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工房での仕事

私は村の版画工房でアシスタントとして働いています。ここには世界中からアーティストがやってきます。本を書く人、作曲する人、演奏する人、スケッチする人、立体作品を作る人、写真を撮る人、版画を刷る人、などなど。みんな生き生きとのんびりと、自分の制作を楽しんでいます。この村はマイペースで制作に集中できる時間を与えてくれるのです。

私が初めてレジデントとしてここにきた時、機内持ち込み用のスーツケースひとつで数ヶ月旅行を続けている途中で、多くの道具を必要としないモノタイプという版画技法を独学で練習していました。レジデントになるということは、自分がアーティストであるということをはっきり自覚することです。プロ・アマチュアの定義とは関係なく、アートは生き方。ここでは生きる方法として「創造する」人はみんなアーティストとして迎えられます。でも、人に見せるものを作るということは、人の時間やお金や労力を自分の作品に費やしてもらうということ。だからみんな全力投球で作ります。

工房の窓の外のカラスたち

テクニックや技法ももちろん大事。でももっと大事なのは、アートを通じて人々が個々の違いを楽しみ、学ぼうとする好奇心がコミュニケーションとして発展し、またそこから新しい芽が育つという循環だと思います。このプロセスをサポートするために、私はここで工房の維持に関わっています。

Stiwdio Maelor 


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