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life crownを大解剖

まずは、ありがとう

初回記事 【丁寧なご挨拶】のお礼

こんにちは、life crownというバンドでギター弾きながら歌っている俺です。

初回記事の【丁寧なご挨拶】がたくさんの方に読んで頂けて嬉しかったです、ありがとうございます。life crownについて、曲以外のことを知れる場所が無かったということを改めて実感しました。

これからも記事を書いていこうと思うので、気が向いたときに読んで貰えると幸せです。
それでは本題へどうぞ・・・

【life crownを大解剖】とは

この記事で書くこと

【life crownを大解剖】では、life crownの歴史を書いていきます。

ただバンドの歴史を年表で書くのではなく、バンドそのものやメンバーにまつわる細かいエピソードなどを交えながら結成から現在に至るまでを詳細に書いていきます
長くなるので、章に分けて記事にしていきます。

「記事ながっ・・・!」
って思う人がいるかもしれません。
でも良いのです!
初回記事で説明したように、このnoteは「life crownが大好きだ!」って人に向けたものなので全く良いのです!ありがとう!

life crownをおさらいしよう

2020年、東京にて中学時代の友人で結成。
4人組のバンド。
全ての若者が抱える危うさや脆さが秘められた、ジャンルに囚われない楽曲を発表し続けている。

life crownホームページより引用

これが2024年現在、life crownのオフィシャルな説明になります。
噛み砕いて超簡単に説明すると、

「友達で集まってバンドやってます」
「辛いよ〜とか悲しいよ〜とか、美しいよ〜って俺の日常を歌っています」

という感じ。

シンプルな集団!簡単でしょう!
現在のlife crownを踏まえて、歴史を辿っていきましょう・・・

第一章 『最初のメンバー』

2013年 4月

life crownの結成は遥か昔・・・
2013年といえば、アベノミクス始動、スノーデンの暴露、2020年東京五輪決定などなど・・・そんな時代。
そして2013年は俺が中学生になった年。(俺は2000年生まれ)
小学校を卒業した俺は地元の公立中学校へ進学しました。
その中学校で最初のメンバーと出会い、結成に繋がっていきます

俺、中学生になる

特殊な中学校

俺が進学した中学校は少し変わっていて、

進学する生徒の7割が、A小学校とB小学校の出身
残り3割が、C小学校、D小学校、E小学校の出身

という、
中学校の学区内に多くの小学校があり、色んな小学校の生徒が集まってくる、そんな少し変わった中学校でした

生徒のほとんどがA小学校、B小学校の出身

クラス内のほとんどの生徒がA小とB小の出身者なので、1年生のクラスがスタートした時点で、A小とB小の出身者はクラスメイトのほとんどが小学校時代からの友達もしくは顔見知りという状況でした。(実質小学校の続き)

A小とB小の生徒がほとんどを占めるクラスで、俺はC小学校の出身でした。

俺「俺は誰も知らないのに、みんなは既に知り合ってる・・・!」

クラスで孤立しました
俺は誰も知らないのに、みんなは友達同士・・・
ちなみに、
俺と同じ小学校出身の生徒はクラスに2〜3人しかいませんでした・・・
(しかも友達ではない)

孤立する俺

しかし、孤立しているのは俺だけではなく、もう1人・・・
C小学校出身者で珍しい俺より、もっと珍しいD小学校の出身者。
それが、後にlife crownのベーシストになる綿貫です

お互い大孤立しているもの同士、交流は全くなかったけど、
「変なやついるな〜、孤立してんな〜」
ってお互いに存在だけは認識し合っていました。

孤立する俺、孤立する綿貫

ちなみに、俺はこの頃には既に音楽が大好きでした。
小学5年生のある夜、父に教わったGREEN DAYというバンドの"oh love"という曲で全てが始まりました・・・
長くなるので、俺の音楽話はまた別の記事で書きますね。
とにかく、中学1年生の頃から俺は音楽が大好きでした。


技術部という部活

中学校での新生活が始まり、
俺と綿貫は友達ではなく、お互いにクラスで孤立している頃、
クラスのみんなは様々な部活へ仮入部(体験参加)を行っていました
休み時間に生徒の話題は、「どの部活に入るか」ということばかりで、

「サッカー部は先輩が怖かった」とか・・・
「園芸部はラクらしい」とか・・・

部活に関する色んな噂や体験談でクラスが盛り上がっていたのを覚えています。でも俺はその話題でみんなと盛り上がれませんでした・・・
というのも、俺は仮入部を全く行っていなかったからです。

俺も他の生徒同様、「仮入部たくさんするぞ〜」と思っていたのですが、
全部の仮入部を忘れてすっぽかしてました・・・


余談ですが、小学校時代の俺はゲームが大好きで勉強は興味ないみたいな人だったので、中学校でも仮入部のことを忘れて家帰ってゲームしてたんでしょうね・・・コードフリークが懐かしい。


仮入部を行える期間も残り僅かになり、もうすぐ部活を選ばなきゃいけないという期限が間近に迫った頃、どこの部活にも仮入部しないのはヤバすぎると感じた俺は、マイナーな文化部へ仮入部を行います

その部活の名前は【技術部】。

部活の名前からは何をしている部活か分からないし、部室は学校の端っこにあって分かりにくい。クラスの話題に上がるわけもない・・・
そんな謎の部活が技術部です。

俺「仮入部しないとヤバいし、技術部がちょうど仮入部の募集してたから、よく分からないけど、行っとこう・・・」

俺は技術部への仮入部希望者の集合場所に向かいました。


技術部仮入部希望者の集合場所は、学校一階の下駄箱エリアのすぐ横、学校新聞とか張り紙をまとめてる掲示板の前でした。

生徒にとって、そこは普段の学校生活で立ち止まるような場所ではないので、集合場所としては逆に分かりやすかったのかもしれません。

まだ慣れない校内で集合場所の掲示板を見つけ、掲示板の前で俺以外の仮入部希望者と出会います。

それは綿貫でした
俺と同じようにクラスで孤立しているということだけ知っている、でも話したことはない。そんな状態でした。

当時、掲示板の前で交わした綿貫との初めての会話を、なんとなく俺は覚えています。


俺「同じクラスの人だよね、技術部の仮入部?」
綿貫「そう、君もそうなのかい?」
俺「へ〜ここで待ってたらいいのかな」
綿貫「多分そうだよ」


同じクラスだよね、技術部の仮入部?みたいな・・・
こんな感じの会話をした気がします。
綿貫はとても優等生だったので、
「君もそうなのかい?✨」くらいはガチで言ってたと思います。

お互いに猫を被って、探り合ってるような感じの会話・・・
これが俺と綿貫のファーストコンタクト。


仮入部後、俺と綿貫は技術部に入部しました
しかも俺たちはむちゃくちゃ仲良くなりました

技術部は、
「帰宅部にはなりたくないが、きつい部活動はしたくない」
みたいな人が集まってた謎部活でした。

受験勉強してる先輩がいたり・・・
PCで青鬼を遊んでる先輩がいたり・・・
ロボットコンテストに向けたロボットをレゴで作ってる先輩がいたり・・・
窓から女子テニス部の生徒とお話ししている先輩がいたり・・・

でもそういう自由な雰囲気が俺には心地よかったし、何より部活とは思えないほどゆるくて気に入ってました。レゴも面白かった。

火曜と木曜、週2回と活動頻度が少ない技術部でしたが、俺は部室に足を踏み入れた瞬間に早退を宣言して一瞬で帰宅してました。
「こんにちは〜!早退します〜!」って・・・
綿貫も、一緒に遊びに行く日は一瞬で早退してたと思う。


この頃の俺は、
「今日は何をするのかを選択すること」が好きでした。
もしも部活動が頻繁にあったら、
部活がある日は部活して家帰ってお風呂入ってご飯食べて・・・
寝るまでちょっとしか時間がありません。
そんな少しの時間でやれることも少ないし、何より1日の中で俺が自分の行いを選択して自分で決める機会が少なすぎる。俺にとって部活が本当に超やりたい活動なら良かったけど、好奇心旺盛な中学生の俺はやりたいことや熱中することが次々変化します。だから気分で参加を拒否したら怒られるような部活は向いてない。でも部活はなんとなく入ってみたかった。中途半端な好奇心・・・

そんな考え方の俺にとって、早退したい時に音速で早退できて、サボろうと思えばサボれる。そんな技術部はベストマッチでした


綿貫がなんで技術部に入ったかは聞いてない、もしくは聞いたけど俺が覚えてないから分からないけど、

「ゆるい感じが良いと思った」
「受験勉強できるのが良いと思った」

理由はこんな感じだと思います。
彼はむちゃくちゃ真面目で優等生だったから。

とにかく技術部で出会った綿貫と俺は仲良しになりました


-2024年-
ライブの帰り道、下北沢から深夜の松屋に向かう途中で綿貫がこんなことを言ってました

金髪でバンドマンでライブして、こんな深夜に松屋に向かってる。
一流サラリーマンじゃない今の俺を、中学生の俺はビックリするだろうな。

深夜、綿貫の一言

俺は中学生の時から、綿貫がいわゆるサラリーマン的な生き方をしない予感、というか、未来も俺と近いところで生きている予感がしてました。
大当たり!!

技術部に入って、綿貫に出会って本当に良かった。
もし出会っていなかったら、お互いに全く違う人生、といったら傲慢かも知れないけど、違う自分だなって感じ取れるくらいには、違った人物になっていたんじゃないかなぁ

バンド以外でも、綿貫との時間から色んなことを学びました。
綿貫がいなかったら、俺はもっと嫌なやつだったと思う。
かなり嫌なやつだったと思う。

ケバブ丼を頬張る綿貫

俺たちは " LIFE CROWNS "

ここまでの話をまとめると、
中学入学 → クラスで孤立 → 技術部に入部 → 綿貫と仲良くなる
という感じ。

気が付けば、1年生が終わり2年生になりました。
俺と綿貫はまた同じクラスで、担任の先生に、
「お前らは仲が良いから、同じクラスにする」
って言われたことを覚えています。

俺は中学生の頃には音楽が大好きだったから、中学入学して孤立して技術部入って綿貫と仲良くなって、その期間ずっと、毎日音楽を聴きまくってました。
オールジャンル、良いと思ったものはなんでも聴いていたけど、海外のインディーロックとかシューゲイザーが多かった記憶。邦楽は全く知らなくて、Mr.ChildrenとかBUMP OF CHICKENとか、そういうみんな知ってるようなアーティストを初めて聞いたのは21歳くらいの時でした。
正直に言うと、邦楽ダサいって思ってたな。
昔は。
今は邦楽も好きだよ!怒らないで〜!


音楽は大好きだったけど、楽器は弾いたことがありませんでした
ギターとベースの違いも分からなかったし、楽器に関しては本当に何にも知らなかったです。
でも、あることがきっかけで、中学2年生の時に初めてのギターを購入します。(別の記事で書く予定)
2014年、中学2年生の俺はギターを購入して、音楽を作りたくなりました


放課後、普段は行かない公園、夕方だったと思う。
2人でシーソーみたいな遊具に跨りながら、綿貫をバンドに誘いました

綿貫は楽器経験があるわけでもないし、音楽の趣味も全然違った、そもそも音楽の話をしていないと思う。
カラオケで当時全く知らなかったスピッツのチェリーを一緒に歌ったくらいかな・・・。

それでも綿貫とバンドをやりたいと思ったのは、
彼が最高の友達で親友だから
(この記事を読んだ綿貫の涙腺崩壊ポイント)


綿貫をバンドに誘ったその場で、バンド名を一緒に考えました。
お互いに好きな言葉を出し合って、それを合体させることにしました



俺「LIFE」
綿貫「CROWN」


俺が出した言葉 " LIFE " は当時上映していた映画「LIFE!」から
「LIFE!」の広告キャッチコピーは、「生きている間に、生まれ変わろう」。

写真誌「LIFE」で地味な写真管理部の仕事に従事する平凡な男。ヒーローになった自分を空想するのが彼の趣味だった。そんなある日、最終号を飾るはずだった写真のネガが行方不明になり、彼はそのありかを聞き出すために写真家の後を追って冒険に出る。

映画「LIFE!」あらすじ
映画「LIFE!」のポスター

綿貫が出した言葉 " CROWN " はトヨタの車「クラウン」から
綿貫は車が大好きだった。

クラウン

二つの言葉を合体して、" LIFE CROWN "

「名前にバンドっぽさが欲しい」とか
「きっとメンバーが増えるから」とか

そんな理由で、Sを最後に付け足して、
" LIFE CROWNS " が完成しました
life crownに改名するのは、ずっと先の話。
また別の記事で説明します。

中学生の時に作ったロゴ

こうしてバンドを結成したけれど、LIFE CROWNSとして初めてバンド活動を行ったのは高校2年生。それまでの間、楽器を演奏したりスタジオに入るとか、バンド活動は何も行なっていません。

バンド活動はしていなかったけど、チーム名みたいな感じで、" LIFE CROWNS " という名前を使ってました。
" LIFE CROWNS "って名前のLINEグループがあって、そこで遊ぶ約束とかしていた記憶があります。


中学校の技術部で綿貫と出会い、こうして、LIFE CROWNS(現life crown)が始まりました。

第二章へ続く・・・

第一章、完!

俺と綿貫の出会い、バンド結成のお話でした。
今回の【life crownを大解剖】はここまでにします。
次回はギタリスト加入のお話をします

ここまで5491文字。大学生のレポート並みの分量です。

え?長すぎて読めない?
それくらいボリューミーで良いのです。
これはlife crownが大好きな人に向けてのエンドコンテンツなのだから!


最後まで読んでくれてありがとう。
あなたはきっと、life crownが大好きな人だと思うので、
お土産に、新曲のデモテープと歌詞です。
ぜひダウンロードして聴いてみてね〜!

では、また今度会おうね〜!

時々、思い出したみたいに辛くなる
時々、追いつかれたみたいに悲しくなる
胸に穴があるって
比喩ではなくて
本当 かもしれない
と思う 思う
ふわふわ迷って
ふらふらしてる
どこにも着地できない風船
くるくる回って
ゆらゆら辿って
心寂しく飛んでいる

この頃、時は静かに流れている
早過ぎる時間は寂しかった
彼は仕事は辞めた 色々辞めた
誰もが彼を忘れていくだろう
不安ではない
不安ではない
ただ居れたらと思う 思う
ふわふわ巡って
涙流して
どこにも着地できない風船
見えなくなって
気付かれなくて
悲しみも喜びも置いて
心寂しく飛んでいく

ふわふわ
ふわふわ

風船_[歌詞]
life crown

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