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70年木と向き合う|大阪・突板メーカー

大阪、北加賀屋。名村造船所跡地へはよく通い音楽やアートに浸っていた
懐かしいあの頃。
久しぶりに訪れた目的はお世話になっている突板メーカーの工場見学
でした。

TOMIKENの多くの物件で その内装にこちらの木材を使用致しております。初めて目にした工場内は1,000と積み重なった木材と最新マシーンが混在した同じモノづくりをするわたしにとってとてもわくわくする空間でした。

70年という長い時間 木材に向き合い その目利きは当然信頼できるもので気候や時間とともに変化する木を生き物として接しておられます。
だから人の手でしかできない作業もあり それを担うのは木の特性を熟知
した職人の方々。

こちら「なぐり加工」と呼ばれるぼこぼことしたデザインは なぐるようにひとつひとつ手で掘られつくられます。
現在守山で施工中のM様邸では こちらを使用した造作家具を製作中。
手に触れるとなめらかで心地よく これを床材に使用することもありますが 素足で歩くと本当に気持ちが良い。
機械では表現できない温もりに包まれます。

例えば比叡平のO様邸や白馬にある貸別荘D⁺。
天井と壁面に使用いたしております。
ナチュラルとダークな違った雰囲気で どんな空間にでもイメージ通りに
仕上げてくださいます。
自然と共存した地域では 夏の陽射しや冬の寒さから木も動き変形して
ゆきます。
加工され住まいという器の一部となったその先のことまでもをイメージし
考え抜いて大切に造られる。
暮らす人のそばで静かに呼吸をし、時と共にゆっくりと馴染んでゆく。
そのこだわりが わたしたちの目指す住まい造りにとても近く
信頼できる。心強い存在です。

実はこちらの代表とは長年友人の中でした。
これからもずっと共にモノづくりをしていきたいものです。

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