21 75歳の母に学ぶ|女の友情
46歳・女性・おひとりさまが、最高の50歳になるためにしたい100のことをやっていく体験レポートを書いています。
今回は21個目「75歳の母に学ぶ|女の友情」
私のお母さんは75歳。
愛が溢れる、過保護な時もある、ちょっと前の昭和の時代の母。
うちは、お父さんが外でガンガン仕事をして、お母さんが家のことを全てやる、完全分業タイプの家だった。
時代だよね。
お母さんは、料理もできるし、字も綺麗だし、服とかも作れちゃう。
私も、お母さんのような人生を生きるのかなって、ぼんやり思っていたけれど、全然違う人生になってしまった。
独り身で、子どもはいないし、家のことなんて全然やらない(今は前よりずっとマシになったけれど)。
そんな私だけど、お母さんから学んでいることがたくさんある。
ひとつは、女の友情。
私のお母さんには、仲がよくしている友達が何人かいる。
間近でみていて、女の友情は本当に素晴らしいと思ったので、ベスト3の友情アクションを考えてみた。
第一位 一緒に病院についていく
近所に住んでいる友達限定だけど、病院に行くときに、お母さんは友達と、お互いに連れ添っている。
軽めの時もあれば、なにか検査したり、少し怖い時も。
軽めの時は、その後一緒にランチしたり、お茶をしたりしている。
遊びにいく延長で一緒に行っているのだろう。
これね、本当に心強いだろうなって思う。
病院行くのって、しんどい時もあるからね。
怖いし、痛い時もある。
誰か一緒に行ってくれる人がいると、病院にいくことも楽しみのひとつになるんだろうな。
あと、お互いに連れ添っているから、相手に「悪いな」って思っていないように見える。
きっと、家族を誘うより気楽なんだと思う。
家族だと「一緒に行ってもらう」になっちゃうけれど、いつも連れ添っている友達なら「一緒にいく」っていうフラットな関係なんだと思う。
第二位 家に泊める
お母さんには、他県に住んでいる、ちえちゃんという友達がいる。
大学時代からの友達。
ちえちゃんは、母の友達っていうだけでなく、私たち家族の恩人。
何かというと、311の震災の時、東京にいるのが怖かった私たち家族を1週間も家に泊めてくれたのだ。
4人も!
1週間も!
しかも突然なのに!
ちえちゃんは、嫌な顔一つせず、それどころか「きてくれて、楽しい!本当に嬉しいのよ」って言ってくれた。
不安で疲れていた心が、どれだけ癒やされたか。本当に助けてもらった。
そもそも、泊まるって、すごいことだなって思った。
ものすごく記憶に残る、絶対に忘れない。
動物として、巣に入れてもらって、泊めてもらうのって、なにか特別な関係になるのかもしれないね。
私は、ちえちゃんちに泊まってもらった体験から、私も友達をいつでも泊まってもらえる人になりたいと思った。かっこよかったから。
今は、少しだけできるようになったかも。
友達に泊まってもらうと本当に楽しいから、今なら「本当に楽しいのよ」って言ってくれた、ちえちゃんの気持ちがわかる。
第三位 美味しいものを交換し合う
お母さんは、友達たちと、しょっちゅう美味しいものを交換し合ってる。
お菓子とかだけじゃない、昆布とか、醤油やお酢なんかも分け合ってる。
昔のご近所さんって、こういうことしてたのかな?
「ALWAYS 3丁目の夕日」みたい。
なんか、助け合って、励まし合って、癒しあって、生きている感じがするよね。
私も、よくお裾分けをしてもらっている。
料理が下手な私には使いこなせないものもあるけれど、だいたい美味しい。
だてに、70年も生きていないな。やるな。
ちなみに、この女の友情について、お母さんから言葉で教えてもらったわけではない。
「友達には、こう振る舞いなさい」「こういう時には、こうするのよ」なんて言われたことは一度もない。
私が勝手に見ていて、いいなって思ったところなの。
子どもって、やっぱり、背中を見て育つのかな。
読んでくださり、ありがとうございます(^^)/
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