見方の話。
今ちょうどYouTubeで無料公開のコナンのアニメを見ているトミです。
無駄のない流れすぎてびっくりしてますね。シンフォニー号殺人事件凄すぎる。なんの無駄もない流れで怖いですね本当。アニメを普段あまり見ないので本当に数年ぶり単位で久しぶりに見てるんですけど本当に最初の30分がうますぎる。感心しちゃう。すごい。今一旦止めてこれ書いてるんですけどすごいわ。まじで。
アニメに限らず自分が書くようになってからたくさんのものに「うまいな〜」とか思うようになってきてます。あんまり良くないなとは思うんですけどどうしても思っちゃう。逆にそれは「うまくないな〜」も思っちゃうからです。特に自分の台本によく思うし。コンテンツを正常に楽しめなくなってるやうに思ってしまう。
いつぞやの犯人をただひたすらに推理しながら見ていた名探偵コナンはどこに行ってしまったんだろうとか思ったり。それは私が変わってしまったから。コナンはずっと変わらずあるのに変わってしまったから私が。たくさん物事を知ってたくさん未来を予測しようとしてたくさん裏切られて。変わって行った私がコンテンツを正面から楽しむことをさせてくれない。はやくなりたかった大人の私は思っていたより窮屈で退屈な、それでいていやらしい私だったみたい。
でも、また変わることもあるよね。子供と大人だけなんておかしいなって思うんです。その先があったっていいじゃないかって(赤子)→子供→大人→老人→???ってさ。さらにそのハテナの先もあったりして。まだ僕ら幼くて目に見えてないだけでずっと先に僕らも知らない僕らがいる。その時にはコナンを見ながら子供の時とも大人の時とも違う見方をしているかもしれない。いつになるかはわからないけど。
早生まれの友達に誕生日すぎたらお酒飲もうねって言いました。
友達は喜んで「約束ねー!」と言って僕らは小指を結びました。ゆびきりげんまんというやつです。
久々、もしかしたら一度もしたことのないゆびきりが僕には頭に残って。
今はもうしなくなった小さい頃の優しくて暖かい「やくそく」の結び方が成人とやらを迎えた僕には尊く思えたんです。
変わった僕とこれからも変わっていく私を想像してちょっとした感慨に耽っちゃったり。約束守らなきゃなー。
コナン、見終わりました。結構意外な犯人でびっくりでした。忘れた頃にまた見よかな。うまいとかうまくないとかわかんなくなるくらいたくさんのことを学んだ後に何度目かの約束を果たしながらでも。