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毎日見られてるって思うけど選手は試合の90分しか見られてないんだ

ラオスリーグも残り2節。
今この瞬間を大切にして生きていきたい。来季僕にこの仕事がある保証なんて何もないから。今年は本当にそう思って生きてる。

今回の文章は語弊を生む可能性があるのであくまで雇用主と雇われについて、そして人として愛されるサッカー選手もたくさんいるのは理解した上で、あくまで選手に金銭を支払う価値等において触れたものであることを前提に置いて読んでほしい。笑

そしてこの内容をこのタイミングで出したのは今週ホーム最終節、対戦相手のEzraは勝ったら優勝、プレッシャーがかかる試合だからこそ今この時期を投稿しようと思った。

試合の入場の時は入ってないけど
開始のホイッスルがなると結構入るルアンパバーンスタジアム笑

「人生は日々の積み重ね」
「準備が全て」
「神は細部に宿る」

本当に準備が全てだと思う。ただ僕ら選手は試合終了のホイッスルが鳴った瞬間にその準備のジャッジが下される。

準備が悪くても勝てば「良い」
準備が良くても負ければ「良くない」

お金をクラブに投資する人間と、そのサポーターたちの評価はそうであるべきだ。それが一番フェアだと思う。色々な契約体系があるので全員がそうであるわけではないと思うけど、僕の今の契約体系は1つでもチームに勝ち点をもたらせという意味でお金が支払われている。もちろん準備が悪くて負ければそれは叩かれて当然だ。それで金銭という報酬を受け取っているのだから。そうでなければならない。

日本人的感覚で言うと誰かに常に見られてると思う。お酒を飲んでると、夜更かししてると、ジムを1日でもサボるとなんかダメだと思う。まあ誰に見られても良い生活はした方が良いよなとは思うけど。

毎日誰かなのか、サッカーの神様なのか、それがなんなのかわからないけれども見られていると思うのが多くの日本人が思うことだろう。

ただ今回の話はそこではなく、準備が完璧でも、最悪でも「結果」で全てがジャッジされるということ。先週のゲーム前にはしょっちゅう外国人選手たちに言ってた。
「Everything by result basis」
 
ラッキーなことに我々はホームで2-0で勝利したんだけど。

練習を1日もしなかろうが、毎晩Netflixを見て徹夜しようが、飲酒した状態で試合に出ようが、毎日朝から晩までサッカーのことを考えていようが、チームの分析等全てやろうが試合に勝てば讃えられ、試合に負けたら今で言うと外国人に矛先が向く。

でもそういう世界で生きるその生活が最高なんだ。この毎週試合に出るかもわからず身体に電流が走る瞬間があり、いつ悪者にでもヒーローにでもなれる、生きるか死ぬかの毎日が幸せなんだ。

よし、こんなことを書いたからにはいろんな人に見られている。
今日は夜更かしせずに寝よう。笑

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