正常は発狂の一種
村田沙耶香の『生命式』を読む。
とにかくおもしろかった。
表題にもなっている「生命式」に出てくる「正常は発狂の一種」というのが、この本に通底するテーマだったように思う。
そのときどきでマジョリティなものが「正常」で、マイノリティなものが正常でない、と見なされるだけ。正常も異常もなくて、とにかくみんな狂ってんだな。
どうせ狂ってる世界なんだから、楽しく生きたもん勝ちだなと思った。そう思ったら、一瞬、パンク侍が脳裏をかすめた。
そして読み終わってよく見たら、この表紙すごい!
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