Sicknote Page.9 親の心子知らず
準備
前回の診察から次に受ける診察まで、なにかできないか。
前回は告知されただけで、何も質問できなかった。だから医師への質問を色々考えました。
納得のいくまで質問はすべきだとも言いますが、ただやみくもに質問しても仕方がない。入院や手術は決まっていても、実際どうするのかはまだこれからになるだろう。
そう思って、本当に聞きたいことを吟味してA4用紙2枚ぐらいにまとめました。質問はGoogle Driveで作成。
診療の経過や、検査結果の内容、予定もGoogle Driveで管理。一部は両親とも共有しました。(IT技術者っていうほどでもないけど、それっぽいでしょ)
これをコンビニで印刷して、持っていきました。
質問した内容は大まかには以下のような感じです。
・病名や進行度合い
・手術のこと(付き添いは必要か、どれぐらいの時間がかかるか)
・術後はどんな感じか
意外と少ないな。ほんとうはもっとあります。
親同伴の受診
親同伴で受診。母も母でいろいろ質問していました。
診察の後に、今後の予定や入院の流れの説明を別途受けるので、そこで大体入院や手術のことはわかりました。
でも今思えば質問したいことの4割は質問できなかったです。
聞くに聞けないというか。なんかすべて「駄目です」って答えられそうで。
例えば、以下のようなことは聞けなかったです。
・完治したら酒は飲めるようになるのか。
・整体に行っているがいつからいけるようになるか。
・摘出した部位は見れるか(個人的に興味があって)。
ただ、この時点でわかったこととしては、以下のことでした。
(医師)今後転移の検査、入院前の麻酔科の検査を行う。
(医師)ロボット内視鏡を使ったダヴィンチ手術で部分的に切り取る。
(医師)専門医師が執刀し、その病院では毎週行われている手術である。
(医師)手術のリスクとしては低いほう。
(医師)抗がん剤などの追加治療はしない。手術で病巣部をとるだけ。
(医師)コロナで面会は制限されるが、手術に付き添いは必要。
(医師)早ければ1週間で退院。デスクワークなら次の週ぐらいからは復帰できる。
(看護師)アメニティセット(入院に必要な日用品)は購入できる。(母はこれにしたほうがいいと言っていた)
(看護師)時間効率的に入院前検査は指示された順番で回って下しさい。(あちこちの窓口に行かないといけないらしい)
(看護師)治療費の心配があるなら高額療養費・限度額の申請をしたほうがいい。
帰宅後、これからの予定をまとめ、必要書類を記入。会社への報告を行い、母と途中まで、電車で一緒でした。
改めて思いましたが、自分は会社の保険以外に保険に入っていなかったので、そのサポートを受けることができません。
がんと告知されている以上、保険もしばらくはいれないだろうなと思っていました。
次回はそのあたりの話をします。