秘密展のひみつ vol.2
こんばんは。
2020年楽しんでいますか?
さて、ひっそりと始めたnoteでの投稿も
使い方あまりわかっていませんが、
役者100人展の思い出が鮮明なうちにどんどん進めます😏
前回の秘密展のひみつでは、小島ことりくんの作品について触れました!
作品順に進んでいますので、次はこの方!!
作品No.93 上田堪大くん!
もうね、堪大くんはずっと撮っていられるほど綺麗でカッコいいです。
この役者100人展で撮影出来たことが本当に嬉しい!!
心からのありがとうを!!!!!!
※フォトブックをお持ちの方は、作品とQRの回答を照らし合わせて読んでみてくださいね!
堪大くんの撮影は一見シンプルでしたが、なかなかクリエイティブな撮影だったのが印象的でした。
どんな写真にするかを打ち合わせ、堪大くんが写し出したい姿をヘアメイクさんも込みで一緒に練りました。
とにかく写真で出したかったのは[色気]
大人っぽい、男らしい、魅力のある姿。
そのイメージに、“ピッタリとハマる一枚を” この現場にいた全員が追い求めてました。
ヘアメイクを担当してくれたのは工藤さん。
カッコ良くて魅力的な写真を一緒に作り上げてくれる方です。
でも、シンプルとは言えど、
ライティングは実は結構こだわっていました。
図面に表そうとしたけど、少しややこしくて
画像を漁ったらありました!
なんとなく全体写ってる写真が!
photo byまちゃさん!ナイス!!
もはや奇跡の一枚。
一個ずつ説明をすると…
①〜③が結構鍵となる照明です。
①はメインのキーライト。
シンプルにグリッドを付けたリフレクターで、やや上方で程よい角度から振り下ろすように狙いました。
硬めの光で、イメージはややレンブラントライティングに近づくようなライティングで、影を使って男性的で印象的な写真にしたかったのです。
(レンブラントライティングは結構有名なライティングの手法なので調べてみてね!)
②はフィルライトとして、
結構トップめから、リフレクターにグリッドを付けたものを半透明のレフ板で馴染ませてやや全体的に当ててます。
リフレクターにグリッドだけだとガツっとし過ぎると思って、少しだけ柔らかくした光でアクセントを全体に付けたかったのです。
③バックライトは、この作品において結構スパイスとなる光になってます。
これもリフレクターにグリッド付けている状態です。
グリッドは3種類あって、10°、30°、50°をそれぞれ付けてたのですが、どれがどれだったかな、、笑
バックライトは被写体の真後ろから、見切れない角度で後頭部を狙っています。
この時、ヘアメイク工藤さんが絶妙な濡れ感ある髪型に仕上げてくれていたので、この毛先の質感やディティールを浮き立たせる光を当ててます。
プラス、1枚目の写真にもある通り、堪大くんの頭の後ろに霧吹きで水を降らせています。
この霧状の水を光輝かせ、よりイメージに近い印象を作る大事な光。
この水の形状を追求して何回も撮り直しました。笑
お手伝いでいてくれたまちゃさんも一緒に挑戦してくれました。
髪の毛の一本一本、光の角度や当たり具合、水の質感や形状を現場にいた全員で作り上げました。
本当に感謝。
そして、、
④のE.T.みたいなやつ。笑
これはアクセントとして、ストロボにレフ板のカバーをかけて、その布の隙間からこぼれた光を当てて少しアクセントを足しています。
作品だとちょっとわかりづらいんだけど、本当に若干だけ、少し複雑なライティングになるようにと狙っています。
と、こんな感じでこの作品のライティングを作りました!
ヘアメイクもライティングも被写体の表情も全部含めて、トータル的なバランスがとても素敵な感じに出来たと思っています!
これこそワンチームや!!!(ToT)✨
冒頭でも伝えたけど、、
本当に感謝感激!!!ありがとうございます!!
この振り返り記事では、写真展ではお伝えしきれなかった部分、役者100人展の秘密のQRコードの回答に書いてあるイメージを作り上げる上で僕たちがクリエイティブな試行錯誤をした過程を少しでもお届けできたら嬉しく思います。
また次も是非、楽しみにしていてくださいね!
see ya!
gekichap 富田大樹
作品No. 93 上田堪大
hair&make:工藤聡美