BEAUTIFUL
吉井さんがお父さんの50回目の命日にウイスキーを販売する、と。で、それが曲のタイトルから名づけられた「Father」と「BEAUTIFUL」の2種である、と。
「Father」はわかるけど、なんで「BEAUTIFUL」もなのかな?吉井和哉名義の1stシングル云々と書いてあるけどちょっと待って。そういうふうに聴いてみたら「BEAUTIFUL」も親子の歌じゃんか・・・!!!!!と、雷に打たれたような感じにさっきなったので書き記しておきます。
やー。これは。長年聴いてきたのに1mmもそんなこと思ったことなかった。ずーーーっとラブソングだと思って聴いてた。でもこれ、ラブソングはラブソングでも親から子への、そして親になった子から親へのラブソングとも聴ける曲だった。
髪を撫でて 手を握って 目を閉じて とにかくこの子たちが明日もハッピーでいられますように、っていう小さくて静かな、でもなによりも圧倒的に強い祈り・願い、そんなものが自分のなかからわきでてきて。きっとこれが愛っていうやつなんだな、と知って。親になって初めて、じぶんの親の気持ちも知ったり。はああー。そういうことか。い、いまならわかる・・・。
15年くらい前、あとにも先にもこんなに好きになることはないだろうというくらい好きな人に出会って。でもなんだかんだでうまくいかなかくて超つらかった時期にエンドレスで聴いてた曲だったけど。15年を経てまさかこんな新しい視点で聴けるようになるとは。歳をとるのも悪くないな。
ちなみにそのだいすきだった人は、自分が父親になってから「Father」がさらにぐっとくるようになった、と言ってた。
噴水のしぶきが日の光できらきらしていて多幸感あふれる、でもだからこそ切ないような、曲名のとおりにとっても美しいラブソングです。
写真のウイスキーは、奇しくもわたしが飲みたいなというのもあって父の日を口実にして買った長濱蒸留所のAMAHAGAN。とってもおいしいです。吉井さんのウイスキーがまさかここから出てくるとは!