子育ては気持ちが9割
コンビニに売ってある日清カップ麺「有名店シリーズ」にはまってカップ麺で全国をまわっているトミーです。名店をまわった気になっているだけとも言う。リアルで名店めぐりは老後の楽しみとしておきたい所です。
▼子ども達との関係性
僕が保育に入るタイミングはというと、スタッフの勤務シフトにより人手が手薄なる早朝保育や居残り保育の時間帯がほとんどであり、現場に入る機会はグッと減りましたが保育に入っている時は、他の業務の事を考える事なく目の前の子ども達の事を中心に考えが切り替わるので、とても貴重な時間だなぁ感じています。まぁそんなこんなで保育入る機会があっても、子ども達の視線の先に僕の存在は入っていなと感じる時は多々あり、子ども達からしたら僕の存在は周りの壁や柱に同化してるのだろうとさえ思ってしまう時もあります(笑)
子ども達はもちろん、いつも身のまわりの事を手助けしてくれる保育者が大好きだし、いつも温かく見守ってくれる保育者が大好きです。保育者の周りで子ども達が安心して遊んでいる姿を見ると、保育者と子ども達の関係性に成長と喜びさえも感じています。心を寄せ安心する存在である保育者がそばにいる。この「安心感」が子ども達のあそびの意欲、自分の身のまわりの事を少しずつやってみようの意欲に繋がっていく。僕はそう思っています。
子ども達にとって視野に入っていない僕ではありますが、距離があるからこそ、子ども達一人ひとりの成長と個性の輝きが見える場面は多くあるとも感じています。しかし僕以上に保育者は子ども達の良さを多く知っている事は事実です。
▼目的をかえてみた職員会
9月の職員会は、いつもと違った形式をとってみる事にしました。いつもは
日々の保育から浮かび上がった事柄や課題をもとに、対話を中心に考察し明日の保育に繋げていくような形式が多いです。この形式の良さはもちろん感じておりますが、最後はまとめや結論を求めてしまいがちになるとも思っています。まとめや結論、また手段や手法の正解を求める事は決して良くない事とは思っておりません。しかしそれを求めすぎると、育ちにくい部分もあるだろうなぁとも思っています。
そこで今回はまとめや結論を目的とした職員会ではなく9月の職員会は次の事を目的としました。
自発的に話してみる事
自分の気持ちを言語化する事で自分の思いや感情の変化に気づく事
他の人の思いに気づく事
話を進める上でのテーマは日々の保育で感じている事を事前に挙げてもらっていて、その中のテーマから関心が高いものを民主的に絞り込み決めました。
▼9月の職員会のテーマ
という事で民主的に決まったのは
(子どもが)気持ちよく睡眠するには
(子どもの)甘えを受け入れるバランスについて
このテーマで話していく上でルールはあって、テーブルに置かれてある「ぬいぐるみ」を持った人が話す。話し終わったら「ぬいぐるみ」をテーブルに置く。これ以外の細かな決まりは、話したい人は何回でも何分でも話して良い。話している時に他の人が口をはさむのは厳禁。話さないもいい。ずっと話を聞いていてても良い。
終わってみての感想はというと、まとめや結論や手段や手法の正解を求めていないのでモヤモヤとしたまま制限時間となりました。しかしモヤモヤしたという事は考えているという事ですし、自発的に話してみる。自分の思いに気づく。他の人の思いに気づくという3つも目的はクリアしていました。このような形式の対話は組織マネジメントの向上にもつながると思っていています。
個人のスキル(技術)は日々の保育の積み重ねである「量」の多さによって次第に身についていくものと思っていますが、組織力というのは人と人のコミュニケーションや対話によって短期間でも飛躍的に伸びる部分はあると思っています。
▼子育ては気持ちが9割?
最近よく本屋さんで「人生は気分が10割」という書籍が目に入ります。この書籍に寄せている訳ではないのですが、自分自身の気分というか、気持ちは子ども達と関わる上での「子育て」にも大きく影響している事があるなぁ、、、と9月の職員会を行ってみて改めて感じました。
日々保育を行っていて思う事は、子ども達も当然に人としての人格者であり一人一人に自我があり、保育者と子ども達の関係性において摩擦があるのは当然です。例えば、食事の好き嫌いをして思うように食事をしてくれない。なかなか寝付いてくれない。使っていない玩具を片づけたら「遊んでたのに」と怒るなど、、、。これは子ども達の特性を考えた上で想定してみました。職員会でも保育者と子ども達との関わりのあれこれとエピソードが出てきました。そこで素直に聞いてみたい事があったので、パンダを手に取り問いかけてみました。
「その時の気持ちって、どんな気持ちだったの」
▼自分の気持ちをお天気マークで表してみる
話を聞いた上でまた「その時の気持ちを5段階で表すとどのくらい」と問いかけてみたのですが、職員会が終わって思った事は5段階という数字で表すより「お天気マーク」の方が分かりやすかったなと思いました。つまりは
快晴 → 気分はとてもよい
晴れ → 気分はよい
くもり → よくもわるくもない
雨 → 気分が落ちている
土砂降り→ 気分がとても落ちている
例えば、、、子どもを何かに誘ったり、何かに促すような言葉かけをした時に、子どもが否定的な反応した時のあなたの気持ちをお天気マークで表すとどんなマーク?
という事です。この時の大人の気持ちによるお天気は、その後の子どもの反応や態度にも影響すると思っています。土砂降りマークだと大人も子どもも最後は疲れ果てていて、子どもとの関係性において良い好循環は生まれないのではないかと思っています。まぁそんな絶望的な事いっても話は進まないので、ここではその時の自分の気持ちを知る(気づく)という事が大切だと思っています。
あぁ今、自分は雨マークだな、、、でもその雨という事を知らないと気持ちは上がっていく事さえも難しいと思っています。気持ちを知るという事が気持ちを上げるきっかけになる。そして最後に9割が気持ちといいましたが、残りの1割は何かというと「子どもを知る」という事、、、と僕は思っています。「子どもはどう思っているんだろう」と観察してみたり、身体的発達や知的発達の物差しの全体を知る。そしてその物差しのどのあたりにいるのだろうと考えてみたりする事。ここは少し専門的な部分になるのかぁと思います。これが9月職員会を行っての僕の振り返りでした。ちゃんちゃん。
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