見出し画像

保育園で音楽フェスを行うこと

最近、ローカルなバス停の面白い名称探しにはまっているトミーです。こんばんは。先日、香川町内で「川添温泉口」というバス停を発見しました。しかし付近には温泉の「お」の字も見当たらないくらい山と工場ばあるくらいでした。


▼保育園で音楽フェスを行う意味

「保育園で音楽フェスやってるなんて、ここくらいでしょ!」と言われる事があります。あまり他の保育園さんと比較した事はありませんが、きっと保育園で音楽フェスをやっているのはここ(みいろ)くらいだろうなぁ、、、と思っております。それも保育園の経営とは別に保育園の経営者が任意団体を作って、資金集めから企画から運営まで行っているのは本当にここくらいだろうな、、、と思っております。
 単純にそんな事しなくても、運動会とか音楽発表会でいいのでは、、、と言われてもおかしくはありません。(言われた事はありませんが)もちろん運動会や音楽発表会もいいと思います。ただ僕が保育園という機能を最大限に利用して地域にどのように還元していこうと考えて選択したのが、音楽フェスだったという事です。そして保育園という性質上、就学前の子ども達がいるという事が保育園で音楽フェスを行う重要な意味だと思っています。

▼地域を定義し直す

みいろが地域社会の一員としてその役割を果たしている時に、普段の保育を行っている時とみいロックというイベントを行っている時と対象とする地域は同じ地域でも少し違っている気がします。
普段の保育を行っている時の地域は、保護者さんが仕事などの理由によりお子さんの保育に欠ける為に、その間お子さんの保育(保育とは養護の他に教育的な意味も含む)を行うという意味合いで範囲が限定的であります。

みいロックというイベントは、その範囲に限らず保育園が所在する香川町を中心により広くなる。つまりみいロックというイベントを行う時は地域を定義し直す必要があって、高松市香川町を中心とした全域であると考えています。それは高松市を超えて香川県まで範囲が広がる事もあれば、県外までも広がる事もある。という意味での全域です。

▼音と人

保育園という特性上、子ども達を置き去りにして考える事は絶対にできなくて、地域の子ども達に何を伝え何を残す事ができるかという事はずっとずっと考えます。音楽と人との関係性については、あまり深く知りませんし専門的な知識にを得ておりませんので断言して言えませんが、きっと生まれる前から子ども達は、お腹の中でお母さんの心拍音を聞いているでしょうし、胎教というように外から聞こえる音に反応していると思います。その音のリズムやテンポから心地よい音や不安な音を聞き分けていると思っています。お母さんが笑っている時の声の音、不安で泣いている時の声の音、怒っている時の声の音。それにも反応してお腹の中で動いているかもしれません。

つまり音と人は絶対に切っても切り離せない関係性にあって、心地よい音やリズムを感じ安心する。早いテンポとリズムの音を感じると身体を動かしたくなる。運動もリズム感が必要。ホップ、ステップ、ジャンプとか、かけっこする時の走るリズムとかーーーー。みいロックが音楽なのは音を感じどう表現するか、そして何を選択するか。

▼実現したい未来

みいロック2024のステージでシンガーであるyumieさんはおっしゃられておりました。「音楽は音楽でもこんなジャンルを超えた音楽フェスは他にはない」と。例えばロックフェスならロックばかり、ジャズフェスならジャズばかり。僕が考えるみいロックのロックとは、「ごちゃまぜ」というニュアンスのロックと思っています。それが「みんないろいろ それがいい」というみいろのロックである。つまり「みいロック」という事。

僕は保育園を経営している役割として、子ども達にたくさんの選択肢を用意したいと考えています。僕は幼少期にバスの運転手になる事が夢だったのですが、その夢を描いた根拠はと言いますと、ただ母親が専業主婦で自動車の免許を持っていなかったので母親と一緒に出かける際はいつもバスを利用していました。だからバスが他の誰よりも身近にあって大きなハンドルを握って運転するバスの運転手さんに憧れを持ったのではないかと思っています。
そう考えると子ども達にとって身近に存在しないものは、なりたい夢の選択肢にも入らないのではないか思っています。

人と関係性の深い音をより身近に感じ、童謡、キッズソング、ダンスからジャズやロック、またはポップスとアートなど色々なジャンルやそれを奏でる道具やそれを演奏する人に興味を持ち、選択肢の中の1つとして子ども達に取り込んでほしい。そしてその楽しさや表現の喜びを大人がやっているように感じ身体を動かしてほしい。それが意欲となって夢中になって取り組んでほしい。


子ども自ら選んで挑戦する事は、時に困難を迎えようが越えられると思っていますし万が一、挫折してしまったとしても次の選択肢を知っていれば選んで挑戦する事もできる。挫折から得る事も多くあるし、また他の挑戦していた事がうまくいって自信に繋がった時に、挫折していた事に再挑戦する意欲となっているかもしれない。子ども達の力は無限大。そのきっかけ作りと選択肢を用意する事。それが僕の実現したい未来なのかなと思っています。さてさて子ども達の未来は明るい。ちゃんちゃん。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?