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夜明けのすべて
こんにちは。
今日は夜明けのすべてを観てきました。
なんで自分ここで涙が?というところでポロポロ。
最近、みんなで綺麗なものを共有する時間にポロポロしてしまいます。
悲しい場面でもなく、どちらかというと目元も口許も緩むような場面。
ポロポロと心がポカポカする涙だった気がします。
そして、原作と結構設定が変わっていて、原作通りではない分、ストーリーも楽しめました。
ええ!?そうなっちゃうの!?というドキドキが良い意味でないので、これは何かの伏線か!?とか余計なことを考えずに済む、私にはとても優しい映画でした。
(最近、グルグル考えるのを映画を楽しむ1つの手段になってるなと思ってるので、この性格も嫌いではないなあと思えるようになってきました)
私はパニック障害やPMSももってないけど、今日もどこかでこんな苦しみにもがいている人がいるんだと思ってしまいました。
そして、ほっくんも、萌音ちゃんもその演技が上手。苦しさもやるせなさもひしひし伝わってきて。
普通に(ふつうってなんだ)生活を送ってるように見えて、何かを抱えながら生きてるのはみんなそうだと思うのですが、今回の主人公2人の症状が、その抱えてる何かの象徴として、私たちに優しく教えてくれたのかなあとも感じました。
みんなそれぞれがいる場所でそれぞれの課題を抱えていて、そこに苦しめられることもある。
でも、そればっかりじゃなくて、むしろそれを通してしかもらえない優しさもあって。
私もそうだった、そうだ、と思えました。
その課題に自分はどう向き合うかで、その課題の重みも変わってくれるのかもなあとも感じました。
映画の始まりの方の山添くんをみて、危うさが濃く出ているのを感じて、
ほっくんは、ここまで落としたのかあ(体重も気持ち?も)と思って、またまたこれも役のためにしんどい思いもしただろうなと思ってしまいましたが、観終わる頃には、「温かい気持ちになる」映画だなあと、前半の山添くんの面影を思い出せないくらい。
萌音ちゃんは、その時期になったらあのモードに切り替えて、落ち着いたら戻してみたいに忙しない演技の切り替えをしてただろうなあと思うと、もうもうあの子はただただいい人なだけじゃない、なんなんだと思ってしまいます。
原作を読み返せば、シーンが蘇る場面と、そう出ない場面とがあるので、それもそれで面白いなあと感じてます。
映画好きでよかったなあ〜
と思える作品でした。