#戦う役者100人展 情報公開!!!!
今年で3年目の「役者100人展」
gekichapとしては5年目のちょっとした節目でもありますが
世の中も、僕たち自身も大きな壁と睨み合っています。
きっと、現代を生きる全ての人がー。
ある日、ラジオの収録終わりに
陽佑さんとありーと共に帰っていた道で
“今年のテーマどうしようね…” と、不安まじりに会話をしていました。
自粛ムードがまだ街行く人々の足取りを重くしていた頃。
ふと、降りてきた
というより、ずっと考えていたこと。
[戦う]ということ。
戦ってるんだよな。戦わなきゃなって。
2020年、今年は本当に、もうなんて言っていいかわからないくらい
最悪と言っていいほどの出来事が起こって
エンターテインメントも世の中も、もはや全世界がどうしようもない状況に陥ってしまった。
でも、自粛期間の間も、
僕の周りのエンターテイナーや役者たちは戦い続けている方が多かった。
SNSで流れてくる歌声に励まされて涙したり
手作りのショートムービーにくすっと笑えたり
目の前で巻き起こる生のエンタメは遠くなってしまったけど、
手の上の小さな画面で繰り広げられるそんな表現者たちの立ち向かう姿に何よりエネルギーをもらった。
自分の中でピタッとはまった瞬間があって。
とにかく、これしかないと思った瞬間。
その時、一緒に話を盛り上げてくれた二人がいてくれてよかった。
その後、何度もメンバーと電話ミーティングを重ねて
なんとかいまのカタチまで企画を固めることが出来て、こうして今日、
2020年11月7日に無事に100人の出演者を発表することが出来ました。
[戦う]というテーマで
本当に最高な方々と共に作品を作っています。
人生においてこんなに贅沢な瞬間があっていいのかと思うほど。
その瞬間に出逢えることって本当にありがたいことばかりで、
どうやって僕たちはその想いやエネルギーの輪郭に光を当てて瞬間を切り取れば良いのか試行錯誤、勝負と挑戦の日々。
呼吸。
いかに被写体となってくれる役者の呼吸を感じ取れるか。
どのチャンネルを合わせられるか。
それが、今回、今日まで撮影してきて学んだ一番大きいこと。
今回、面白いのが
[役を背負っていない役者の戦う姿]が見られること。
役を背負って板に立つのではなく、その人自身の生き様、
役者としての概念みたいなものを撮影現場では生でひしひしと感じさせてもらっています。
きっとこれに勝る体験はないと思う。
なので、ごめんなさい。
僕らが一番美味しい思いをしてるのかも。
撮影現場をそのまま展示してあげたいくらい。
けど、その、[生の姿]を最大限、展示で伝えられるように
またここから現像・レタッチ・プリント作業・展示方法にも力を注ぎたいと思います。
きっと、いまは全ての人が日々戦い生きていると思います。
「あなたの心はいま揺れてますか?」
もし、少しでも揺れていたら、きっと戦っている証拠なんだと思います。
戦い続けたら疲れちゃうけどさ、
戦わずにはいられないよね。
悔しい思いも苦しい思いも不安な気持ちもぜんぶ乗り越えて
明日と向き合えたらいいなって。
だから、今回の展示は正直、役者の仲間やエンターテイメントに関わっている色んな人にも見てほしいと思っています。
日々戦っている仲間へのエールになればいいなって個人的には願いも込めています。
きっと響きあう。
響き合って、その瞬間、自分の世界が広がって浸透していく。
またやってくる新しい1年のために。
エンターテイメントの未来は明るいよって
もしかしたら、触れなくても生きていけるツールなのかもしれない。
けど、それに触れた人、みんなの未来も明るいよって
そう感じてもらえるように。
届くといいな。
これは、こんな世の中で
いまを生きる役者たちが刻む2020年の残像。
いつか消えてしまうから
いま、刻む必要のあるもの。
それを僕たちらしく。
はちゃめちゃな挑戦だよ。もう。
魂燃やしていこうぜ。
是非、楽しみにしていてください。
gekichap
富田大樹