日本のビールで1番有名なんじゃないかと個人的には思っている。
そんなことを思いながらオレンジの暖簾をくぐって、さあいよいよビール醸造の世界へ・・。